発達障害のある人の遅刻対策7選 遅刻しやすい理由を解説 | キズキビジネスカレッジ  

発達障害のある人の遅刻対策7選 遅刻しやすい理由を解説

こんにちは。就労移行支援事業所・キズキビジネスカレッジ(KBC)です。

発達障害のあるあなたは、遅刻が多いことに悩んではいませんか?

  • 遅刻しないようにしようと思っていてもなぜか遅刻してしまう
  • どのような遅刻対策が有効か、わからない
  • 発達障害に原因があるならどうしようもない

以上のような悩みから、遅刻癖は治らないとあきらめている人もいるかと思います。

しかし、発達障害のある人でも、工夫次第で遅刻を減らすことは可能です。

このコラムでは、発達障害のある人が遅刻しやすい理由や遅刻するときのパターン、遅刻対策について解説します。

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発達障害のある人が遅刻しやすい理由

発達障害のうち、特性に伴って遅刻が多く見られると言われているのがADHDです。

時間感覚がつかみにくいADHDの人も少なくありません。具体的な特性として、以下が挙げられます。

  • 時間の経過を正確に把握できない
  • 時間の見積もりが甘い
  • 未来の予定を具体的にイメージできない
  • 時間に対する焦燥感を感じにくい

以上の特性が強いと出発時間ギリギリまで準備を行い、結果として遅刻しやすくなります。

また、ASDのある人は、そのこだわりの強さから遅刻することがあります。

例えば、以下のような場面が考えられるでしょう。

  • 好きなことに集中しすぎて時間を忘れる
  • 完璧主義のため、準備に時間がかかる

発達障害のある人の遅刻をしやすい原因はさまざまであり、人によって異なります。そのため、自身の特性を理解した上で対策をたてる必要があるでしょう。

発達障害のある人が遅刻するときの4つのパターン

発達障害のある人が特性によって遅刻するパターンには、どのようなものがあるのでしょうか。

この章では、発達障害のある人が遅刻するときのパターンについて解説します。(参考:司馬理英子『大人の発達障害 アスペルガー症候群・ADHD シーン別解決ブック』、参考:星野仁彦『発達障害に気づかない大人たち』

パターン①別のことに過集中している

1つ目のパターンは、別のことに過集中していることです。

発達障害の特性の一つとして、一つの物事や興味・関心のある分野の作業に没頭して、ほかのことに注意が一切引かれない状態になる過集中というものがあります。

この特性は、ASDやADHDのある人に見られることが多いです。

過集中状態では、時間に関係なく、体力が続く限り作業に没頭することがあるため、ほかのことに気が回らなかった結果、遅刻することがあります。

それ以外にも、発達障害の特性としてこだわりの強さがある場合には、仕事の進め方にこだわりがあり、自分のペースで取り組む人もいます。

それゆえ、時間を気にせずに別の作業をしていたことにより遅刻につながるケースも見られるのです。

パターン②整理整頓が苦手で忘れ物が多い

2つ目のパターンは、整理整頓が苦手で忘れ物が多いことです。

ADHDのある人の中には、整理整頓が苦手という特性がある人もいます。

整理整頓が苦手な場合は、いざ出かけようと思っても、持っていくべき物が見つからなかったり、所持品の確認に時間がかかったりしやすいです。忘れ物をして取りに帰ることも少なくないでしょう。

準備に手間取ったり、取りに帰ったりすることで遅刻することがあるようです。

パターン③待ち合わせ時間・場所についての計画が苦手

3つ目は、待ち合わせ時間・場所についての計画が苦手というパターンです。

これは、衝動性や不注意性の特性が強いADHDのある人によく見られるパターンです。

衝動性が強い場合には、待ち合わせ場所について、「ひとまず最寄り駅に着けばどうにかなるだろう」と考える傾向があります。

そして、目的地だけ確認して、交通手段や所要時間を調べずに、予想以上に時間がかかって遅刻するといったケースがあるのです。

また、不注意性が強い場合は、待ち合わせ場所を勘違いしたり、乗り込む電車を間違えることで、遅刻につながったというケースも見られます。

パターン④寝坊をする

最後のパターンは、寝坊をするというものです。

こちらで解説した過集中傾向がある発達障害のある人に顕著ですが、特定の作業に没頭するなどして、夜更けまで作業をしていると、眠るのが遅くなる場合があります。

特に、生活リズムが後ろ倒しになっているときに、朝早くに予定が入っていると、早く眠りに就くことに難しさを感じる人もいます。

また、ASDやADHDがある人は、睡眠リズム障害という、早い時間に寝て早い時間に起きることが困難であるという睡眠障害を併発することも多いです。

結果として、寝坊による遅刻を繰り返すという場合があるようです。

遅刻しがちな発達障害のある人が抱える悩みや困難

発達障害のある人に限らず、遅刻の回数が増えるとさまざまな場面で悪影響を及ぼします。

例えば、職場での信頼を失ったり、人間関係の悪化につながりやすくなったりするでしょう。

また、遅刻が増えることで遅刻による減給や最悪の場合解雇につながり、経済的な面でも損失が発生します。

このようなケースから自己肯定感の低下や罪悪感を感じ、うつや適応障害などの二次障害を発症するリスクも高まります。

発達障害のある人が二次障害を防ぎ、遅刻を克服するためには、本人や周囲が発達障害の特性を理解し、特性にあわせて対策する必要があります。

適切な支援と周囲の理解、そして本人の努力によって、発達障害による遅刻を改善することができます。

なお、遅刻以外にも発達障害の特性によって仕事や私生活で困っていることがあれば、専門の支援機関を利用することをオススメします。

発達障害のある人ができる遅刻対策8選

遅刻は人間関係などさまざまな場面で悪影響を及ぼします。

この章では、発達障害のある人ができる遅刻対策について解説します。(参考:村上由香『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に暮らすための本』

基本的には、個人で対策することになりますが、無理をせず自分のペースで取り入れていきましょう。

自力での対策が難しい場合は、家族や友人などの周囲の人、職場の人の助けを求めることも大切です。

その上で、紹介する遅刻対策を取り入れてみてください。

対策①やることをリスト化する

1つ目の対策は、やることをリスト化することです。これは特に、ADHDのある人やASDのある人に有効な対策です。

やることを徹底的にリスト化しておけば、ある程度はミスを回避できるはずです。

やることに関しては、起きてから出かけるまでや帰宅してから寝るまで、出勤してから退勤するまでなど、日常的にやることや仕事でやるべきことの内容とその所要時間などをそれぞれリスト化しておくとよいでしょう。

また、目的の時間までに準備すべきことが明確になるため、寝坊や遅刻を防ぐことにもつながるでしょう。時間の見積もりが甘かったり、未来の予定を具体的にイメージできなかったりする発達障害のある人には特にオススメです。

具体的な方法として、やることを紙に書きだして、完了したら、線を引いて消すなどの方法が考えられます。

また、リスト化をサポートするツールを使うのも有効です。ツールを使うメリットとして、以下が挙げられます。

  • 可視化することで確認が容易に確実に出来る
  • 一目見てやったかどうか、忘れ物がないかどうかがすぐわかる
  • 所要時間なども自由に設定して書けるため、イメージしやすい

カレンダーや日記、ノート、ToDoリストの全てを一元管理できるアプリなどを、手軽に導入できるツールを利用するとよいでしょう。

なお、業務内容や手順をリスト化することは、ASDのある人にも有効です。ASDのある人は、自分で定めた手順や順序を守ろうというこだわりがあります。リスト化することで、思考が整理されて、筋道を立てて仕事ができるようになります。

自分が落ちついて業務に取り組むためにも、手順や順序などをリスト化してみてください。そうすれば、これまで以上に仕事に集中できるようになるはずです。

対策②アラームを設定する

2つ目の対策は、作業ごとや予定ごとにアラームを設定することです。

これは、過集中のある人、時間経過を体感的に把握しづらい特性のある人に有効です。

発達障害のある人は、自分の関心分野などに高い集中力を発揮できるため、何時間も続けて作業をする過集中という症状を引き起こしやすい傾向にあります。

このようなケースでは、自分の体調や疲労に気づきにくく、食事を忘れて深夜まで仕事をしたりと無理をして作業することも少なくありません。

高い集中力は仕事のパフォーマンスを向上させる利点もあります。一方で、疲労が蓄積して体調を崩せば仕事だけでなく私生活にも影響します。場合によっては寝坊や遅刻につながるでしょう。

あらかじめアラームを設定して、休憩時間をつくれれば、それらの事態を避けられるはずです。アラーム機能を活用して、休憩時間をつくるようにしてみてください。

もちろん、予定を守るためにも、アラームは有効です。支度を開始する時間までアラームとして設定しておくと、後から慌てて準備をして、遅刻をするといったリスクを下げることができます。

人によっては、アラームの設定をしたいが、アラーム音が不快だから抵抗感があるという人もいるでしょう。そのような人には、「おこしてME」というアプリのように、端末に保存してある音楽が鳴るように設定できるものがオススメです。

また、周りにアラーム音を聞かれたくないという人や、作業に集中するためにイヤホンをしているという人は、「イヤホン目覚まし時計」のようなアプリを利用するとよいでしょう。

ほかにも、予定時刻の前にバイブレーションがなるように設定できる機能のあるアプリもあります。

無料で利用できるアプリもたくさんあるので、手軽に利用できるアラームアプリで遅刻対策をしてみてください。

対策③事前に持ち物を準備しておく

3つ目の対策は、事前に持ち物を準備しておくことです。

これは、当日の支度に時間がかかって遅刻しやすい人だけでなく、忘れものをして取りに戻ることが多い人にも効果的です。

事前に持ち物を準備する際は、できるだけ一つのバッグにまとめることをオススメします。

バッグを複数に分けると、バッグごと忘れる可能性もあります。特に普段から持ち歩くものは、一つのバッグにまとめておくとよいでしょう。

もちろん、バッグを複数に分けた上で、忘れないように目に付く場所に並べておくなどの対策も考えられます。しかし、注意がほかの場所に向いた結果、忘れ物をするというリスクにつながります。そのため、できる限り持ち物は一つのバッグにまとめ、複数に分けることは避けるようにしましょう。

また、必要な持ち物をリスト化することも有効な対策です。リスト化については、こちらで解説しています。

発達障害のある人ができるモノに関するライフハックについては、以下のコラムで解説しています。ぜひご覧ください。

対策④毎日の起床と就寝の時間を定める

4つ目の対策は、毎日の起床と就寝の時間を定めることです。

発達障害のある人は、その集中力の高さゆえに夜更かしをしやすい傾向があります。

そういった人は、起床と就寝の時間を定めて習慣化することで、生活リズムを安定させることができます。

大切なのは、起床と就寝の時間だけは厳守するというように、自分の生活上のルールを明確にすることです。

就寝と起床の時間を固定することが難しい場合はまず、起床の時間だけを固定してみるなどの工夫をすることで、習慣化しやすくなります。

また、同居人がいる場合は、就寝の30分前に声を掛けてもらうなど、協力を仰ぐのもよいでしょう。結果として、朝寝坊や遅刻を減らすことができるはずです。

なお、どうしても早い時間に眠れない、早い時間に起きられないという場合は、睡眠リズムを診察してくれる睡眠外来を受診してみるのも良いでしょう。(参考:睡眠リズム障害患者会リンクを貼る文言「睡眠リズム障害診療機関リスト」

対策⑤日頃から所要時間を計測する

5つ目の対策は、日頃から所要時間を計測することという対策です。これは特に、時間の逆算が苦手な人に効果的です。

食事や歯磨きなどの日常動作や、定常的に行っている業務を遂行するのに、普段どれだけの時間がかかっているのかを計測してみてください。

その日のコンディションなどによって、多少の違いはあるかと思いますが、目安となる数値を取ることができるはずです。

そうした特定の行動にかかる時間をメモしたり、記憶したりするようにしましょう。

そうすれば、もし行動と体感時間の間にズレがあったとしても、所要時間をある程度、正確に見積もることができるようになるため、遅刻を減らすことができます。

また、時間を計測する癖をつけて慣らすことで、多少は体感時間のズレも修正できるでしょう。

時間の逆算が苦手で遅刻しやすいという発達特性のある人は、ぜひ生活に取り入れてみてください。

対策⑥前倒しで行動する癖をつける

6つ目の対策は、前倒しで行動する癖をつけることです。

事前準備や下調べが苦手なために計算外の事態が発生したとしても、日頃から予定より早く行動をする癖をつけておけば、リカバリーできる可能性が高まります。

特に、待ち合わせ場所を勘違いしやすい人や遅延や運休が出ているのに、交通情報を調べずに遅刻することが多い人に有効な対策です。

例えば、あと何分あれば遅刻しなかったかを考えて、前倒しで行動する際の時間の目安にしてみてください。

待ち合わせのときは、20分前に着く予定で行くと時間に間に合うなど、遅刻しやすい人はその度合いに応じてルールを作り、前倒しで行動する癖をつけるとよいでしょう。

対策⑦予定時刻を早めに設定してもらう

7つ目の対策は、予定時刻を早めに設定してもらうという対策です。

これはあなた自身ではなく、友人や同僚などにお願いする対策になるため、前提として発達障害の特性について理解してもらう必要があります。

日頃から、「自分と待ち合わせるときは、本来見積もるべき待ち合わせの時刻よりも、早めの時刻を指定してほしい」などとお願いしましょう。

ただし、このときは、時間の目安は明示しない方がよいかもしれません。

というのも、「必ず何分早める」などとはっきりした取り決めがあると、「あと何分遅れても問題ないはずだ」という慢心につながり、結果として遅刻する可能性が上がるからです。

そのため、どのくらい早めに時間を設定するかは、相手に判断してもらうのがよいでしょう。

あなたの方では、提示された予定時刻にとにかく間に合うように行動するよう心掛ければ、致命的な遅刻を防げるはずです。

対策⑧当日にリマインドできる仕組みをつくる

8つ目の対策は、当日にリマインドできる仕組みをつくることです。

具体的には、以下のような方法があります。

  • 机やドアなどの目に付くところに予定を書いた紙を貼る
  • 家族や同居人にその日の予定を確認するよう促してもらう
  • 毎朝、予定帳を確認することを習慣化する
  • アプリでリマインダーを設定する

紙などに予定をまとめる際には、できるだけシンプルかつ目立つようにすることが肝心です。

また、紙媒体のほかにもカレンダーアプリの活用もオススメです。

「Googleカレンダー」のようなカレンダーアプリには、当日になったら画面上に予定を通知してくれるリマインダー機能を持つものが多くあります。

こうしたツールを頼ることで、適切なタイミングで予定を思い出せば、遅刻を減らすことにつなげられるでしょう。

発達障害とは?

発達障害とは、脳の機能的な問題や働き方の違いにより、物事の捉え方や行動に違いが生じることで、日常生活および社会生活を送る上で支障が出る、生まれつきの脳機能障害のことです。(参考: American Psychiatric Association・著、日本精神神経学会・監修『DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル』、こころの情報サイト「発達障害(神経発達症)」、NHK福祉ポータル ハートネット「そもそも「発達障害」って?|大人の発達障害ってなんだろう? - 大人の発達障害」、宮尾益知・監修『ASD(アスペルガー症候群)、ADHD、LD 職場の発達障害』、松本卓也、野間俊一・編著『メンタルヘルス時代の精神医学入門 ーこころの病の理解と支援ー』、福西勇夫・山末英典・監修『ニュートン式 超図解 最強に面白い!! 精神の病気 発達障害編』

発達障害は主に、以下の3つの診断名に分類されます。

  • ADHD(注意欠如・多動症/注意欠如・多動性障害)
  • ASD(自閉スペクトラム症/広汎性発達障害)
  • LD/SLD(限局性学習症/限局性学習障害)

同じ診断名でも、人によって多様な特性が現れるのが発達障害の特徴です。また、いずれかの発達障害のある人は、ほかの発達障害が併存している可能性もあります。

発達障害の概要や種類、原因、治療方法などについては、以下のコラムで解説しています。ぜひご覧ください。

まとめ:発達障害でも工夫次第で遅刻は減らせます

あなたの生活に取り入れられそうな対策はありましたか?

頼れることがあれば、一人で抱え込まずに、周囲の人に頼るようにしましょう。

ぜひ、周囲の人の力も借りながら、発達障害に伴う困難をひとつずつ解決していってみてください。

このコラムが、遅刻に悩む発達障害のある人の助けになれば幸いです。

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よくある質問(1)

発達障害のある人が遅刻するパターンには、どのようなものがありますか?

以下が考えられます。

  • 別のことに過集中している
  • 整理整頓が苦手で忘れ物が多い
  • 待ち合わせ時間・場所についての計画が苦手
  • 寝坊をする

詳細については、こちらで解説しています。

よくある質問(2)

発達障害のある人ができる遅刻対策を教えてください。

以下が考えられます。

  • やることをリスト化する
  • アラームを設定する
  • 事前に持ち物を準備しておく
  • 毎日の起床と就寝の時間を定める
  • 日頃から所要時間を計測する
  • 前倒しで行動する癖をつける
  • 予定時刻を早めに設定してもらう
  • 当日にリマインドできる仕組みをつくる

詳細については、こちらで解説しています。

監修志村哲祥

しむら・あきよし。
医師・医学博士・精神保健指定医・認定産業医。東京医科大学精神医学分野睡眠健康研究ユニットリーダー 兼任准教授、株式会社こどもみらいR&D統括。 臨床医として精神科疾患や睡眠障害の治療を行い、また、多くの企業の産業医を務める。大学では睡眠・精神・公衆衛生の研究を行っており、概日リズムと生産性、生活習慣と睡眠、職域や学校での睡眠指導による生産性の改善等の研究の第一人者。

【著書など(一部)】
子どもの睡眠ガイドブック(朝倉書店)』『プライマリ・ケア医のための睡眠障害-スクリーニングと治療・連携(南山堂)』
他、学術論文多数

日経新聞の執筆・インタビュー記事一覧
時事メディカルインタビュー「在宅で心身ストレス軽減~働き方を見直す契機に」

監修キズキ代表 安田祐輔

発達障害(ASD/ADHD)当事者。特性に関連して、大学新卒時の職場環境に馴染めず、うつ病になり退職、引きこもり生活へ。
その後、不登校などの方のための学習塾「キズキ共育塾」を設立。また、「かつての自分と同じように苦しんでいる人たちの助けになりたい」という思いから、発達障害やうつ病などの方々のための「キズキビジネスカレッジ」を開校。一人ひとりの「適職発見」や「ビジネスキャリア構築」のサポートを行う。

【著書ピックアップ】
ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に勉強するための本『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に勉強するための本(2021年12月、翔泳社)』

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翔泳社公式 【略歴】
2011年 キズキ共育塾開塾(2025年6月現在17校+オンライン校)
2015年 株式会社キズキ設立
2019年 キズキビジネスカレッジ開校(2025年6月現在8校)

【その他著書など(一部)】
学校に居場所がないと感じる人のための 未来が変わる勉強法(KADOKAWA)』『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に勉強するための本(翔泳社)』『暗闇でも走る(講談社)』

日経新聞インタビュー『働けたのは4カ月 発達障害の僕がやり直せた理由』
現代ビジネス執筆記事一覧

【メディア出演(一部)】
2022年 NHK総合「日曜討論」(テーマ:「子ども・若者の声 社会や政治にどう届ける?」/野田聖子こども政策担当大臣などとともに)

監修角南百合子

すなみ・ゆりこ。
臨床心理士/公認心理師/株式会社こどもみらい

サイト運営キズキビジネスカレッジ(KBC)

うつ・発達障害などの方のための、就労移行支援事業所。就労継続をゴールに、あなたに本当に合っているスキルと仕事を一緒に探し、ビジネスキャリアを築く就労移行支援サービスを提供します。2025年6月現在、首都圏・関西に8校舎を展開しています。トップページはこちら→

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