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うつ病のある人が受けられる就職支援 就職支援を受けるメリットを解説

こんにちは。就労移行支援事業所・キズキビジネスカレッジ(KBC)です。

うつ病を経験すると、再就職について、以下のような不安を抱えがちです。

  • 一度うつ病になったら、もう就職できないのではないか
  • こんな自分が働ける職場はないのではないか
  • 就職できたとして、もう一度うつ病を発症するのではないか

しかし、うつ病のある人が受けられる就職支援はたくさんあります。

適切な支援を受けることで、さまざまな不安は解消していき、あなたに合った職場に就職することができます。

このコラムでは、うつ病のある人が受けられる就職支援、就職支援を受けるメリットについて解説します。

あわせて、うつ病のある人の就職支援を行っている支援機関を紹介します。

就職を検討中のうつ病のある人は、ぜひ一度読んでみてください。

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うつ病のある人が受けられる7つの就職支援

この章では、うつ病のある人が受けられる就職支援について解説します。(参考:佐藤隆・著、グロービス経営大学院・監修『職場のメンタルヘルス実践ガイド』、川上憲人『基礎からはじめる職場のメンタルヘルス 改訂版』

実際に就職支援を受けられる支援機関については、こちらから紹介します。

前提:就職支援を受けるときには、必ず医師にも相談しましょう

就職支援をご検討中の人は、必ず主治医にも相談するようにしましょう。

うつ病の経過を継続的に診てきた主治医は、あなたの性格や現状をよく知っているはずです。

現在のあなたが就職支援を受けて就職活動に取り組むべき時期なのかを、適切に判断してくれるでしょう。

また、就職支援を受ける中で、仕事探しがつらくなったり、体調が悪化したりしたときにも、同じく主治医に相談した上で、無理をせずに休養を取ることも大切です。

支援①職業相談

1つ目は、職業相談です。

「どのような職種が向いてるのか分からない」「うつ病の再発をできるだけ防げる仕事はないか」と悩んでいる人は多いのではないでしょうか?

支援機関では、こうした職業に関する疑問や悩みに対して、あなたの状況に寄り添いながら、検討を進めることが可能です。

また、機関によっては、適性検査なども交えながら、あなたの特性に合った職業探しをすることもできます。

支援②雇用枠の検討

2つ目は、雇用枠の検討です。

うつ病のある人の就職活動では、病状の開示と雇用枠の組み合わせから、さまざまな選択肢があります。

  • 障害者手帳をとり、うつ病の経験を明かして障害者雇用で働くか
  • うつ病の経験を明かして一般雇用で働くか

それぞれに給与、待遇、キャリア面などのメリットと注意点があります。

また、あなたが何を重視するかによっても、選択は変わってくるでしょう。

それぞれの選択肢の利点や実際の受け答えなどについて、支援員から詳しい意見をもらいながら、あなたに合った就職活動を進めていくことができます。

支援③職業訓練・スキル講習

3つ目、職業訓練・スキル講習です。

支援機関によっては、一般的なビジネスマナーやPC・文章作成などの基本スキル、簿記・会計・マーケティングなどのスキルを身につけるための講習を実施しています。

また、ハローワークのように職業訓練校と連携して、一日の時間割が組まれた技能訓練を施したり、訓練の成果を発表する技能祭を催したりするなど、学校と同様の形態を取っているところもあります。(参考:東京都 TOKYOはたらくネット「学校生活」

職業に直結しうるスキルを身につけるための就職支援は、一回限りではなく、継続的に行う場合が多いです。

基本的には、入門編から始められるカリキュラムばかりです。安心して利用できるかと思います。

支援④就職活動のサポート

4つ目は、就職活動のサポートです。

具体的には、以下のようなサポートが挙げられます。

  • 履歴書のブラッシュアップ
  • 模擬面接
  • インターン・職場体験先の紹介
  • 職場探しの手伝い

模擬面接だけでなく、インターンを経験することは、就職後の職場定着の観点からも有効です。

また、あなたのうつ病の症状や程度、特性、性格、希望する待遇にあった職場探しのサポートもあります。単独で活動をされている人に比べて、就職を有利に進められるでしょう。

支援⑤メンタル面の相談

5つ目は、メンタル面の相談です。

支援機関によっては、支援機関が利用する人に行う予定の支援をまとめた個別支援計画を策定して、あなたの病状やスキル、就労準備の段階などに合わせた、メンタル面のアドバイスを行っています。

また、メンタル面の相談以外にも、一般的な生活改善についての講習を実施している場合もあります。

例えば、睡眠について科学的に理解を深める研修を行ったり、講師を招いて、ヨガやウォーキングの方法を指南したりするといったイベントを実施しているところもあるようです。

支援⑥職場定着支援

6つ目は、職場定着支援です。

職場定着支援とは、病気や障害のある人が、就労先の労働環境や業務内容に順応し、長く働き続けられるように支援する福祉サービスのことです。

支援機関によっては、就職までの支援だけでなく、就職後の職場定着支援までを行っています。

例えば、就労移行支援事業所の中には、就職先が決まってから6か月まで職場定着支援を行っているところがあります。

具体的には、定期面談などを通じて、利用する人のメンタルケアや、就職後に生じた課題に対する助言などの支援を受けられます。

こうした職場定着支援は、統計的にも、大きな成果を上げていることがわかっています。

職場定着支援を利用していないうつ病などの精神障害のある人の1年後の職場定着率が約42.8%であるのに対し、職場定着支援を利用したうつ病などの精神障害のある人の1年後の職場定着率は約66.4%と、20%以上の差が出ています。(参考:障害者職業総合センター「障害者の就職状況等に関する調査研究」)

職場定着支援については、以下のコラムで解説しています。ぜひご覧ください。

支援⑦ジョブコーチ(職場適応援助者)支援

7つ目は、ジョブコーチ(職場適応援助者)支援です。

ジョブコーチとは、障害のある人の職場適応を支援する職場適応援助者のことです。(参考:厚生労働省「職場適応援助者(ジョブコーチ)支援事業について」

障害のある人が職場への適応に関して課題がある場合、職場にジョブコーチが出向いて、障害の特性を踏まえた専門的な支援を行います。就職後の支援の側面が強いものになります。

当事者の職務の遂行や、職場内のコミュニケーションなどに関して、障害のある人が職場に適応するためのアドバイスをします。

また、障害のある人を雇用する事業主に対して、障害の特性を踏まえた作業の提案や、仕事の教え方などをアドバイスするなど、当事者と事業主双方をサポートしています。

具体的な目標を定めた上で策定される支援計画に基づいて援助を行い、最終的には上司や同僚などの職場の人の自然な配慮(ナチュラル・サポート)に移行することを目指していきます。

ジョブコーチには、以下の3種類があります。

  • 配置型ジョブコーチ:地域障害者職業センターに所属するジョブコーチ
  • 訪問型ジョブコーチ:社会福祉法人などに所属するジョブコーチ
  • 企業在籍型ジョブコーチ:障害のある人を雇用する事業所に雇用されるジョブコーチ

うつ病のある人が就職支援を受ける3つのメリット

この章では、うつ病のある人が就職支援を受けるメリットについて解説します。(参考:佐藤隆・著、グロービス経営大学院・監修『職場のメンタルヘルス実践ガイド』、川上憲人『基礎からはじめる職場のメンタルヘルス 改訂版』

メリット①専門家による具体的なアドバイスが得られる

1つ目のメリットは、専門家による具体的なアドバイスが得られることです。

面接の場でうつ病のことを話すべきかなど、うつ病のある人ならではの悩みや疑問点があるはずです。

うつ病のある人の就職活動に関する知見がある支援機関で就職支援を受ければ、そうした悩みに対して、具体的かつ現実的な回答が得られるでしょう。

また、うつ病のある人のサポート実績が豊富な支援機関であれば、過去の事例などを参考に、よりあなたに合いそうな就職先を提案してもらうことも可能でしょう。

メリット②うつ病の症状に配慮して就職活動を進められる

2つ目のメリットは、うつ病の症状に配慮して就職活動を進められることです。

一般的な就職活動とは異なり、うつ病のある人は、治療と並行して就職活動を進める必要があります。

それゆえ、体調を崩さないよう、体力やペースを意識した仕事探しが求められます。

一人で就職活動を進めていると、負担が大きくなるため、ペース配分や治療とのバランスが崩れることもあるかもしれません。

就職支援を受ければ、専門家からの客観的なアドバイスが得られる上に、一人ではないという安心感も得られます。

メンタル面の安定という意味でも、メリットは大きいでしょう。

メリット③無料で支援を受けられる

公的機関や公的に認可を受けている支援機関の就職支援は、基本的には無料で利用できるというメリットがあります。法定の自己負担が部分的に発生することもあります。

無料と聞くと、あまりサポートが充実していないのではないかと不安に思う人もいるかもしれません。しかし、こちらで紹介するように、多様なサポートを受けることができます。

なお、民間の転職エージェントなども基本的には無料で利用できます。

支援機関を利用しつつ、並行的に転職エージェントも利用するという方法も検討できるでしょう。

うつ病のある人の就職支援なら就労移行支援事業所がオススメ

就職支援の利用を検討している人にオススメしたいのは、就労移行支援事業所です。

就労移行支援とは、一般企業などへの就職を目指す、病気や障害のある人向けに、障害者総合支援法(障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律)に基づいて行われる福祉サービスのことです。(参考:e-Gov法令検索「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」

実際のサービスは、国の基準を満たしたさまざまな民間の就労移行支援事業所が行います。

就労移行支援事業所では、体調管理の方法、職場でのコミュニケーションの基礎スキル、就職に必要な専門スキルなどを学ぶことができます。

さらには、実際の就職活動でのアドバイス、就職後の職場定着支援も含む、総合的な就労支援を受けることが可能です。

就労移行支援事業所は各地にあります。私たち、キズキビジネスカレッジ(KBC)もその一つです。それぞれ特徴が異なるため、気になるところがあれば問い合わせてみてください。

就労移行支援事業所については、以下のコラムで解説しています。ぜひご覧ください。

うつ病のある人の就職支援を行っている支援機関

この章では、うつ病のある人の就職支援を行っている支援機関を紹介します。

どの支援機関を利用するべきか迷うという場合には、お住まいの自治体の障害福祉を担当する部署・窓口に相談してみてください。

詳細を確認したり、実際に各支援機関に相談・見学を行ったりしながら、実際にどの支援機関を利用するかを検討してみてください。

各支援機関にはそれぞれ、あなたとの相性があると思います。

一つの支援機関があなたに合わなかったとしても、そこで就職支援を利用するのはやめると考えるのではなく、別の支援機関も試してみてくださいね。

  • 就労移行支援事業所
  • 精神保健福祉センター
  • 地域障害者職業センター
  • 障害者就業・生活支援センター
  • 障害者就労支援センター
  • 基幹相談支援センター
  • ハローワーク(公共職業安定所)
  • 転職エージェント
  • 地域若者サポートステーション(サポステ)

うつ病のある人が利用できる支援機関について、以下のコラムで解説しています、ぜひご覧ください。

うつ病とは?

うつ病とは、気分の落ち込みや憂うつ感、さまざまな意欲の低下などの精神的症状と、不眠、食欲の低下、疲労感などの身体的症状が一定期間持続することで、日常生活に大きな支障が生じる精神障害・気分障害のことです。(参考:American Psychiatric Association・著、日本精神神経学会・監修『DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル』、厚生労働省「1 うつ病とは:」、厚生労働省「うつ病に関してまとめたページ」、、厚生労働省「うつ病」、国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所「うつ病」、株式会社メディカルノート「うつ病について」、MSDマニュアルプロフェッショナル版「抑うつ症候群」

また、脳の機能が低下している状態、脳のエネルギーが欠乏した状態を指し、脳の中で神経細胞間のさまざまな情報の伝達を担うセロトニン、ノルアドレナリン、ドパミンなどの神経伝達物質のバランスの乱れや、感情や意欲を司る脳の働きに何らかの不調が生じているものと考えられています。

うつ病の概要や症状、治療方法などについては、以下のコラムで解説しています。ぜひご覧ください。

まとめ:うつ病のある人が受けられる就職支援はたくさんあります

あなたの就職活動に利用できそうな就職支援は見つかりましたか?

就職を目指すうつ病のある人が受けられる就職支援は、たくさんあります。

ぜひ、就職活動の悩みを一人で抱え込まずに、就職支援を受けてみてください。

仕事探しがはかどるだけでなく、あなたのストレスを緩和することにもつながるはずです。

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よくある質問(1)

うつ病のある人が受けられる就職支援を教えてください。

以下が考えられます。

  • 職業相談
  • 雇用枠の検討
  • 職業訓練・スキル講習
  • 就職活動のサポート
  • メンタル面の相談
  • 職場定着支援
  • ジョブコーチ(職場適応援助者)支援

詳細については、こちらで解説しています。

よくある質問(2)

うつ病のある人が就職支援を受けるメリットは何ですか?

以下が考えられます。

  • 専門家による具体的なアドバイスが得られる
  • うつ病の症状に配慮して就職活動を進められる
  • 無料で支援を受けられる

詳細については、こちらで解説しています。

監修志村哲祥

しむら・あきよし。
医師・医学博士・精神保健指定医・認定産業医。東京医科大学精神医学分野睡眠健康研究ユニットリーダー 兼任准教授、株式会社こどもみらいR&D統括。 臨床医として精神科疾患や睡眠障害の治療を行い、また、多くの企業の産業医を務める。大学では睡眠・精神・公衆衛生の研究を行っており、概日リズムと生産性、生活習慣と睡眠、職域や学校での睡眠指導による生産性の改善等の研究の第一人者。

【著書など(一部)】
子どもの睡眠ガイドブック(朝倉書店)』『プライマリ・ケア医のための睡眠障害-スクリーニングと治療・連携(南山堂)』
他、学術論文多数

日経新聞の執筆・インタビュー記事一覧
時事メディカルインタビュー「在宅で心身ストレス軽減~働き方を見直す契機に」

監修キズキ代表 安田祐輔

発達障害(ASD/ADHD)当事者。特性に関連して、大学新卒時の職場環境に馴染めず、うつ病になり退職、引きこもり生活へ。
その後、不登校などの方のための学習塾「キズキ共育塾」を設立。また、「かつての自分と同じように苦しんでいる人たちの助けになりたい」という思いから、発達障害やうつ病などの方々のための「キズキビジネスカレッジ」を開校。一人ひとりの「適職発見」や「ビジネスキャリア構築」のサポートを行う。

【著書ピックアップ】
ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に勉強するための本『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に勉強するための本(2021年12月、翔泳社)』

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翔泳社公式 【略歴】
2011年 キズキ共育塾開塾(2024年10月現在11校)
2015年 株式会社キズキ設立
2019年 キズキビジネスカレッジ開校(2024年10月現在6校)

【その他著書など(一部)】
学校に居場所がないと感じる人のための 未来が変わる勉強法(KADOKAWA)』『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に勉強するための本(翔泳社)』『暗闇でも走る(講談社)』

日経新聞インタビュー『働けたのは4カ月 発達障害の僕がやり直せた理由』
現代ビジネス執筆記事一覧

【メディア出演(一部)】
2022年 NHK総合「日曜討論」(テーマ:「子ども・若者の声 社会や政治にどう届ける?」/野田聖子こども政策担当大臣などとともに)

監修角南百合子

すなみ・ゆりこ。
臨床心理士/公認心理師/株式会社こどもみらい

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うつ・発達障害などの方のための、就労移行支援事業所。就労継続をゴールに、あなたに本当に合っているスキルと仕事を一緒に探し、ビジネスキャリアを築く就労移行支援サービスを提供します。2024年10月現在、首都圏・関西に6校舎を展開しています。トップページはこちら→

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