うつ病の人に向いてるアルバイトの具体例・特徴・探し方・注意点をまとめて紹介
こんにちは、就労移行支援事業所・キズキビジネスカレッジの伊東里奈(仮名)です。うつ病の当事者・経験者のあなたは、「少しずつなら働けるかも」と思いながら仕事を探しているのではないでしょうか。
仕事をするということは、「金銭を得る」だけでなく「社会と関わっている」という気持ちの面でも重要ですよね。でも、心身の状態によっては複雑な作業や人間関係の構築がなかなか難しいのが、うつ病の悩ましいところです。
仕事の中でも、「アルバイト」という選択肢なら、「少しずつ仕事に慣れていく」ということがしやすいはずです。
今回の記事では、うつ病当事者・経験者のために、向いてるとアルバイトの具体例、特徴・探し方・注意点などをまとめて紹介します。
「これならできるかも!」「この探し方なら見つかるかも」という手助けになれば幸いです。
ご紹介する内容は、あくまでも一般論です。「実際のあなた」や「実際の職場」によっては、向いてるアルバイト(特徴・業務内容・労働環境など)は、紹介するもの以外にも多様にあり得ます。医師やサポート団体とも話しつつ、「実際のあなた」に向いたアルバイトを探していきましょう。
アルバイトに限らず、「うつ病(当事者・経験者)の人に向いてる仕事」については、コラム「うつ病の人に向いてる仕事を紹介〜仕事探しの方法、長くはたらくコツ、サポート団体も〜」をご覧ください。
目次
「うつ病とアルバイト」の、3つの大前提
うつ病の人に向いているアルバイトの特徴や業種などを紹介する前に、まずは3つの大前提をお伝えします。
大前提①医療機関とのつながりを保つ
うつ病の継続的な治療のために、医療機関とのつながりを保っておくようにしましょう。通院や服薬は、自己判断でやめず、医師の指示に従いましょう。
主治医の治療方針に納得いかない場合は、通院そのものをやめるのではなく、セカンドオピニオンを求めて別の病院に行くようにしましょう。
また、実際に求職活動やアルバイトなどを始めてもよいかどうかも、主治医に確認しましょう。
大前提②サポート団体を利用する
アルバイトに限らず、「うつ病と仕事」の相談をできるところはたくさんあります。あなた一人で抱え込まず、ぜひサポート団体と話をしてみてください。
サポート団体の例は、コラム「うつ病の人に向いてる仕事を紹介〜仕事探しの方法、長くはたらくコツ、サポート団体も〜」の、「うつ病の方が向いてる仕事を探すときに利用できる7つのサポート団体」の章をご覧ください。
大前提③前職とうつ病が関係するかを分析する
以前に働いていた方は、「前職とうつ病が関係するかの分析」も大切です(ただしあなた一人で考え込むのではなく、前掲の医療機関やサポート団体と話しながら考えることをオススメします)。
人がうつ病になる原因は、よくわかっていません。
ですが、人間関係のトラブルや、職場での役割の変化(昇格・降格など)をきっかけにうつ病になることはあるようです。(参考:厚生労働省こころの耳「2 うつ病の主な症状と原因」)
つまり、あなたのうつ病のきっかけが前職に関係あるようであれば、うつ病の再発や悪化を避けるために、同じような状況になりそう・同じようなことが起きそうなアルバイトは避けた方がよいかもしれない、ということです。
きっかけの具体例としては、次のようなものが考えられます。
- 職場の雰囲気が体育会系すぎて、ついて行けなくなった
- 人間関係が険悪で、精神的につらくなった
- 業務過多で、キャパシティの限界を超えた
- 業務内容が合っていなくて、ストレスがひどかった
これを受けて、アルバイト選びの際には、次のようなことが考えられます。
- 体育会系のノリが苦手なら、そうでないところを選ぶ
- 業務量が原因なら、量が少ないところや短期・単発のところを探して体を慣らす
「ある状況」をきっかけにうつ病になったのは、「あなたが弱いから」ではありません。状況や出来事をどうとらえるか、また何をきっかけにうつ病になるかは、人によって異なります。ちなみに筆者は、人間関係に多少難がある職場でも、仕事の業務量や内容が自分に合ってさえいれば、割となんとかなるタイプです。前職関連以外にも、「自分の向き不向き」を医師などと一緒に考えることをオススメします。
うつ病の人に向いているアルバイトの6つの特徴
続いて、うつ病の人に向いているアルバイトの特徴を紹介します。
特徴①忙しすぎずマイペースにできる
日々のスケジュールに忙殺されると、どうしても調子が悪くなります。「締め切りが全くない仕事」はないかもしれませんが、体調を見つつ、働きやすいペースを維持しながら働ける環境が望ましいです。
特徴②複雑な業務がない
うつ病の状態ですと、うまく頭が働かず複雑な作業がうまくできないこともあります。簡単な作業を淡々と進める、ルーティンワークのようなアルバイトがオススメです。
特徴③他人とあまり関わらない
うつ病の場合、人間関係にエネルギーを消費しがちだったり、対人関係に悩みやすかったりすることがあります。人の関わりが少ないアルバイトを選んだ方がよいでしょう。
特徴④休みやすく、勤務時間が一定
「特徴①忙しすぎずマイペースにできる」とも通じますが、うつ病の人は、急に体調・メンタルが悪くなることもあります。急な休みをとりやすいアルバイトを探してみてください。
加えて、「勤務時間が一定であること(不規則ではないこと)」も望ましいです。理由としては、うつ病が悪化することを防ぐためには、安定した生活リズムを維持することが必要だからです。勤務時間が一定だと、起床時間や就寝時間に大きな変動が生じません。
特徴⑤重い責任を負わない
責任が重い仕事は、プレッシャーに通じ、うつ病再発・悪化のきっかけとなることがあります。「責任の全くない仕事」はありませんが、(あなたの基準で)重い責任があるアルバイトは避けた方がよいでしょう。
特徴⑥職場として、うつ病に理解がある
KBCの見聞きする範囲では、うつ病の方の職場満足度が高いときには、「うつ病について、周囲の理解を得ている」ことが多いです。よって、理解のあるアルバイト先を見つけて、診断もオープンにできると、よりよいかと思います。
「理解のある職場をどうやって見つければいいのかわからない」「オープンにしたくない」「オープンにしたいけど、伝え方に迷う」などはありえるでしょう。そうした相談も、サポート団体で可能です。
うつ病の人の、アルバイトの探し方
うつ病の人のアルバイトの探し方について、具体例を紹介していきます。
探し方①「アルバイト うつ病」などのキーワードでネット検索する
インターネットで「アルバイト うつ病」「うつ病でもできるバイト」などとで検索すると、求人サイトがヒットすることがあります。
そうした求人サイトを見てみると、「うつ病の人を歓迎しているアルバイト」や「うつ病などの疾患がある人に配慮のあるアルバイト」が見つかりやすいと思います。
探し方②先に自分ができることを洗い出して仕事を選ぶ
今の自分にどんな仕事・作業ができそうかを、洗い出して確認しましょう(例:データ入力)。
これまでの職歴から考えることもできますし、様々なアルバイト求人の内容を参考にメモしていく方法もあります。
その上で、改めてアルバイト求人サイトでその「できそうな仕事・作業」を検索したりすると、求人が表示されます。
探し方①で見つからなくても(「うつ病の方歓迎」などと書かれていなくても)、業務内容をよくよく確認すると「これ、自分もできるのでは?」という求人も見つかっていきます。
探し方③うつ病の人向けに仕事を紹介しているサイト・団体で探す
実は、うつ病などの精神疾患になった人向けの求人を紹介している団体やサイトがあります。以下に例を紹介しますので、気になったところがあったら確認してみてください(他にもありますので、ネット検索などで探してみましょう)。
(1) ハローワーク
ハローワークでは、障害(うつ病も含む)のある人の就職活動を支援するため、障害について専門的な知識をもつ職員・相談員を配置し、仕事に関する情報を提供したり、就職に関する相談に応じたりするなど、きめ細かい支援体制を整えています。(参考:ハローワーク「障害のある皆様へ」)
ハローワークの全国一覧はこちらです。
(2) 病気・障害のある人に特化した求人サイト・エージェント
病気・障害のある人に特化した求人サイトや求人エージェントもあります。そうしたところでは、障害者雇用枠(※)にも力を入れていたり、アルバイト以外の働き方(契約社員・正規雇用)の求人も紹介されていたりすることが多いです。
【例】
・マイナーリーグ
・DIエージェント
・クローバーナビ
※障害者雇用の詳細は、コラム「障害者雇用で働くための条件とは〜メリット・注意点・サポート団体なども紹介〜」をご覧ください。
(3) 東京しごとセンター
東京都民及び東京での仕事を探している方は、「東京しごとセンター」の利用が可能です。
東京しごとセンターは、<しごとに関するワンストップサービスセンター>です。一人ひとりの適性や状況を踏まえたきめ細やかな就業相談、就職活動や就職後に役立つ知識・スキルを習得するための各種セミナーや能力開発、求人情報の提供・職業紹介など、就職に関する一貫したサービスを提供しています。
「様々な事由により就労することが困難な方を対象とした、専門サポートコーナーの窓口」もあります。(参考:東京しごとセンター「はじめてご利用の方」)
東京以外の方も、お住まいの道府県・市町村に類似の仕組みがないか、調べてみることをオススメします。
探し方④正規雇用登用があるかを確認する
この「探し方」は、「必ず検討しなくてはいけない」というものではありませんので、参考としてご覧ください。
それは、アルバイト求人を探す際に、「その職場に、正規雇用への登用制度があるかを確認する(求人探しの条件に、正規雇用への登用制度を含めるかどうかを検討する)」というものです。
特に、(将来的に)正規雇用で働きたいと思っている方には、オススメの確認ポイントです。実際にアルバイトを始めてから、仕事内容や職場環境が合っていると思った場合には、仕事のモチベーションにつながるでしょう(ただし、制度があるからといって、必ず正規雇用になれるわけではありません)。
「まだアルバイトとしても採用されてないのに気が早いのでは?」と思う方もいるかもしれませんね。ですが、「条件や待遇が似ている、興味のある求人」が複数あるようでしたら、志望の優先度を考える際に利用しても良いと思います。
うつ病の人にオススメのアルバイトの具体例
ここからは、具体的なバイトの種類と内容について紹介します。先述のとおり、こちらはあくまで「例」です。実際のあなたに向いてるバイトは、サポート団体などと話すことで、より具体的かつ多様に見つかっていくと思います。
例①倉庫内の作業
倉庫内の作業は、黙々と作業をこなすことが多いアルバイトです。主には、注文書などを見ながら商品を探したり、梱包をしたり、検品したり、といった業務を行います。また、コミュニケーションがあまり必要ない職場もあるようです。
ただ、倉庫内を動き回るので体力は必要でしょう。体調が万全でない人は注意が必要です。
例②清掃業
清掃業も、①と同じく、黙々と作業をする、コミュニケーションが少ない職場もある、ただし体力が必要なアルバイトです。
また、ルーティンワークが多い(傾向がある)ことも特徴です。毎日同じ業務を行いたい人には、こちらの方が向いているでしょう。
例③バックヤード・品出し
スーパーマーケットやドラッグストアなどのバックヤード・品出しも、コミュニケーションがあまり多くない、ルーティンワークの多い(傾向がある)アルバイトです。
主な業務は、足りなくなった商品や配達された商品をお店に並べたり、スーパーなら値引きシールを貼ったり、などがあります。
ただし、お店によってはレジ打ちなどの別業務も兼任する(または異動する)こともありますので、バックヤード・品出し専門かどうかをよく確認しましょう。
例④データ入力
各種情報のデータをPCで入力していくアルバイトです。PCの基本的な使い方がわかっていれば、難しい仕事ではないことが多いようです。
取り扱うデータや雇用主によっては、在宅勤務も可能です。その場合は、外出の負担も少なくなります。
ただし、文字を追うのが大変な状態ですと、あまりオススメできません。
例⑤一人でできる仕事(在宅ワークなど)
こちらは、具体的な職種というよりは「働き方」の話です。
在宅ワークなどの一人でできる仕事は、自分のペースで進められるため、うつ病の人に向いてます。
ただし、注意点として、「自己管理力が必要」「すぐに気軽に相談できる人がいない」などはあります。
補足:新聞配達について
「うつ病の人には、新聞配達のアルバイトがオススメ」という話を見聞きすることがあります。確かに、新聞配達は、ルーティンワークという利点はあります。
しかし、注意点として、「生活リズムが整わないこと」「体力がかなり必要なこと」「休みを取りづらいこと」があるのも事実です。
「新聞配達が向いてるうつ病の人」も、いらっしゃるとは思います。ですが、私たちKBCの知見としては、「自信を持ってオススメとは言い難いこと」は、正直にお伝えします。
うつ病の人がアルバイトをする上での注意点
「アルバイトを始めたら、しっかり働きたい」とはやる気持ちがあると思いますが、あせりはよくありません。この章では、「実際にアルバイトをする際の注意点」をご紹介します。最初に紹介した「3つの大前提」に加えて、こちらもご留意いただければと思います。
注意点①「ちゃんとやらないと!」と気負いすぎない
「せっかく仕事を任されたのだから、ちゃんとやらないと!」と、職務をきちんと実施しようとすることは、「よいこと」でしょう。
ですが、アルバイトに気負いすぎて再び体調を崩すのは、「よいこと」とは言えないでしょう。
気負いすぎずに働くための気持ちの持ち方などを、医師やサポート団体にも相談してみましょう。
注意点②コンディションが悪いときは休む
コンディションが悪いときは、休むようにしましょう。
なんだかだるいな、ちょっと気分が落ち込んでいるな、と意識しないとわからないレベルの違和感でも、念のため休みましょう。「ちょっとがんばれそうという状態」や「がんばろうとしたくなるとき」にも注意が必要です。
「職場に迷惑かも…」と思うかもしれませんね。ですので、そのためにも、休みやすいアルバイト(業種・職場)を探すことをオススメします。
注意点③できること・できないことなどをリストアップする
アルバイト先の仕事について、今の自分にできる仕事・できない仕事をリストアップしてみましょう。
そして、「無理だな」と思う仕事を頼まれたときには、断ってみる勇気を持ってみてください(断る際の言葉や言い方などは、医師やサポート団体に相談できます)。
依頼された仕事に何でも挑戦してみる気持ちは、一般論としては大切「かも」しれません。ですが、「現在の自分ができる範囲で仕事をする」と意識してみてください。
うつ病の人は、発症前はできていたことが苦手になることもあります(文章の読み書きなど)。
「前はできていたのに、なんでできないの?」と自分に不甲斐なさや怒りなどを感じるかもしれません。そんなときは、体が「これ以上無理をするのはよくないよ」と教えてくれている、と思ってみてはいかがでしょうか。
今は無理せずに働き、中長期的に「できること」を増やしていくと意識してみてください。
注意点④体調に気をつける
当然とも言えますが、うつ病の人(うつ病を経験した人)は、体調に気をつけるようにしましょう。具体的には、次のようなことを意識するとよいと思います。
- 生活リズムを一定にする(早寝早起きをする)
- 劇的な変化を求めない(あせらない)
- 状態がよい日もあれば悪い日もあることを理解する
うつ病の人には、就労移行支援の利用もオススメ
うつ病の人には、就労移行支援の利用もオススメです。就労移行支援とは、病気や障害がある人の就職を支援する福祉サービスです。「直接的・短期的にアルバイトを紹介するサービス」ではありませんが、中長期的に働くためのスキルなどを身につけることができます。
- 就労を希望する、65歳未満の、病気・障害のある人が利用できます※
- 利用料金は、所得に応じて上限が設けられています
- 利用可能期間は、原則として、最長24か月となります
※個々の病気・障害の程度や勘案すべき事項を踏まえ、お住まいの各地区町村にて、個別に利用の可否が判断されます(障害者手帳は必須ではありません)。
- ビジネススキルの習得:PCスキル、コミュニケーション方法など
- 専門スキルの学習:会計、英語、プログラミング、マーケティングなど
- 体調管理やメンタル面の相談:個別支援計画にあわせた面談
- 就職活動のサポート:雇用枠の検討、面接対策など
- インターン先や就職先の紹介:あなたにあった職場探しの手伝い
事業所によっては、さらに就職後の「職場定着支援」も受けられます。
病気や障害のある人が、就労先の労働環境や業務内容に順応して、長く働き続けられるように支援する福祉サービスのこと。「職場」と「あなた」の間に入って、労働環境や悩み事の相談などを行います。
就労移行支援事業所の詳細は、コラム「就労移行支援とは?サービス内容から就労継続支援との違いまで解説」をご覧ください。
就労移行支援事業所は全国各地にあります。興味が湧いた方は、ぜひ、インターネットで検索してみてください。
私たちキズキビジネスカレッジ(KBC)は、うつ病や発達障害などの人のための就労移行支援事業所です。
- 病気や障害があっても、KBCでは初任給は38万円も
- 通常52%の就職率が、KBCでは約83%
- 通常約1年半かかる就職内定が、KBCでは平均4ヶ月
新宿・横浜・大阪に校舎があり、障害者手帳がなくても自治体の審査を経て利用することができます。遠方の方は、日常的にはオンラインで受講しながら(※お住まいの自治体が認めた場合)、「月に1回、対面での面談」を行います。詳しくは下記のボタンからお気軽にお問い合わせください。
改めて、うつ病とは
そもそも、うつ病とはどんな病気でしょうか。「もうわかってるよ!」と思われるかもしれませんが、復習しましょう。これまでに紹介した内容の理解も深まると思いますので、ぜひご覧ください。
①うつ病の概要
うつ病は、厚生労働省のウェブサイトでは、「気分障害の一種です」として、以下のように説明されています。
②うつ病の原因
人がうつ病になる原因は、現在のところ、よくわかっていません。前掲の厚生労働省ウェブサイトでは、次のように紹介されています。
体調のコントロールが思うようにいかず、メンタル面も落ち込み気味で不安定になるのがうつ病です。
さらに、うつ病になりやすい人の「性格傾向」についても、別のページで以下のように書かれています。
つまり、仕事等に対する責任感の強い人、自分以外の人に気を使う人の場合、うつ病になりやすい傾向があるようです。これらの特徴を踏まえ、どんなアルバイトがよいかなどを考えていきましょう。
まとめ
うつ病の人にはとにかく「今のままではマズイのでは」という「あせり」が生じがちです。うつ病前の状態に戻りたい、ちゃんと働きたい、という切実な気持ちはわかりますが、そこで無理をして悪化させないことが大切です。
医療機関やサポート団体とつながりつつ、アルバイトなどを通じて、少しずつ、小さな「できた」を積み重ねてください。
アルバイトを通じて、「働くことが『できた』」だけでなく「体調を見て休む判断が『できた』」「自分が得意な仕事が何なのか理解『できた』」「お医者さんに相談『できた』」などの、様々な「できた」が見つかるはずです。
それはきっと自信となって、「更なる次の一歩」にも進めると思います。
この記事が、あなたのアルバイト探しに役立ったなら幸いです。
監修キズキ代表 安田祐輔
発達障害(ASD/ADHD)当事者。特性に関連して、大学新卒時の職場環境に馴染めず、うつ病になり退職、引きこもり生活へ。
その後、不登校などの方のための学習塾「キズキ共育塾」を設立。また、「かつての自分と同じように苦しんでいる人たちの助けになりたい」という思いから、発達障害やうつ病などの方々のための「キズキビジネスカレッジ」を開校。一人ひとりの「適職発見」や「ビジネスキャリア構築」のサポートを行う。
【著書ピックアップ】
『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に勉強するための本(2021年12月、翔泳社)』
Amazon
翔泳社公式
【略歴】
2011年 キズキ共育塾開塾(2023年7月現在10校)
2015年 株式会社キズキ設立
2019年 キズキビジネスカレッジ開校(2022年7月現在4校)
【その他著書など(一部)】
『学校に居場所がないと感じる人のための 未来が変わる勉強法(KADOKAWA)』『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に勉強するための本(翔泳社)』『暗闇でも走る(講談社)』
日経新聞インタビュー『働けたのは4カ月 発達障害の僕がやり直せた理由』
現代ビジネス執筆記事一覧
【メディア出演(一部)】
2022年 NHK総合「日曜討論」(テーマ:「子ども・若者の声 社会や政治にどう届ける?」/野田聖子こども政策担当大臣などとともに)
サイト運営キズキビジネスカレッジ(KBC)
うつ・発達障害などの方のための、就労移行支援事業所。就労継続をゴールに、あなたに本当に合っているスキルと仕事を一緒に探し、ビジネスキャリアを築く就労移行支援サービスを提供します。トップページはこちら→
うつ病の自分に向いてるバイトの特徴を知りたいです。
一般論として、次の6点が挙げられます。(1)忙しすぎずマイペースにできる、(2)複雑な業務がない、(3)他人とあまり関わらない、(4)休みやすく、勤務時間が一定、(5)重い責任を負わない、(6)職場として、うつ病に理解がある。詳細はこちらをご覧ください。
うつ病の自分に向いてる具体的なバイトを知りたいです。
例として、次のようなものがあります。倉庫内の作業、清掃業、バックヤード・品出し、データ入力、一人でできる仕事(在宅ワークなど)。理由も含めて、詳細はこちらをご覧ください。