就労移行支援 キズキビジネスカレッジ(KBC) ADHDのある人はフリーランスに向いている? フリーランスで働く体験談を紹介

こんにちは。就労移行支援事業所・ キズキビジネスカレッジ(KBC) です。
このコラムをお読みのあなたは、以下のようなことをお考えではないでしょうか。
- ADHDで会社勤務していても周囲と上手くいかず、できればフリーランスで働きたい
- ADHDでもフリーランスでやっていけるの?
ADHDの特性がフリーランスに向いている・向いていないは、ネット上でも物議を醸すところで、判断に迷っていることと推測いたします。
結論から言いますと、ADHDの特性も特性以外の部分も人によって異なるため、実際のあなたがフリーランスに向いているかどうかは、支援機関などに相談しながら判断するのがよいとなります。
このコラムでは、就労移行支援事業所・ キズキビジネスカレッジ(KBC) の知見に基づき、ADHDのある人がフリーランスに向いているかどうか、フリーランスになる注意点などについて解説します。 (参考:銀河 『発達障害フリーランス 属さない働き方のすすめ』 、福西勇夫、福西朱美 『大人のADHDコントロールガイド』 )
目次
ADHDの特性
フリーランスに向いているか、向いていないかを判断する前に、まずは ADHDにはどのような特性があり、あなたはどの特性に当てはまるかを知る 必要があります。
そもそも向いている・向いていないにも特性がどのようなものであるかによって異なるためです。
ADHDには、大きく分けて以下の2つの特性があります。
-
多動・衝動性
常に動き回ったりするなど、じっとしていられない特性。
衝動的な言動をする特性。 -
注意欠如
集中力が続かなかったり、すぐに注意が逸れたりする特性。
以上の2つに加え、 過剰な集中力や、興味のないことは取り掛からない といった傾向もあります。
ADHDのある人に向いている仕事
前章を読むと欠点ばかりのように感じるかもしれませんが、ADHDの特性は、長所に変える(長所として活きる)ことができます。
長所に変えると、以下の表のとおり、向いている職種が見えてきます。
| 長所 | 向いている職種 | 向いている理由 | |
|---|---|---|---|
| 多動・衝動性 | 行動力がある |
営業職
ジャーナリスト カメラマン 起業家 |
思い立ったらすぐに行動できる
作業場所が1か所に留まらない |
| 注意欠如 |
新しいものに敏感
変化に気づきやすい |
デザイナー
アニメーター イラストレーター |
新しいことをすぐ覚える
ひらめきが多く アイディアが湧きやすい |
また、多動・衝動性や、注意欠如に関わらず、集中力が非常に高いケースである過集中型の場合、向いている可能性のある職種の例には、以下が挙げまれます。
- プログラマー
- エンジニア
- 研究者
集中力が必要とされ、かつ興味のあることはすぐに取り掛かる(興味のないことは取り掛からない裏返し)ためです。
このように、 特性を長所と捉えることによって、向いている職種は多岐にわたります。
ADHDのある人がフリーランスに向いているかは特性と仕事次第
さて、お待たせいたしました!!ここからがいよいよ本題です!
ADHDの人がフリーランスとして活躍できるか(向いているか)は、 「いかに特性を活用するか」 に尽きます。
一般論かつ極端な例を1点挙げますと、事務作業は細かい作業および正確性を最も求められるため、注意欠如型のADHDの人に向いていないとされています。ですので、「会計関係のフリーランス」を目指すのはオススメできないということになります。
逆に言えば、 特性を活かせば、フリーランスとして活躍できる・働きやすくなる・生きやすくなる可能性が高い ことになります。
以下のようなことを検討するのが、フリーランスに向いているか・向いていないかを判断する第一歩ということです。
- 自分の特性は何か
- その特性に向いていると言われる仕事は何か
- その仕事が『実際の自分』や『フリーランス』に向いているのか
ただし、以上のいずれも、「あなた一人」では分析や検討が難しいケースもよくあります。特性についても仕事についても、後述する就労移行支援事業所などの、「発達障害と仕事」をサポートする団体に相談することをオススメします。
そうすることで、「フリーランスに向けて準備を進める」「やはり『雇われる』方が向いてるから、自分に合う就職先を探す」などの道筋も見えてくるはずです。
ADHDのある人がフリーランスになる際の注意点
フリーランスの場合、自分でやるべきことが多岐にわたり、苦手なこともこなさなくてはなりません。
そうした状況では、ADHDの特性は、欠点となりうることもあります。例えば、前述のとおり、注意欠如型のADHDは事務作業が苦手な傾向があります。
そのため、実際にフリーランスになるにあたっては、「メインの仕事」以外に、以下のような対策を検討することも大切です。
- 苦手なことは他人にやってもらう・外注する
- 作業をPCソフト等で自動化する
- 自分専用のマニュアルを用意する
また、これはADHDに限ったことではありませんが、収入です。一般論としては、フリーランスになると収入は安定しません。したがって、「フリーランスになる」のは、一定期間の生活費を確保した上で行うのが望ましいです。副業から始めてみるのも一つの方法です。
ADHDのある人がフリーランスで働く体験談
この章では、「ADHDの特性があり、フリーランスになった人」の体験談を紹介します。
ADHDとは?
ADHD(注意欠如・多動症/注意欠如・多動性障害、Attention-Deficit Hyperactivity Disorder)とは、 不注意性や多動性・衝動性の特性から日常生活などに困難が生じる発達障害の一種のことです。 (参考:American Psychiatric Association・著、日本精神神経学会・監修 『DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル』 、田中康雄・監修 『大人のAD/HD』 、岩波明 『大人のADHD─もっとも身近な発達障害』 、司馬理英子 『ササッとわかる 「大人のADHD」 基礎知識と対処法』 、星野仁彦 『それって、大人のADHDかもしれません』 、e-ヘルスネット 「ADHD(注意欠如・多動症)の診断と治療」 )
ADHDの特性は大きく、以下の2つの特性に分けられます。
- 不注意性:忘れ物やケアレスミスが多い、注意散漫、整理整頓・管理が不得意
- 多動性・衝動性:落ち着きがない、気が散りやすい、後先考えず行動する
ADHDのある人だからといってすべての特性が生じるというわけではありません。いずれかの特性、または複数の特性から困難が生じている人もいます。
ADHDのある人は、必ず不注意性や多動性・衝動性が現れるというわけではなく、人によって特性の現れ方、得意なこと・不得意なことが違う点が大きな特徴です。
ADHDの概要や特性、診断基準などについては、以下のコラムで解説しています。
まとめ:支援機関を利用した方が効率的です
コラム中でもご紹介したとおり、特性や向いてる仕事・働き方は、あなた一人で考えるよりも、発達障害と仕事のサポート団体支援機関を利用した方が効率的です。
ぜひ、就労移行支援事業所などを利用しつつ、あなたに向いた働き方や仕事を探してみてください。きっと見つかります。
よくある質問(1)
- ADHDの自分は、フリーランスに向いているんでしょうか。
-
特性も特性以外の部分も人によって異なるため、一概に「向いてる」「向いてない」と言うことはできません。一般論としては、サポート団体も利用しつつ、以下のようなことを検討することをオススメします。
- 自分の特性は何か
- その特性に向いていると言われる仕事は何か
- その仕事が『実際の自分』や『フリーランス』に向いているのか
よくある質問(2)
- ADHDの人がフリーランスになる際の注意点を知りたいです。
-
フリーランスの場合、自分でやるべきことが多岐にわたり、苦手なこともこなさなくてはなりません。「苦手なこと」への対策を検討しましょう。また、収入が安定しない点にも注意が必要です。 詳細はこちら をご覧ください
監修志村哲祥
監修キズキ代表 安田祐輔
監修角南百合子
すなみ・ゆりこ。臨床心理士/公認心理師/株式会社こどもみらい。
サイト
運営キズキビジネスカレッジ(KBC)
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