就労移行支援 キズキビジネスカレッジ(KBC) 双極性障害で退職を繰り返す理由とは? 長く安定して働くためのポイントを解説

こんにちは。就労移行支援事業所・キズキビジネスカレッジ(KBC)です。
双極性障害の症状により気分の波に振り回されて退職を繰り返しているあなたは、以下のような悩みを抱えていませんか?
- 躁状態でも無理をしてはいけないとわかっていても止められない
- これまでの転職回数を考えると、これからのキャリアが見えず将来が怖い
- 金銭面の不安を解消しつつ、次こそ安定して働ける職場を見つけたい
双極性障害の気分の波により転職を繰り返していると、「今後も同じようなことの繰り返しになるかもしれない」と不安になるかもしれません。
しかし、原因がご自身の意思や能力ではなく気分の波にあると捉え直し、適切なステップを踏めば、強みを活かして長く働ける環境が見つけられるようになります。
このコラムでは、双極性障害で退職を繰り返す原因や退職を検討しているときにすべきこと、退職後に使える経済的支援制度、そして無理なく安定したキャリアを再構築する方法について解説します。
これ以上気分の波に振り回されたくないと考えている人は、ぜひご覧ください。
目次
双極性障害で退職を繰り返す原因とは?
この章では、双極性障害で退職を繰り返す原因について解説します。
原因①躁状態におけるオーバーワークと突発的な判断
双極性障害のある人は躁状態のときに自己評価が一時的に著しく高まり、自身の処理能力を超える業務量を抱え込みがちです。
万能感やあふれる情熱に身を任せることで、知らず知らずのうちに心身の限界を超えた業務を引き受けてしまうのです。
例えば、躁状態のときに自身の状況を把握しないまま勢いで大規模なプロジェクトを引き受けたものの、気づいたときには過重労働に陥っていたり、高揚感のまま突発的に転職や退職を決意したりするケースは少なくありません。
こうした躁状態でのオーバーワークや衝動的な判断が、その後に訪れる強いうつ状態の引き金となることがあるのです。
原因②うつ状態における思考停止と激しい自己否定
うつ状態に転じると思考力や判断力が著しく低下し、日常的な業務や仕事に関連する連絡すら苦痛に感じられるようになります。
また、躁状態のときに当たり前にできていたことができなくなることで、「期待に応えられず申し訳ない」「これ以上チームに迷惑をかけられない」という強烈な自責の念に捉われる場合もあります。
さらに、欠勤が続いて職場と連絡を取ること自体が怖くなり、窮屈さから逃れるように衝動的に退職届を提出するという人も少なくないでしょう。
うつ状態特有の深い絶望感や無力感が、冷静な視野を奪い、退職という極端な決断につながるのです。
原因③自身の体調の波や特性に関する自己理解の不足
自分自身の病状のサインや気分の波が起こるパターンを把握できていないことも、離職を繰り返す大きな要素です。
睡眠時間の変化や焦燥感といった不調の予兆を事前に捉える客観的な視点がないと、無理を重ねて限界を迎えるまで走り続けて、結果として突然動けなくなるということが起こり得ます。
長く安定して成果を出すためには、まずご自身の波や特性を客観的に把握するプロセスが欠かせません。
双極性障害で退職を検討しているときにすべきこととは?
この章では、双極性障害で退職を検討しているときにすべきことについて解説します。
①主治医や産業医への適切な相談
衝動的に退職を決める前に、まずは主治医や産業医に現在の状況を相談しましょう。
今抱いている「辞めたい」という気持ちは、双極性障害による気分の波が引き起こしている一時的な感情である可能性があるからです。
診察を通じて治療方法や治療薬の調整を行ったり、産業医を交えて業務量の調整や労働環境の変更を打診したりすることで、退職を回避できる事例もあります。
第三者である専門家の知見を挟むことで、自分だけでは見えなかった客観的な選択肢に気づけるはずです。
②社内の休職制度や傷病手当金の活用
即座にキャリアを断絶させるのではなく、社内の休職制度を活用して一度立ち止まることを検討してみてください。
今の環境から一定距離を置いて休養期間を確保すれば、治療に専念しつつ今後のキャリアを冷静に見つめ直せるからです。
また、休職中は要件を満たしていれば傷病手当金が給付されるため、金銭的な不安を軽減しながら療養できます。
退職という不可逆な決断を下す前に、制度を活用し、心身を休ませる時間を確保してみましょう。
傷病手当については、こちらで詳しく解説しています。
退職後に活用できる経済的支援制度とは?
この章では、退職後に活用できる経済的支援制度について解説します。
制度①休職中や退職後の生活を支える傷病手当金と基本手当(失業保険)
退職後の焦りを和らげ、生活の土台を守るためには、傷病手当金や基本手当(失業保険)の受給制度をしっかりと把握しておきましょう。
経済的な余裕が失われると、「早く次の仕事を探さなければ」という焦燥感から体調が整わないまま再就職し、再び倒れるという悪循環に陥りやすいためです。
退職前からの継続給付として傷病手当金を受け取りつつ療養に専念し、回復して就職活動ができるようになってから失業保険を利用する方法が考えられます。
傷病手当と失業保険の手続きの時期や要件の確認のため、加入していた健康保険組合の窓口やハローワークに早めに問い合わせてみてください。
傷病手当や失業保険については、以下のコラムで解説しています。ぜひご覧ください。
制度②長期的な生活の安定を図る障害年金
病状の影響が長引き、すぐにフルタイムで働くことが難しい場合は、障害年金の申請を選択肢として検討するのも有効な手段です。
毎月一定の収入が保障される安心感は、焦らず着実に復職を目指すための精神的な土台になるからです。
初診日に加入していた公的年金の種類に応じて障害基礎年金または障害厚生年金が支給され、すでに退職している場合でも条件を満たせば受給することができます。
受給要件や申請書類のハードルがあるため、必要に応じて社会保険労務士などの専門家へのご相談をオススメします。
障害年金の申請方法や受給要件については、以下のコラムで解説しています。ぜひご覧ください。
退職後の生活や次のキャリアに不安をお持ちではありませんか?キズキビジネスカレッジ(KBC)では、体調管理から適職探しまで個別にご相談いただけます。
まずは無料相談でお気軽にお話ししてみませんか?
双極性障害のある人が長く安定して働くためのポイントとは?
この章では、双極性障害のある人が長く安定して働くためのポイントについて解説します。
ポイント①体調の波と適性を正しく把握する自己理解
次の職場で長期的に働くためには、自身の体調の波と得意・不得意の傾向を深く理解することが必須条件となります。
どういったストレス要因で躁状態やうつ状態に傾きやすいのかを知らなければ、どれだけスキルがあっても同じ理由で退職する可能性があるからです。
日常の気分や業務量、睡眠時間などを細かく記録し、どのようなサインが出たらセーブすべきかという自身の取扱い説明書を作ることが効果的です。
徹底した自己理解があってこそ、気分の波に飲み込まれずに安定して働くための土台が完成します。
ポイント②自身の強みを活かせる適切な職場環境や働き方の選択
職場選びでは、採用されやすそうだからという理由ではなく、ご自身の専門性を発揮でき配慮が得られる環境を選ぶ視点が重要になります。
合わない環境に身を置き続けると過度のストレスが蓄積し、再び体調を崩して離職する可能性が高まるからです。
ご自身の強みを活かせる職場であれば、仕事でかかる負荷が小さくなることはもちろん、周りからも重宝され、必要な配慮を依頼しやすくなるでしょう。
また、障害者雇用での就職や、リモートワーク・フレックス制度が整った環境など、無理なく力を発揮できる働き方を選ぶことも有効です。
ご自身の強みを活かすことと、必要な配慮を受けることを両立できる職場を探していきましょう。
ポイント③就労移行支援事業所など支援機関の活用
双極性障害に関する不安や悩みは1人だけで抱え込まず、就労移行支援事業所などの専門の支援機関を頼ることを検討してみてください。
客観的な視点を持つプロと伴走してもらいながら就職活動を進めることで、自分では気づきにくい適性やストレス管理の手法を多角的に分析できます。
メンタルとキャリアの両面に精通した専門家と一緒に準備を進めることが、安定した再出発への近道です。
就労移行支援事業所のキズキビジネスカレッジ(KBC)とは?
この章では、就労移行支援事業所のキズキビジネスカレッジ(KBC)を紹介します。
特徴①徹底した自己理解とハイクラスなビジネススキルの獲得
キズキビジネスカレッジ(KBC)では、高度な専門スキルの習得と徹底的な自己分析を組み合わせたプログラムを提供しています。
過去の経験で培った能力を無駄にせず、自身の特性と調和した適職を再発見していただくためです。
WebマーケティングやIT、ファイナンスなどの実用的なビジネススキルを学びながら、自身の体調管理法やストレスへの対処法をプロとともに学ぶことができます。
自己理解と高度なスキルが組み合わさることで、自信を持って納得のいく転職活動に臨めるようになります。
特徴②福祉とビジネスのバランスを保った対等なサポート体制
キズキビジネスカレッジ(KBC)のスタッフは、あなたを1人のビジネスパーソンとして対等にリスペクトして伴走します。
障害や病気を過剰に特別扱いせず、ビジネスパーソン同士の対等な視点でサポートすることを大切にしているからです。
また、金融やIT、人材など多種多様な業界出身のスタッフが在籍しており、福祉の枠組みにとどまらない実践的なキャリア相談が可能です。
特徴③高い一般雇用就職率と職場定着率
キズキビジネスカレッジ(KBC)では、全体の就職実績のうち一般雇用での就職率が58%という高い実績を継続して出しています。
単なる就職支援にとどまらず、利用者様の強みと企業側のニーズを精密にマッチングさせている成果と言えます。
また、最短4か月での内定を実現しており、さらに就職6か月後の職場定着率は95%という水準を誇ります。
「もう一度自分の力を試したい」「今度こそ長く安定して働きたい」という想いに応える環境が整っています。
「もう同じ失敗を繰り返したくない」「自分の強みを活かして長く働きたい」とお考えの人は、ぜひキズキビジネスカレッジ(KBC)の無料相談・見学をご利用ください。オンラインでのご相談も承っています。
まとめ:双極性障害があっても自分らしいキャリアを再構築できる
退職という決断は、決してあなたのキャリアの終わりではありません。
むしろ、これまでの無理な働き方をリセットし、ご自身の特性に合った本当の適職に出会うための前向きな選択です。
双極性障害特有の気分の波に悩まされてきた人であっても、正しい自己理解と適切な環境の選択があれば、強みを存分に発揮して長く活躍することは十分に可能です。
これまで1人で抱え込んできた重荷を、1度プロのサポートに預けてみませんか?
キズキビジネスカレッジ(KBC)では、あなたの歩んできたキャリアとこれからの希望に向き合う無料相談を実施しています。
長く安定して働ける未来へ向けた第1歩として、お気軽にお問い合わせください。
よくある質問(2)
- 双極性障害で退職を繰り返す原因を教えてください。
よくある質問(2)
- 双極性障害のある人が長く安定して働くためのポイントを教えてください。
監修志村哲祥
監修キズキ代表 安田祐輔
監修角南百合子
すなみ・ゆりこ。臨床心理士/公認心理師/株式会社こどもみらい。
サイト
運営キズキビジネスカレッジ(KBC)
うつ・発達障害などの方のための、就労移行支援事業所。就労継続をゴールに、あなたに本当に合っているスキルと仕事を一緒に探し、ビジネスキャリアを築く就労移行支援サービスを提供します。2026年9月現在、首都圏・関西に12校舎を展開しています。トップページはこちら→


