就労移行支援を利用して就職する方法7選 就職成功事例や自分に合った事業所を見つけるコツを解説 | キズキビジネスカレッジ  

就労移行支援を利用して就職する方法7選 就職成功事例や自分に合った事業所を見つけるコツを解説

こんにちは。就労移行支援事業所・キズキビジネスカレッジ(KBC)です。

就労移行支援を通じた就職を検討中のあなたは、以下のような疑問や不安をお持ちではありませんか?

  • 就労移行支援を利用しても就職できないんじゃないか?
  • 具体的にどのような支援を受けられるのか?
  • 就労移行支援を通じて就職に結びつくのはどういう人?
  • 就労移行支援事業所を選ぶときのコツは?

あなたに合った就労移行支援事業所で支援を受けることで、あなたに合った就職先を見つけることができます。

このコラムでは、就労移行支援を利用して就職する方法や自分に合った就労移行支援事業所を見つけるコツについて解説します。あわせて、就労移行支援を利用した人の就職成功事例や就職に向けて就労移行支援の利用を検討している人からよくある質問を紹介します。

支援の具体的な内容や、実際に就職に至った人の体験談も併せて紹介しますので、就労移行支援に興味や不安があれば、ぜひ読んでみてください。

私たちキズキビジネスカレッジ(KBC)は、就労移行支援事業所の利用を検討している人のための就労移行支援事業所です。

  • 病気や障害があっても、KBCでは初任給は38万円も
  • 通常52%の就職率が、KBCでは約83%
  • 通常約1年半かかる就職内定が、KBCでは平均4ヶ月

神田・新宿・横浜・大阪に校舎があり、障害者手帳がなくても自治体の審査を経て利用することができます。遠方の方は、日常的にはオンラインで受講しながら(※お住まいの自治体が認めた場合)、「月に1回、対面での面談」を行います。詳しくは下記のボタンからお気軽にお問い合わせください。

就労移行支援を利用して就職する方法7選

あなたに合った就労移行支援事業所を選ぶ、治療を継続するなどのポイントを押さえて支援を受けつつ、就職活動に望めば、あなたに合った就職先を見つけることができます。

この章では、キズキビジネスカレッジ(KBC)の知見に基づき、就労移行支援を受けて就職を実現するためのポイントについて解説します。

ただし、ご紹介するポイントを全て網羅していなければ就職できない…というわけではありません。

こういうポイントに気をつけて就職していった人がたくさんいるという安心材料にしてください。

あなたの就職については、就労移行支援事業所にしっかり相談しながら進めることで、よりよい方向に進んで行けると思います。(参考:木津谷岳『これからの発達障害者「雇用」』

ポイント①自分に合った就労移行支援事業所を選ぶ

1つ目は、自分に合った就労移行支援事業所を選ぶことです。

就労移行支援事業所を選ぶ際には、支援員への相談、見学、体験通所を重ねて、ご自身の目で就労移行支援事業所を判断することが、何よりも大切です。

支援内容や雰囲気はウェブサイトだけで判断せずに、少しでも気になる部分があれば、(可能な範囲で)実際に話を聞いたり見学に行ったりしてみましょう。

前もってご自身の目で確認すれば、就労移行支援事業所の雰囲気や支援の内容を把握しやすくなるため、通所中のミスマッチを減らすことができます。

あなたの状況に即して、より効果的な就職支援を受けることができますので、規模や評判の実で判断するのではなく、自分に合っているかどうかという視点で就労移行支援事業所を選ぶようにしましょう。

あなたに合った就労移行支援事業所の見つけ方は、こちらの章でさらに詳しく紹介します。

ポイント②治療を継続して状態を安定させる

2つ目は、治療を継続して状態を安定させるです。

就職活動の準備が始まると、忙しくなることもあり、「もう通院をしなくてもいい」と自己判断で治療をやめる人がいます。

しかし、いざ就職活動が始まると、ストレスや疲労のせいで、また体調を崩すことも珍しくありません。

また、一般雇用にせよ、障害者雇用にせよ、面接担当者は安定して働けそうかという点を見ています。

それゆえ、治療を継続して調子を安定させることは、二重の意味で肝要です。

あなたの健康だけでなく、就職を成功させるという観点からも、治療を続けて安定した状態を保つことを忘れないようにしましょう。

ポイント③就職までの期間に余裕を持つ

ポイント③就職までの期間に余裕を持つ

就職までの期間に余裕を持つというのも、重要なポイントです。

逆に言えば、「就職を焦るあまり、自分の性格・関心と合致しないお勤め先にエントリー・就職することは避けましょう」となります。

短期間のうちに合わない仕事への志望動機を考えるのは難しいですし、面接などもうまく行えない結果、不採用が増えていき、プレッシャーが増えていきます。

仮に採用となっても、仕事内容や職場の雰囲気が自分に合わなければ、ミスマッチゆえに、苦しい思いや不本意な短期離職につながることもあるのです。

焦る気持ちはわかります。

ですが、せっかく就労移行支援を受けるのであれば、焦らずに自分についての理解を深め、より自分に合った仕事を探しましょう。

ポイント④特性や症状を理解して仕事を探す

4つ目のポイントは自分の特性や症状を理解して仕事を探すです。

特に、発達障害のある人は、得意・不得意のムラがはっきり出やすい傾向にあります。

まずはご自身の特性を理解することがポイントです。

一般論としては、ADHDであれば、ミスを咎められない寛容な職場や、発案力が活かせる職種が向いているでしょう。

同様に、ASDであれば、対人折衝の求められない職場や、こだわりの強さを活かせる専門職が向いているかと思います。

また、発達障害でなくても、うつ病などの精神疾患がある場合は、体調や調子の波にあわせて勤務形態を調整できる、労務管理の柔軟なお勤め先だと無理なく働けるかもしれません。

いずれにせよ、就労移行支援を受ける過程で、ご自身の特性や病状を理解しながら、仕事を探すことをオススメします。

ポイント⑤志望する業種・業界を絞り込みすぎない

志望する業種・業界を絞り込みすぎることもまた問題です。

業種や業界を限定しすぎると、求人数自体が限られますし、条件によってはその少ない枠に応募が殺到して、競争率が上がります。

また、就職後に想定と異なる業務を与えられたときに抵抗を感じる可能性もあります。

このように、志望する業種・業界の絞り込みすぎにもデメリットが予想されるのです。

現時点で興味のない業界・業種についても、調べたり支援を受けたりするうちに、次第に興味を持ったり、実は向いていたとわかっていくこともあり得ます。

最初から絞り込まずに、いろんな業界・業種について調べたり、就労移行支援事業所のスタッフに聞いたりしてみましょう。

ポイント⑥就職に対して、変に不安にならない

これまでに紹介してきたような注意点への対策は必要ですが、就職に対して変に不安にならないことも大切です。

うつ病や発達障害による苦労や、その特性による退職経験があったりすると、就職や働くことに不安を覚える気持ちはよくわかります。

しかし、就労移行支援事業所では、スキル・知識、特性、生活、対策など、さまざまなあなたのための支援を受けることができます。

つまりあなたは、ご自身のことを理解して、どのような仕事をしたいのかを決める力、就職活動を進める力、実際に仕事をしていく力を身につけることができる、ということです。

必要な対策は行った上で、「こんな自分にできる仕事はあるんだろうか」「就職しても働き続けることができるだろうか」といった不安は持たず、就職に向けて積極的に進んでいきましょう。

ただしもちろん、不安に思うこと自体は不自然なことではありません。

その不安も、就労移行支援事業所のスタッフなどに相談することで、徐々に解消できると思います。

通所中に病状などが悪化した場合には、治療を優先することになりますが、病状が落ち着いたら再び就職に向かって進んでいけます。

変に不安にならず、就労移行支援の助けを借りながら、就職活動を進めていきましょう。

ポイント⑦雇用枠をしっかりと検討する

ポイント⑦雇用枠をしっかりと検討する

最後のポイントは、雇用枠をしっかりと検討するです。

雇用枠には大きく一般枠障害者雇用があります。

障害者雇用とは、文字どおり障害者を対象として求人・雇用枠のことです。障害者雇用ではない求人・雇用のことを一般枠と言います。

障害者雇用では、発達障害の特性や病気の症状に対して、職場から業務量や業務内容への配慮が得られます。

障害者雇用で働くためには、一般的に障害者手帳の所持が必要です。

実際に、障害者雇用で就職してから「働きやすくなった」と感じる人はいます。

ただし、一般枠に比べると、給与水準やキャリアパスに難点がある場合もあります。

障害や症状の程度や、あなたが何を優先したいかによっても、どちらの雇用枠が合っているかは変わってきます。

なお、ある企業にはクローズ就労・一般枠でエントリーして、ある企業にはオープン就労・障害者雇用でエントリーする、といった方法も可能です。

就労移行支援事業所としっかり相談して、ご自身でも検討した上で、雇用枠を選びましょう。

自分に合った就労移行支援事業所を見つけるコツ5選

この章では、あなたに合った就職に結びつきやすい就労移行支援事業所、つまりあなたに合った就労移行支援事業所を見つけるコツについて解説します。

前提として、就労移行支援事業所を探すときには、自治体や専門機関にも相談したり、気になるところは、可能な範囲で複数見学に行ったりすることが大切です。

というのも、就労移行支援の支援内容はバラエティに富んでいますので、独力やウェブだけで判断するのは難しいからです。

自治体や専門機関に相談すれば、あなたの病気や障害の特性、希望の職種などを踏まえた上で、あなたに合った就労移行支援事業所を紹介してもらえるかと思います。

また、見学に行くことで、実際の雰囲気もわかります。

就労移行支援に関する情報収集も兼ねて、自治体や専門機関の人の意見を取り入れるなど、詳しい人を頼りながら、以下のコツを実践していってください。

コツ①求めているサポートを実施しているか確認する

1つ目のコツは、あなたが求めているサポートを実施しているか確認することです。

これまでにも述べてきたとおり、注力しているサポートやプログラムなど、就労移行支援事業所によって就労移行支援の内容は異なります。

あなたが求めているサポートがあるかを確認しましょう。

例えば、ASDのような発達障害に伴って、コミュニケーションスキルに不安を抱えている場合は、マナー講座、面接時の応答など、サポートが充実している就労移行支援事業所を選ぶのがよいでしょう。

「仕事に役立つPCスキルを学びたい」「簿記の講座を受けて経理職に就きたい」など、就職に向けて学びたいことが明確な人は、そうしたプログラムに力を入れている就労移行支援事業所が向いていると言えます。

就労移行支援事業所へ問い合わせたり、支援員に相談したりする際には、「あなたが必要とするサポートを実施しているか」「どんなサポートに力を入れているのか」を尋ねて、必要としているサポートを得られるか確認するようにしましょう。

ただし、これも前述のとおり、ウェブサイトや問い合わせだけではわからない実際の雰囲気などもあります。

また、ご自身のことをどう表現していいかわからなかったり、現時点で明確な希望がなかったりすることもあるでしょう。

ですので、可能な範囲で実際に見学に行ってみて、直接的にお話しすることをオススメします。

コツ②あなたの病気や障害へのフォロー体制を確認する

2つ目のコツは、あなたの病気や障害へのフォロー体制を確認するです。

通常、就労移行支援事業所には、支援に関わる実務経験や資格を有するサービス管理責任者が在籍しています。

その上で、さらに社会福祉士や臨床心理士などの専門員を配置している就労移行支援事業所もあります。

精神障害がある場合であれば精神保健福祉士、身体障害の場合であれば介護福祉士など、専門職の在籍があるかどうかも、確認する上で重要なポイントの一つです。

こうした専門員が所属する就労移行支援事業所であれば、あなたの抱える病気や障害の実情に即した支援を受けやすくなるでしょう。

ただし、有資格者がいないと適切な支援を受けられないということではありません。

有資格者はいなくても、基本的には各病気や障害に対応しているのが就労移行支援事業所だからです。

したがって資格の有無にこだわらず、あくまでもあなたの病気や障害への対応状況や実績はどうかを確認することに重きを置きましょう。

コツ③見学や体験通所をきちんとする

3つ目は、見学や体験通所をきちんとするです。

医師や病院との相性があるのと同様に、就労移行支援事業所の雰囲気や支援員との相性もあります。

就労移行支援事業所に無理なく通い続けて、就職を実現させるためには、あなたの性格と就労移行支援事業所の雰囲気、または支援員の性格が合っているかが大切です。

見学や体験通所をきちんとして、通所中のイメージを掴むようにしましょう。

また、他の利用者が、どんな様子で過ごしているかを確認してみるのも効果的です。

ぜひ、さまざまな機会を活かしてあなたの性格とマッチした支援員が多くいそうな就労移行支援事業所を見つけてください。

コツ④通いやすい距離・場所を選ぶ

通いやすい距離・場所を選ぶことも、就労移行支援事業所選びには欠かせないポイントです。

あなたの希望を満たす就労移行支援事業所が見つかったとしても、遠方にある場合などは、通うだけで疲れがたまり、就職活動が中々進まない可能性があります。

就職に至るまでには、ある程度の通所期間を要することが多いので、長く、そして無理なく通い続けることを想定して選びましょう。

通いやすい距離・場所かどうかを確認する方法としては、実際に就労移行支援事業所までの道のりを通ってみるなど、ご自身で試してみることをオススメします。

ただし逆に、家から離れることが気分転換になる、近くの就労移行支援事業所には通いたくない、などという場合は、現実的に通える範囲の中で少し遠いところを選ぶという方法もあります。

コツ⑤就職実績や定着実績を調べる

最後のコツは、就職実績や定着実績を調べることです。

「この職業に就きたい」という考えがある人は、就労移行支援事業所への問い合わせの際に、希望する職種での就職実績があるかを、必ず確認しましょう。

例えば、プログラマーになりたいという明確なビジョンがある場合、プログラマーの就職実績が豊富な就労移行支援事業所に通うことで、より目的に合ったサポートを受けられるようになります。

なぜなら、プログラマーとして必要なスキルが学べる講習や、紹介できる就職先の候補がたくさんあることが予想されるからです。

また、就職実績だけでなく、職場定着の実績まで尋ねることが大切です。

職場定着の実績が豊富な就労移行支援事業所ほど、より実際的なカリキュラムを組んでいたり、あなたの特性・症状に合った就職先を勧めたりと、就職後を踏まえたサポートを行っている可能性が高いです。

ただし、実績のない就労移行支援事業所であっても、あなたが希望するサポートを実施したり、フォロー体制が整っていたりする場合もありますので、通所を決める際は総合的に判断するようにしましょう。

就労移行支援を利用して就職した人の体験談2選

この章では、私たち就労移行支援事業所・キズキビジネスカレッジ(KBC)を利用して就職した人の体験談を紹介します。

体験談①高校入学後に引きこもりを経験、適応障害から希望職種への就職を実現

コミュニケーションが苦手なことをコンプレックスに感じていたOさんは、高校入学後のある日、突然学校に行けなくなり、7年間の引きこもりを経験します。

医師による診断では、適応障害ということでした。

引きこもりの状態から社会復帰をするために、アルバイトでの経験を積むことにしたOさんは、その過程で就労移行支援事業所の存在を知ったそうです。

そしてアルバイトからのステップアップを目指して自分に合った就労移行支援事業所を探す中で、スタッフの印象が良く、信頼できると感じた就労移行支援事業所・キズキビジネスカレッジ(KBC)への通所を決めました。

通所を開始したOさんは「Microsoft Office基礎講座」のほかに、生活習慣を変えるきっかけになった「睡眠講座」、スタッフとの「月一回の面談」を通じて、スキルとメンタルの両面から自信を付けていきました。

就職活動の段階では、面接や履歴書の書き方について客観的かつ具体的な指導を受けられたことが、大きな励みになったそうです。

Oさんはサポートを得ながら、希望する事務職への就職を実現しました。

体験談②発達障害の診断を受けて料理人を断念、スキルを身につけて事務職に就職

Sさんは、就労移行支援事業所・キズキビジネスカレッジ(KBC)に通う以前は、料理人として働いていました。

しかし、注文の多い時間帯に、注文を聞きながら料理を作るといったマルチタスクが苦手で、混乱することが悩みでした。

疲れやストレスが溜まって病院を受診したところ、発達障害が判明します。

同時に、職場への不適応から退職を決意しました。

退職後、発達障害の当事者会で就労移行支援について知ったSさんは、キズキビジネスカレッジ(KBC)に通所しながら自分の強みを見つけることにしました。

スタッフの指導を受けながら、Microsoft Officeソフトの使用を含むパソコンスキルを身につけているうちに、退職前に抱いていたあきらめの気持ちが消えて、自信を持てるようになったそうです。

また、利用者同士のチームワークも、モチベーションの向上につながりました。

そして、支援員との相談を重ねるうちに、障害者雇用枠で就労することのメリットを知ったSさんは、パソコンスキルを活かせる職種での就職活動を開始し、事務職への就労を実現しました。

就職に向けて就労移行支援の利用を検討している人からよくある質問3選

この章では、就職に向けて就労移行支援の利用を検討している人からよくある質問を紹介します。

ここで紹介している質問以外にも、気になる点をお持ちの人は多いと思います。

そういった人は、どうぞお気軽に、私たちキズキビジネスカレッジ(KBC)にお問い合わせください。

就労移行支援の詳細については、以下のコラムで解説しています。ぜひご覧ください。

Q1.就労移行支援事業所では、就職後もサポートを受けられる?

就労移行支援事業所によって異なります。

就労定着支援を行っている事業であれば、就職後もサポートを受けられます。

就労定着支援では、一般的な定期面談の他に、就職先での業務内容や業務量の調整といった、職場で長く働き続けるためのサポートが受けられますので、これまで仕事が続かないことでお悩みだった人には、特にオススメです。

障害者職業総合支援センターの統計によると、職場定着支援を受けた人とそうでない人で、1年後の職場定着率に20%前後の差が出ています。(出典元:障害者職業総合支援センター「障害者の就業状況等に関する調査研究」)

関連リンク

Q2.複数の就労移行支援で支援を受けることは可能か?

同じ日に複数の就労移行支援に通うことはできません。

そのため、複数の就労移行支援事業所に通所することは、通常は不可能です。

複数入所ではなく、体験入所で自分に向いているところを見つけたり、入所したけれど合わなかったりしたときには、就労移行支援事業所を変えることはできます。

Q3.就職先が自分に合わなかったら?

③就職先が自分に合わなかったら?

就労移行支援事業所を利用して就職したけれど、結果としてその就職先が合わなかった場合は、退職して問題ありません。

就労移行支援サービスの利用期間内であれば、退職後も同じ就労移行支援事業所で再度支援を受けることもできます。

ただし、誰にも相談せずにすぐに退職することはオススメしません。

職場定着支援の一環として、本人、就労移行支援施設、就労先の三者で、就労環境や待遇の変更に向けて話し合うことが可能ですので、まずは会社と就労移行支援施設に相談しましょう。

就労移行支援とは?

就労移行支援事業所とは、一般企業などへの就職を目指す病気や障害のある人に向けて、就職のサポートをする支援機関のことです。体調管理の方法、職場でのコミュニケーションの基礎スキル、就職に必要な専門スキルなどを学ぶことができ、実際の就職活動でのアドバイス、就職後の職場定着支援も含む、総合的な就労支援を受けることが可能です。

就労移行支援は、障害者総合支援法に基づいて行われる福祉サービスです。実際のサービスは、国の基準を満たしたさまざまな民間の就労移行支援事業所が行います。(参考:e-Gov法令検索「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」

就労移行支援事業所は各地にあります。私たち、キズキビジネスカレッジ(KBC)もその一つです。それぞれ特徴が異なるため、気になるところがあれば問い合わせてみてください。

就労移行支援事業所については、以下のコラムで解説しています。ぜひご覧ください。

まとめ:「あなたに合った就労移行支援事業所」で就職を成功させましょう

就職に向けた就労移行支援を受けたいならば、問い合わせや見学を通じて、あなたに合った就労移行支援事業所を探しましょう

就労移行支援の概要から、就職を実現するためのコツやポイント、事例などを解説してきましたが、具体的なイメージが湧いてきたでしょうか?

繰り返しにはなりますが、前提として大切なのは、あなたに合った就労移行支援事業所を見つけることです。

就職に関するお悩みを率直に話してもらえれば、支援員もアドバイスがしやすくなりますので、まずは気軽に相談してみてください。

その上で気になる就労移行支援事業所があれば、ぜひ、見学や体験通所を行ってください。

このコラムが、あなたの就職に結びつく就労移行支援事業所探しの助けになれば幸いです。

よくある質問(1)

就労移行支援を利用して就職するためのポイントを知りたいです。

一般論として、以下の7点が挙げられます。(1)自分に合った就労移行支援事業所を選ぶ、(2)治療を継続して状態を安定させる、(3)就職までの期間に余裕を持つ、(4)特性や症状を理解して仕事を探す、(5)志望する業種・業界を絞り込みすぎない、(6)就職に対して、変に不安にならない、(7)雇用枠をしっかりと検討する。詳細はこちらをご覧ください。

よくある質問(2)

就職に結びつく就労移行支援事業所を見つける5つのコツを知りたいです。

一般論として、以下の5点が考えられます。(1)求めているサポートを実施しているか確認する、(2)あなたの病気や障害へのフォロー体制を確認する、(3)見学や体験通所をきちんとする、(4)通いやすい距離・場所を選ぶ、(5)就職実績や定着実績を調べる。詳細はこちらをご覧ください。

監修キズキ代表 安田祐輔

発達障害(ASD/ADHD)当事者。特性に関連して、大学新卒時の職場環境に馴染めず、うつ病になり退職、引きこもり生活へ。
その後、不登校などの方のための学習塾「キズキ共育塾」を設立。また、「かつての自分と同じように苦しんでいる人たちの助けになりたい」という思いから、発達障害やうつ病などの方々のための「キズキビジネスカレッジ」を開校。一人ひとりの「適職発見」や「ビジネスキャリア構築」のサポートを行う。

【著書ピックアップ】
ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に勉強するための本『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に勉強するための本(2021年12月、翔泳社)』

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翔泳社公式 【略歴】
2011年 キズキ共育塾開塾(2024年10月現在11校)
2015年 株式会社キズキ設立
2019年 キズキビジネスカレッジ開校(2024年10月現在6校)

【その他著書など(一部)】
学校に居場所がないと感じる人のための 未来が変わる勉強法(KADOKAWA)』『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に勉強するための本(翔泳社)』『暗闇でも走る(講談社)』

日経新聞インタビュー『働けたのは4カ月 発達障害の僕がやり直せた理由』
現代ビジネス執筆記事一覧

【メディア出演(一部)】
2022年 NHK総合「日曜討論」(テーマ:「子ども・若者の声 社会や政治にどう届ける?」/野田聖子こども政策担当大臣などとともに)

サイト運営キズキビジネスカレッジ(KBC)

うつ・発達障害などの方のための、就労移行支援事業所。就労継続をゴールに、あなたに本当に合っているスキルと仕事を一緒に探し、ビジネスキャリアを築く就労移行支援サービスを提供します。2024年10月現在、首都圏・関西に6校舎を展開しています。トップページはこちら→

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