仕事の失敗は誰にでも起こる! 立ち直り方や気持ちの切り替え方を解説

こんにちは。就労移行支援事業所・キズキビジネスカレッジ(KBC)です。
あなたは今、仕事で失敗をして、なかなか立ち直れず落ち込んでいるのではないでしょうか?
たとえ失敗が小さいものでも、気持ちを切り替えられなかった結果、次の失敗に繋がった経験のある人もいるでしょう。
このコラムでは、仕事で失敗したときの立ち直り方や気持ちの切り替え方、失敗を次に生かす方法などついて解説します。
仕事の失敗から立ち直りたい、気持ちを切り替えたい人はぜひ参考にしてみてくださいね。
仕事の失敗が続き悩んでいるあなたへ
キズキビジネスカレッジに相談してみませんか?
- 就職率
- 約83%
など
- 就職まで
- 最短4ヶ月
など
- 初任給
- 38万円
など
相談・見学・資料請求は無料です!
入力約1分。お気軽にお問い合わせください。
目次
仕事で失敗しない人はいません
仕事で失敗をしたとき、あなたはどんな気持ちになりますか?
多くの人は、ミスの大小や立場の上下を問わず落ち込むはずです。気持ちが落ちるからこそ、失敗は悪いものと捉えられる傾向があります。
しかし、失敗をしない人はいません。どんなに真面目な人でも、周りから優秀だと言われている人でも、これまで全くミスをしたことがない人はいないでしょう。
仕事で失敗しない人はいない、と理解するだけでも失敗した後の気持ちが軽くなります。
仕事で失敗が起きる原因
仕事で失敗が起きる要因はかならずしもひとつとは限りません。
この章では、仕事で失敗が起きる原因について解説します。
これから解説する5つの原因を参考に、ご自身の失敗の要因を探ってみてください。
原因①経験・スキル不足
初めて取り組む業務では、特に経験やスキルの不足による失敗が発生しやすいでしょう。
長く同じ仕事をしていると、過去の経験を参考にできます。
しかし、新卒で入社したての頃や転職で仕事が変わったばかりの頃などは、経験が浅くスキルも十分でない場合も少なくないため、ミスが発生しやすいのです。
原因②プレッシャー
あなたは重要な仕事を任されたとき、プレッシャーを感じやすくありませんか?
世の中には、プレッシャーがあるからこそ頑張れる人もいます。
しかし、「うまくやりたい」「期待に応えたい」と強く思う人ほど緊張感が高まりやすいです。過度なプレッシャーは負荷となり、業務に支障が出るケースも。
普段問題なくこなせる仕事でも、過度な緊張が影響して失敗する可能性があります。
原因③慣れからくる油断
こちらで解説したとおり、長期間同じ仕事をしてスキルや経験を身につければ、過去の経験を参考にして失敗を防ぎやすくなります。
一方で、慣れているからこそ起きる失敗もあります。初めてなら注意深く作業するところも、何度か経験があるとおざなりになりがちです。
勤続年数が長く、長期間同じ業務に携わっている場合、油断する瞬間が増えている可能性があります。
原因④準備不足や手順のミス
仕事は締切が設定されているパターンがほとんどですよね。あなたも締切目前で焦り、必要作業を削って時間短縮に努めた経験があるのではないでしょうか。
しかし、本来必要な準備を省いたり、焦るあまり誤った手順で業務を進めたりすると、失敗に繋がりやすいです。
原因⑤コミュニケーション不足
あいまいな指示のまま作業をスタートしたり、必要な報連相を行わなかったりするとミスに繋がります。
とりわけ、チームで作業している場合は小さな齟齬が大きな失敗に発展しやすいです。周囲との連携不足はミスのリスクを高めます。
仕事で失敗したときにとるべき行動
この章では、ミスが発生したときの具体的な対応方法について解説します。
行動①素直に謝罪する
なによりまず大切なのは、素直な謝罪です。
自分のミスが判明した際は、迷惑をかけた相手に対して「すみませんでした」と謝罪の言葉を伝えましょう。
この後に解説する行動にスムーズに繋げていくためにも、まず素直な謝罪が重要です。
ミスの発生直後は焦りや後悔があり、割り切って謝るのは難しいかもしれません。
しかし、謝罪は誠実さを示すために非常に大切な行動です。失敗によって気持ちがモヤモヤするかもしれませんが、切り替えて、できるだけ早い謝罪を心がけましょう。
行動②ミスを正確に分析・把握・報告する
謝罪の後は失敗の対処をする必要があります。失敗について、経緯や発生状況を丁寧に分析・把握し、失敗によって迷惑をかけた相手や上司などに報告しましょう。
可能であれば対処法の提案もおこなうと、失敗に真摯に向き合っている姿勢を示せます。
一方で、焦って対処しようとすると、状況悪化に繋がりかねません。
そのため、実際に対処を行う前に、ミスの分析・把握を行った上で、迷惑をかけた相手や同僚・上司などに報告しましょう。冷静な対応を行うことで、迅速で正確な対処を行うことができます。
行動③周囲の助けを借りて対処する
失敗はマイナスなイメージが強いため、一人で抱え込みがちです。
しかし、一人での対応は時間がかかったり、さらなる失敗を引き起こす危険性があります。失敗したときこそ、周囲に共有して助けを求める意識をもちましょう。
協力の依頼は勇気が必要ですが、思い切って相談することをオススメします。
同じ失敗や似た失敗を経験している人がいる可能性が高いため、力を借りた方が対応も迅速に行なえます。
また、失敗の共有は今後のミス防止への財産になりますので、前向きに捉えてくださいね。
行動④助けてくれた人にお礼を伝える
失敗への対処が済んだら、手を貸してくれた人にお礼を伝えましょう。
失敗は誰にでも発生する可能性がありますが、だからといって「助けてもらって当たり前」といった態度では良い関係構築が難しくなる場合があります。
印象を落とさず気持ちよく働き続けるためにも、感謝を怠らない姿勢が大切です。きちんと周囲にお礼を伝えられることによって、もしまた失敗をしたとしても、周囲からの支援が得やすくなります。
未来への投資であると考え、お礼は丁寧に伝えるとよいでしょう。
仕事で失敗したときのNG行動
この章では、仕事で失敗したときのNG行動について解説します。
行動①失敗を隠す
仕事の失敗において、失敗を隠す行為はもっともNGな行動です。
失敗の影響が広がる、事態が深刻化する、信用をなくすなどの重大なリスクをはらみます。
自分の評価を落としたくない、信頼を失いたくないからこそ、失敗は適切に共有・対処しましょう。失敗への対応は、適切であれば印象の向上に繋がる可能性もあります。
こちらの内容を参考に、丁寧に対応しましょう。
行動②失敗の原因分析をしない
失敗への対処が済むと気持ちが落ち着き、原因分析をしないこともあるのではないでしょうか。
原因に向き合わないと、同じミスを繰り返したり、成長の機会を逃したりする要因になります。
失敗を振り返る行為は、けっして気持ちのよい作業ではありません。ですが、きちんと失敗を分析できていれば、今後起こりうる失敗やミスの防止と自己成長に繋がります。
失敗を糧にする気持ちで前向きに振り返ってみてはいかがでしょうか。
行動③一人で抱え込む
責任感の強い人は、「自分の失敗は自分1人で対処しなければ」と抱え込みがちです。
しかし、一人で背負い込むと、迅速な対処ができず、さらなる失敗やミスに繋がる、などのリスクがあります。失敗を1人で抱え込みそうなときこそ、勇気を出して周囲を頼りましょう。
協力の依頼に抵抗がある場合は、仕事で助け合うのはお互い様だということを意識してみてください。
「次、誰かがミスをしたときに自分が助けよう」と思うだけで依頼のハードルが下がるはずです。
また、もし一人で対処しようとして失敗の影響が拡大すると、より周囲に迷惑をかける結果となります。
失敗による影響を最小限に留めるためにも、抱え込まず迅速に相談するよう心がけましょう。
行動④自分で自分を責め続ける
失敗への対処が終わっても、自分の失敗を責め続けていませんか?
自身の行動を振り返り反省し、次に活かす作業はとても大切です。しかし、自分を責め続けていると気分が落ち、その後のパフォーマンスに影響します。
また、「二度と失敗したくない」と過度に失敗を恐れると成長の機会を逃す可能性も。
失敗は誰でも経験しますので、自分を過度に責める必要はないのです。あくまで経験のひとつとして捉え、失敗の経験を今後に活かすとよいでしょう。
仕事で失敗したときに落ち込む人の特徴
誰しも失敗すると落ち込むはずです。しかし、落ち込み続けるかどうかは、その人の考え方の癖に大きく左右されます。
この章では、仕事で失敗したときに落ち込む人の特徴について解説します。
特徴①極端思考
仕事で失敗したとき、失敗だけに目が向く人は、完璧主義の思考があるかもしれません。
改めて事実を見直すと、以下のようにポジティブな側面に気づけることもあるでしょう。
- 失敗を認め素直に謝れた
- リカバリーは迅速に対応できた
白黒で物事を考える癖がある場合は、0~100点のグラデーションで見つめ直すと失敗の見え方も変わりますよ。(参考:厚生労働省「ポジシェア」)
特徴②責任感が強い
責任感が強い人は、失敗を実際の状況以上に、深刻なものとして捉えがちです。
さらに、周囲からの期待が大きいと精神的な負担も増えます。過度に責任を感じる場合は、失敗を個人化し過ぎている可能性があります。
しかし、仕事には複数の人が関わっていることが多く、失敗が完全に自分だけの責任であるということは少ないのではないでしょうか。
失敗にはいくつもの理由が絡んでいると理解した上で、何もかもが自分の責任だと考えるのではなく、客観的な視点を持って失敗と向き合ってみましょう。(参考:リ・ハート「過剰な責任感の正体:『個人化』という認知のゆがみを手放す方法」)
特徴③周囲と比較しがち
あなたは、他人の長所と自分の短所を比べていませんか?
適度な比較は、自己成長のモチベーションになる可能性もあります。しかし、過度な場合は自己評価を低下させ精神的な不調に繋がるケースも。
特に、仕事で失敗してすぐの頃は、失敗した自分と優秀な同僚や憧れの先輩などと自分を比較し、落ち込みが長引くことがあるかもしれません。
他者との比較の代わりに、自分の小さな成功に目を向けると自己肯定感を育む効果が期待できます。(参考:ひだまりこころクリニック「“どうしても人と比べてしまう”そのクセ、心の仕組み理解と心療内科の視点」)
特徴④他者評価に囚われやすい
承認欲求は誰にでも存在するもので、他人に認められると嬉しい気持ちになりますよね。
しかし、他者評価に囚われやすい人は、仕事での失敗によって「周りからの評価が下がった」と感じるため、落ち込みやすくなるでしょう。
なかでも、自分に自信がない人は、他者評価に囚われやすく、失敗によって「周りから自分は価値のない人間だと思われるかもしれない」などと不安になるかもしれません。
自信をつけて他者評価にとらわれないようにするためには、小さな成功体験の積み重ねが効果的です。
些細なもので十分なので、一日一回できたことやよかったことを見つけてみましょう。自分を褒める習慣をつけると、自己肯定感が高まっていくはずです。(参考:東京経済ONLINE「「周りの評価を気にしてしまう」人に伝えたい秘策」)
特徴⑤自責や自己否定をしやすい
あなたは、「どうせ自分は何もできない」「自分のせいでうまくいかなかった」などと自身へのダメ出しが多くありませんか?
自責や自己否定をしやすい人は、自分が失敗すると自責や自己否定が強まり、なかなか落ち込みから抜け出せなくなることがあります。
しかし、適度な自責や自己否定は悪いものではなく、うまく利用すると自己成長に繋げられます。
自責や自己否定の気持ちが発生したら、「では、どうすればいい?」と、ぜひ次のアクションを具体的に考えてみましょう。
自己否定する自分を肯定しながら前に進めるのでオススメですよ。
特徴⑥芋づる式に過去の失敗を思い出す
ひとつの失敗をしたときに、昔の失敗まで思い出すことはありませんか?。
最近起きた仕事での失敗から過去の失敗を思い出し、ぐるぐると考える反すう思考に陥ると、抑うつ気分につながる可能性があります。
反すう思考は止めようと思うとむしろ思考が止まりにくくなります。
そのため、反すう思考が起きたときは、以下のような方法を試してみてください。(参考:ひだまりこころクリニック「反すう思考(ぐるぐる思考)は病気?失敗や後悔を止めるための3つの方法」)
- 映像を見る
- 運動をする
過去の失敗は自分を責めるためではなく、次に活かすために利用しましょう。
仕事での失敗から立ち直るポイント
この章では、仕事での失敗から立ち直るポイントについて解説します。
ポイント①「Fail Fast」を知る
「Fail Fast」は直訳で「早く失敗せよ」という意味です。早期の段階で失敗し、失敗から学び成長する考えを指します。(参考:日経クロステック「学びとDXに不可欠 Fail Fastの文化醸成」)
つまり、早い失敗は大きな失敗を起こさないための財産になるのです。「Fail Fast」の考えをもっておくと、自分が起こした仕事の失敗も「未来の失敗を防ぐための財産になった」と前向きに捉えやすくなり、立ち直りやすくなるでしょう。
ポイント②失敗=学びと捉える
失敗すると、どうしてもミスをした事実に目がいきがちです。
しかし、以下のように失敗しなければ気づけなかった物事がたくさんあったと思います。
- フォローしてくれた周囲の優しさ
- 「同じミスを二度と起こさない」と思う気持ち
このように、失敗は学びと捉えると自身の成長を感じられ、落ち込みからも立ち直りやすくなるのではないでしょうか。
ポイント③長期的な目線をもつ
仕事はお金を稼ぐ手段であり、生きるために必要な行為です。
多くの人が1日の3分の1程度を仕事に費やしており、人生の多くを捧げていると分かります。一日に占める割合も多い分、失敗すると落ち込む原因になりがちですよね。
しかし、長く付き合うからこそ、失敗した一点に集中せず長期的な目線をもつことが大切です。
数十年単位で捉え直すと、大きく見えていた失敗が小さく見え、落ち込む気持ちが和らぐかもしれません。
ポイント④事実と想像を区別する
あなたは小さなミスを自分の中で大きなミスにしてはいないでしょうか。
失敗について落ち込みが強くなっているとき、事実と想像が混同している可能性があります。
頭の中の出来事を紙に書き出し、実際に起こったことと自分で付け加えた想像を区別すると、自分の思考の癖に気づきやすくなります。(参考:厚生労働省「今の気持ちを書いてみる」、エニキュア(一般社団法人リカレ協会)「感情ノートの書き方を解説!ネガティブ感情の整理とストレス軽減」)
自分の思考の癖を理解した上で、想像を取り除いた事実と向き合うことができれば、想像で落ち込んでいた部分がなくなり、立ち直りやすくなるでしょう。
ポイント⑤他人に興味のある人は珍しい
自身の失敗を周りがどう思っているのか気になり、落ち込む人もいるかと思います。
では、同僚が失敗したとき、あなたはどのくらい気にするでしょうか。よほどのケースでない限り、他人の失敗を過度には気にしないですよね。
このように、他人の失敗に興味のある人は珍しく、それは皆さんが失敗したときも同じなのです。
他人の失敗に興味がある人はそれほど多くない、ということを知っていれば、仕事の失敗で周りの目を気にして落ち込むことも減っていくでしょう。
失敗で怒られたときの気持ちの切り替え方
「失敗したときの叱責が怖い」、「怒られるから立ち直れない」といった人もいますよね。
この章では、失敗で怒られたときの気持ちの切り替え方について解説します。
方法①叱責は人格否定ではないと理解する
あなたは仕事の失敗によって怒られたとき、自分を否定されたと感じませんか?
特に、怒っている相手から「あなたがマイペースだから間に合わなかった」「落ち着きがないから失敗したのでは?」などと、あなたの性格そのものを指摘されると、「人格を否定された」と感じやすいです。
しかし、人は誰しも長所と短所を持ち合わせており、怒られた=悪い性格ではありません。
失敗についての叱責以外は、真に受け過ぎず、ある程度聞き流すことで落ち込むことが減り、気持ちも切り替えやすくなるはずです。
もし人格を否定されたときは、「相手が怒りに任せて発言しているのだ」と冷静に捉えてみましょう。(参考:ダイヤモンド・オンライン「「怒られて落ち込む人」と「怒られ上手な人」でどんな考え方の差があるのか?」)
方法②怒りの対象は問題と捉える
他者からの怒りを真に受けないように、と頭で理解しても、実践するのは難しいですよね。
そんなときは怒られているのは失敗であって、自分ではないと意識しましょう。
実際、正しく怒れる人は失敗した人ではなく、失敗した原因や問題を指摘するはずです。
ミスではなく自分が怒られていると感じやすい人は、まず責の対象は失敗だと捉えてみると、気持ちを切り替えやすくなるはずです。(参考:ダイヤモンド・オンライン「「怒られて落ち込む人」と「怒られ上手な人」でどんな考え方の差があるのか?」)
方法③怒る側の気持ちを考えてみる
何かに怒る反応は、たくさんのエネルギーを使うためとても疲れる行為です。
実際、進んで怒る人は珍しいですよね。そんな中で失敗に対して怒る場合、「失敗を糧にしてあなたに成長して欲しい」という思いが隠れている可能性もあります。(参考:新宿御苑前リワークセンター「怒りと期待」)
「怒られるうちが華」という言葉もあるように、必要な叱責はあなたへの期待の裏返しかもしれません。
「自分を怒った人は、自分の成長を願っている、期待してくれている」とポジティブに捉えると、気持ちも切り替わりやすく仕事のモチベーションにもつながるでしょう。
方法④悪口や罵りには冷静に対処する
これまで怒られたときの捉え方を中心にお伝えしてきました。しかし、怒られる内容によっては冷静な対処が必要な場合もあります。
それは、失敗を理由に、あなたに悪口を言いたいだけ、罵声を浴びせたいだけであるケースです。
人格を否定するワードが中心であったり、辞職を催促したりするような発言は要注意です。
この場合は、完全に相手の問題になりますので真に受けず冷静に対処しましょう。周囲への相談や異動の申し出、場合によっては外部への相談も検討してください。
厚生労働省「あかるい職場応援団」
失敗から立ち直る具体的な手段
怒られた瞬間は気持ちを切り替えられたとしても、なかなか失敗から立ち直れないケースもありますよね。
この章では、失敗から立ち直る具体的な手段について解説します。
手段①休息をとる
疲れていると正常な判断ができなくなったり、さらに失敗したりすることがあります。
そのため、仕事が終わった後や休日は積極的に休むようにしましょう。特に睡眠は翌日のパフォーマンスに大きく影響するため、1日7~8時間の睡眠時間の確保が推奨されています。(参考:西宮改正病院「睡眠と運動パフォーマンスの関係」)
睡眠時間が十分でない場合は、普段よりも早めに寝て、十分な睡眠をとってみましょう。
手段②気分転換をする
あなたはどんな趣味がありますか?
失敗から立ち直るには自分の好きなことをするのも効果的です。もし思いつく気分転換がない人は散歩をオススメします。
身体を動かすと幸せホルモンであるセロトニンが分泌され、心の健康によい効果を与えてくれます。(参考:シンセルクリニック「ウォーキングの効果はいつから?毎日のウォーキングは逆効果!?医師が解説」)
手段③紙に書き出す
頭の中で失敗を反すうしやすい人は、一度気持ちを紙に書き出してみてください。
アウトプットすると自分の頭の中を客観視できます。また、事実はシンプルなのに想像で失敗を誇張していると気づくかもしれません。
紙に書き出し、失敗を事実ベースで捉えやすくなると、失敗から立ち直りやすくなるはずです。(参考:厚生労働省「こころもメンテしよう」)
手段④気持ちを打ち明ける
一人で抱え込みやすい人は、相談できる人を積極的に頼ってみてください。
同僚や家族、友人など、気が置けない仲の人に話してみるのがオススメです。一人暮らしで頼れる人が近くにいない場合は、公的な窓口に相談もできます。
第三者に話を聞いてもらうことで、気持ちが楽になったり、自分では思いつかなかった解決策にで合えたりするかもしれません。
ただし、民間のカウンセラーは資格がなくてもカウンセラーを名乗れるため、利用の際は注意が必要です。可能な限り、公的なサービスの利用を心掛けましょう。
失敗を次に活かす方法
失敗は思い出したくないものですよね。しかし、だからといって忘れようとするだけではせっかくの学びの機会を逃します。
この章では、失敗を次に生かす方法について解説します。
方法①原因分析
まず、失敗が起きた原因を分析しましょう。
こちらで解説した要因を中心に、自分自身の現状と照らし合わせて振り返ってみてください。原因をはっきりと突き止めると、そこから対策も練りやすくなるでしょう。
方法②周囲に意見をもらう
自分だけで仕事の失敗を振り返っていると、どうしても捉え方に偏りが生まれたり、対策が思い浮かばなかったりします。
そのため、話せる範囲の人に仕事の失敗について話すこともひとつです。「どこがダメだったのか」「今後はどうすればいいのか」などの意見をもらってみましょう。
第三者からの意見を知ると、同じ物事でも違った見方ができ、よりたくさんの対策の中から、より適切なものを選び実践できるでしょう。
方法③自分の性格を見直す
改めて自分がどんな性格かを見直すと、発生しやすい失敗を予期できます。
例えば、心配性であればプレッシャーのある状況で失敗しやすい、おおざっぱな性格であれば最終確認を怠りがち、などです。
また、今回起こった失敗が自分の性格によるものではないか、性格が原因になっていれば、どんな性格が原因になっていたのかなどを分析すると、失敗を次に活かせるはずです。
自分の性格が見えにくい場合は近しい人に尋ねてみてもよいでしょう。
方法④同じ失敗をしないための対策を考え実践する
失敗を次に生かすためには、同じ失敗をしないための対策を考えることが何よりも大切です。
ここまで解説した方法を実践した原因分析や自分の性格の見直しなどを行った上で、失敗の原因を考え、明日から実践する対策を決めましょう。
例えば、数値の入力ミスによる失敗が起こったのであれば、以下のような対策が考えられます。
- どんな資料であっても、数値に関しては3回確認する
- 重要書類の場合は、同僚か上司に数値をチェックしてもらう
このような具体的な対策を考えた上で、実際に日常の業務の中で実践することで、同じ失敗を繰り返す可能性を下げられるでしょう。
なお、失敗の再発防止策については、こちらで詳しく解説しています。
失敗の再発防止策
失敗は誰にでも起きる可能性があり、失敗=悪いのではありません。
しかし、同じ失敗を繰り返すと信用に傷がつく可能性も。
この章では、失敗の再発防止策について解説します。
対策①メモをとる
上司からの指示や同僚からの伝達事項などは、忙しいとついメモをとらず、耳で聞いて頭で覚えようとすることもありますよね。
しかし、指示を忘れると再確認に時間をとられたり、直接失敗に繋がったりする可能性があります。
小さな事柄もこまめにメモし、忘れてもメモを見返せば思い出せるようにしておきましょう。
多少面倒でも、日頃からメモをとる習慣をつけておくと仕事で失敗をする確率を下げられるでしょう。
対策②ダブルチェックをおこなう
作業が終了したときの確認を2回以上おこなうダブルチェックも、失敗発生防止に有効です。
一人で行う場合は、これまでに起こった失敗やミスを踏まえたチェックリストを作るのも効果的。
しかし、いくら自分で複数回確認しても、同じ目線だと間違いを看過することもあるはずです。そのため、可能であれば他の人にダブルチェックをしてもらいましょう。
念入りにダブルチェックを実施すれば、大きな失敗を未然に防げます。
対策③優先順位をつけて作業する
複数の業務を並行して進めると、混乱し失敗につながりかねません。
そのため、定期的に自分のタスクを見直し、優先順位をつけてみましょう。タスクの優先順位は、期限や重要度などで柔軟に変化させるとより効果的です。
優先順位をつけて作業すると、焦りも減り、集中して業務をおこなえるようになるため、大きな失敗も起きづらくなるはずです。
対策④周りの人に協力を依頼する
仕事を一人で抱え込み、失敗につながったという人は少なくないでしょう。周囲を頼るのはハードルが高いと感じることもありますよね。
しかし、ミスが発生したときの方が周囲に迷惑がかかるのではないでしょうか。
そのため、「無理をして失敗して負担をかけるより、今頼っておいた方が迷惑にならない」と考えて、ぜひ周囲の人を頼ってみてください。
対策⑤スキルアップに取り組んでみる
失敗の原因として実力不足を感じている場合は、スキルアップに取り組んでみてもよいでしょう。
すぐにできる対策ではありませんが、地道に積み重ねると必ず力になる方法です。
企業によっては昇給・昇格が狙えたり、手当や祝い金の制度もあったりします。
失敗防止だけでなく、自己成長も兼ねて取り組んでみてはいかがでしょうか。
まとめ:失敗は財産!うまく付き合って次に活かそう
失敗は誰にでも起きるもので、次に活かせる貴重な財産です。
失敗の直後は落ち込むかもしれませんが、落ち着いてから向き合うと成長の糧になるでしょう。
本コラムを参考に失敗から立ち直り、次に活かすためのヒントにしてくださいね。
仕事で失敗が起きる原因を教えてください。
仕事で失敗したときにとるべき行動はありますか?
監修キズキ代表 安田祐輔
発達障害(ASD/ADHD)当事者。特性に関連して、大学新卒時の職場環境に馴染めず、うつ病になり退職、引きこもり生活へ。
その後、不登校などの方のための学習塾「キズキ共育塾」を設立。また、「かつての自分と同じように苦しんでいる人たちの助けになりたい」という思いから、発達障害やうつ病などの方々のための「キズキビジネスカレッジ」を開校。一人ひとりの「適職発見」や「ビジネスキャリア構築」のサポートを行う。
【著書ピックアップ】
『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に勉強するための本(2021年12月、翔泳社)』
Amazon
翔泳社公式
【略歴】
2011年 キズキ共育塾開塾(2025年6月現在17校+オンライン校)
2015年 株式会社キズキ設立
2019年 キズキビジネスカレッジ開校(2025年9月現在9校)
【その他著書など(一部)】
『学校に居場所がないと感じる人のための 未来が変わる勉強法(KADOKAWA)』『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に勉強するための本(翔泳社)』『暗闇でも走る(講談社)』
日経新聞インタビュー『働けたのは4カ月 発達障害の僕がやり直せた理由』
現代ビジネス執筆記事一覧
【メディア出演(一部)】
2022年 NHK総合「日曜討論」(テーマ:「子ども・若者の声 社会や政治にどう届ける?」/野田聖子こども政策担当大臣などとともに)
サイト運営キズキビジネスカレッジ(KBC)
うつ・発達障害などの方のための、就労移行支援事業所。就労継続をゴールに、あなたに本当に合っているスキルと仕事を一緒に探し、ビジネスキャリアを築く就労移行支援サービスを提供します。2025年9月現在、首都圏・関西に9校舎を展開しています。トップページはこちら→

