職場のカサンドラ症候群とは? 発症した際の対処法や防ぐ方法を解説
こんにちは。就労移行支援事業所・キズキビジネスカレッジ(KBC)です。
あなたは今、ASDのある社員と適切なコミュニケーションが取れず、精神的、または肉体的に辛い思いをして悩んでいませんか?
もしこのようなことに悩んでいる場合、カサンドラ症候群に該当する可能性があります。
このコラムでは、職場のカサンドラ症候群の概要や発症した際の対処法、防ぐ方法、労災認定の条件について解説します。
カサンドラ症候群とはどのような状態なのか、そして、あなたの症状や悩みを和らげるための最適な方法はどのようなものかを知るためにも、ぜひ一度読んでみてください。
私たちキズキビジネスカレッジ(KBC)は、カサンドラ症候群のある人のための就労移行支援事業所です。
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目次
職場のカサンドラ症候群とは?
職場のカサンドラ症候群とは、ASD(自閉症スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害)のある人と密接に関わる人が、ASDのある人との意思疎通がうまく取れないことにより、精神的苦痛が増加すること、さらには不調を来すことを指します。(参考:岡田尊司『カサンドラ症候群 身近な人がアスペルガーだったら』)
ASDのある人はごく普通に接しているつもりであっても、周囲の人にとっては意思を理解することが難しく、その間で軋轢が生じることで、カサンドラ症候群につながることがあるのです。。
なお、カサンドラ症候群は、ASDのある人と関わる中で増加した精神的苦痛を指すことから、診断名として確立しているわけではありません。
職場でカサンドラ症候群を発症した際の3つの対処法
この章では、職場でカサンドラ症候群を発症した際の対処法について解説します。(参考:岡田尊司『カサンドラ症候群 身近な人がアスペルガーだったら』)
対処法①物理的に距離を確保する
ASDのある人は、意思疎通がうまくできないことで悩んでいます。
そのため、密接に関わるあなたも、ASDのある人の考えや思いを理解できないことに悩むのは、無理もありません。
カサンドラ症候群の症状を緩和するためには、一度ASDのある人と物理的に距離を確保するのが望ましいでしょう。
一度ASDのある人に苦手意識を持つと、その人の行動一つひとつが目につくようになる場合があります。
相手に悪意がないことをわかっているのに、どうしても目につく状態が続くと、自分に嫌気が差し、自己嫌悪に陥ることもあるでしょう。
相手のことはもちろん、自分自身を守るためにも、ある程度の距離を置き、接点を減らすことが大切なのです。
また、ストレスは目に見えるものではありません。気づかない間にストレスで精神的に追い詰められ、症状がひどくなることもあります。そういったことにならないためにも、物理的に距離を置き、最低限の関係性に留めましょう。
対処法②環境や悩みを相談する
ASDのある人をサポートしていると、意思疎通がうまくできないことにモヤモヤとした気持ちを抱えることもあるでしょう。
そのようなときは、家族や親しい友人に自分の努力や頑張りを打ち明けてみると良いでしょう。自分のこれまでを言葉にするだけでも、悲観的な気持ちや孤独感が緩和されます。
また、思っていることをきちんと相談することで社内全体も風通しが良くなり、良い職場環境を構築するきっかけになることもあるでしょう。
対処法③心療内科を受診する
現在の自分の状況が、カサンドラ症候群と思われる症状に当てはまると感じている場合は、心療内科を受診してみましょう。
特に精神的苦痛を感じる場合は精神疾患を招きやすいため、早期の診断・治療が必要です。
心療内科を受診することで、医師から適切なアドバイスを受けることができるので、現在抱える症状の改善につながるでしょう。
職場のカサンドラ症候群を防ぐ3つの方法
この章では、ASDのある人が働く職場で働く人へ、職場でのカサンドラ症候群を防ぐ方法について解説します。(参考:岡田尊司『カサンドラ症候群 身近な人がアスペルガーだったら』)
カサンドラ症候群は医学的に正式な診断名ではなく、精神障害を発症していること、さらには職場に明らかな要因がなければ労災認定は困難といった欠点があります。
職場でのカサンドラ症候群を防ぎつつASDのある人とともに働くためにも、具体的な方法を押さえておきましょう。
方法①発達障害の特性について理解を深める
まずは、カサンドラ症候群を防ぐために、ASDのある人にどのような特性があるのかを把握し、理解を深めましょう。
ASDの特性と一口に言っても、相手の気持ちをうまくくみ取れない人や、言われたことに対して思うように言葉が出せない人などそれぞれです。
そのため、まずは専門書などを参考にしながらASDについて理解を深めることから始めましょう。
なお、発達障害はASD以外にも、ADHD(注意欠如・多動性障害)やLD/SLD(学習障害/限局性学習症)といくつかの種類に大別されます。
ASDを理解することに合わせて、発達障害そのものについて理解を深め、社員一人ひとりに適した対策を講じるのも方法の一つです。
ASDのある人の特性については、以下のコラムで解説しています。ぜひご覧ください。
方法②指示の出し方や接し方を改善する
ASDのある人に対しての指示の出し方、さらには接し方について振り返る時間も設けましょう。
ASDのある人の特性について理解を深めた上で、どのような指示の出し方や接し方が望ましいかを考えることで、これまで感じていた職場でのストレスを軽減できます。
例えば、ASDのある人の中には、抽象的な指示ではわかりにくいといった特性がある人もいます。これまでの職場を振り返り、抽象的な指示を出していたと自覚したときは、できるだけ具体的な指示に変えてみると良いでしょう。
以前の指示の出し方が「この案件にまつわる資料を今日中に作成してほしい」といったものだった場合、「この案件にまつわる資料を今日の15時までに作成してほしい」などと、より具体的な指示を盛り込むようにするといいでしょう。
今日中と言われても、自分の業務を終えてからで良いのか、またはできるだけ早いうちに作成してほしいのかさじ加減が把握できないため、数字などを使って指示を出すように心がけてみましょう。
方法③お互いにリフレッシュできる環境を取り入れる
カサンドラ症候群を防ぐためには、ASDのある人との状況が閉鎖的であることを受け止め、解消する努力を心がけてみましょう。
職場の中でASDのある人と密接に関わっているのなら、ASDのある人と物理的距離を取ったり、悩みや不安を相談できる時間を作ったりしましょう。
ほかにも、第三者に介入を依頼し、ASDのある人や関わる社員のサポートを取り入れてもらうのも方法の一つです。
職場によるカサンドラ症候群は労災認定される?労災認定の要件3点
職場でのASDのある人との関わりの中で、カサンドラ症候群を発症した場合、労災は認定されるのでしょうか?
結論からお伝えすると、カサンドラ症候群は労災認定される可能性があります。
しかし、こちらで詳しく解説しますが、カサンドラ症候群は医学的に正式な診断名ではなく、特定の精神状態を指す言葉です。そのため、医師から診断を受ける場合は、カサンドラ症候群という名称ではなく、うつ病やその他精神障害の病名になります。
この章では、厚生労働省の資料に基づいて、精神障害による労災認定の重要なポイントとなる3つの要件について解説します。(参考:厚生労働省「精神障がいの労災認定」)
前提:労災保険とは?
労災保険とは、仕事中や通勤中に病気やケガ、障害などの労働災害が発生した場合に、その補償を得られる支援制度のことです。(参考:厚生労働省「労働災害が発生したとき」、労働問題弁護士ナビ「うつ 病の労災が認められにくい理由と申請手続きの手順・流れを詳しく解説」、厚生労働省「精神障害の労災補償状況」)
職場に経緯を説明した上で、労働災害に相当する条件を満たした場合には、所定書式を記載して労働基準監督署へ提出することになります。
要件①認定基準の対象となる精神障害であること
1つ目は、認定基準の対象となる精神障害であることです。
認定基準の対象となる精神障害は、以下のとおりです。
- 統合失調症、統合失調型障害および妄想性障害
- 気分(感情)障害
- 神経症性障害、ストレス関連障害および身体表現性障害
- 生理的障害および身体的要因にまつわる行動症候群
- 成人のパーソナリティおよび行動の障害
- 精神遅滞(知的障害)
- 心理的発達の障害
- 小児期および青年期に通常発症する行動および情緒の障害
- 特定不能の精神障害
要件②業務による心理的負荷が認められること
2つ目は業務による心理的負荷が認められることです。
労働基準の調査に基づき、発病前の概ね6ヶ月の間に起きた業務による出来事において、業務による心理的負荷評価表により、「強」と評価される場合は、認定要件の②を満たすとしています。
具体的な評価手順は以下2つです。
- 業務による心理的負荷評価表内の「特別な出来事」に該当する出来事がある場合
- 業務による心理的負荷評価表内の「特別な出来事」に該当する出来事がない場合
業務による心理的負荷評価表の「特別な出来事」に該当する場合は心理的負荷の総合評価を「強」と、「特別な出来事」に該当する出来事がない場合は、以下の手順により心理的負荷強度を「強」「弱」で評価します。
- 具体的出来事への当てはめ
- 出来事ごとの心理的負荷の総合評価
- 出来事が複数ある場合の全体評価
業務による心理的負荷評価表の詳しい項目については、以下参考ページをご確認ください。
厚生労働省「精神障害の 労災認定」
要件③業務外の心理的負荷や個体側の要因により発病した可能性がないこと
発病の原因が、業務外の心理的負荷や個体側の要因ではないことも要件の1つです。
業務外の心理的負荷とは、以下のようなことを指します。
- 自分自身の病気やケガ
- 離婚や別居などの夫婦関係の悪化
- 配偶者や子どもの病気や死亡
- 収入の減少
- 借金返済の遅れや困難
- 火災や犯罪などに巻き込まれた
- 引越しや家の周囲の環境の悪化
- 友人や先輩に裏切られたショックを受けた
ほかにもさまざまなケースがあり、このような業務外でのトラブルや悩み、不安によって心理的負荷がかかり、それによって発病したと認められた場合、労災認定は困難になります。
また個体側の要因とは、精神障害を発病した本人に精神疾患の既往歴があったり、アルコール依存状況などがあったりする場合のことです。
このような場合は、それが発病の原因ではないのかを慎重に判断されるため、労災認定はさらに困難になる可能性があります。
補足:2023年から認められる範囲が改訂
厚生労働省は、2023年(令和5年)9月1日に最新の医学的知見を踏まえて、心理的負荷による精神障害の労災認定基準を改正しています。
この背景には、現在の労災認定基準では、近年の社会情勢の変化などにそぐわないことがあります。
認定基準改正のポイントには、業務による心理的負荷評価表の見直しとして、以下3点が変更されています。(参考:厚生労働省「心理的負荷による精神障害の労災認定基準を改正しました」)
- 具体的出来事「顧客や取引先、施設利用者等から著しい迷惑行為を受けた」(いわゆるカスタマーハラスメント)を追加
- 具体的出来事「感染症等の病気や事故の危険性が高い業務に従事した」を追加
- 心理的負荷の強度が「強」「中」「弱」となる具体例を拡充(パワーハラスメントの6類型すべての具体例の明記等)
※実際に発生した業務による出来事を、同表に示す「具体的出来事」に当てはめ負荷(ストレス)の強さを評価
また、精神障害の悪化の業務起因性が認められる範囲の見直しとして、以下のように変更されています。
- 悪化前概ね6ヶ月以内に「特別な出来事」がない場合でも、「業務による強い心理的負荷」により悪化したときには、悪化した部分について業務起因性を認める
さらに、医学意見の収集方法を効率化するため、これまでは専門の医師3人の合議により決定していた事案について、特に困難なものを除き1人の意見で決定できるようにも変更されました。
時代の変化、さらにはさまざまな要因によって心理的負荷がかかることを想定した改正によって、これまで以上に職場を起因とした精神障害であることが認められやすくなったと考えられるでしょう。
カサンドラ症候群とは?
この章では、カサンドラ症候群の概要や症状、原因、なりやすい人、治療法について解説します。(参考:岡田尊司『カサンドラ症候群 身近な人がアスペルガーだったら』)
カサンドラ症候群の概要
カサンドラ症候群とは、ASDのある人と密接に関わる人が、コミュニケーションにまつわるストレスによって精神症状または身体症状がみられる状態のことです。
なお、岡田尊司氏の書籍ではカサンドラ症候群の概要について、以下のようにまとめています。
職場のストレスや経済優先の価値観、親や実家との関係もかかわっている。そして、何よりも、お互いが余裕をなくし、「お前が悪い」「あなたのせいだ」と言い合う状況が、カサンドラを生んでいるとも言える。
(参考:岡田尊司『カサンドラ症候群 身近な人がアスペルガーだったら』)
つまり、ASDのある人と関わる人に対して、適切なケアやサポートができていない状況がカサンドラ症候群を招いているとしています。
なお、2000年代から使われるようになった言葉ではありますが、医学的に正式な診断名ではありません。職場によるカサンドラ症候群で労災認定を受ける場合には、職場環境が要因で精神障害がみられたこと、ASDのある人との関わりの中で発症したことを証明する必要があります。
カサンドラ症候群の症状
カサンドラ症候群は強い精神的苦痛によって発症することから、環境の改善などを行わない場合、うつ病や不安障害といった精神疾患につながる恐れがあります。
うつ病などの精神疾患によっては不眠や強い不安感、倦怠感などさまざまな心身の不調がみられ、日常生活に支障を来す場合も少なくありません。
なお、身体・精神症状の一例は以下のとおりです。
- 疲労感
- めまい
- 偏頭痛
- 不眠
- 動機
- 肩こり
- 体重の減少または増加
- 不安
- 無気力
- 罪悪感
- 抑うつ状態
- 自己肯定感の低下
- 自己否定
カサンドラ症候群の原因
カサンドラ症候群は、ASDのある人の特性が原因と考えられています。
例えば、ASDのある人にはこだわりが強く出るといった特性を持つ人がいますが、このこだわりを自分だけでなく、周囲にも強要してしまうことがあります。
ASDのある人と適度な距離感を保つことができるなら、深く関わる前に自分のポジションに戻ることができます。しかし、親や子ども、パートナーや職場の人など、密接に関わるような関係性や環境だと、こだわりに対するルールを強要してしまうことが少なくありません。
さらに、コミュニケーションに苦手意識があったり、相手の気持ちを汲み取ることができず、逆に相手を傷つけてしまったりすることも重なれば、一緒に過ごす時間が長いほど精神的苦痛は増大してしまう恐れがあります。
カサンドラ症候群は、一見すると良好な関係性のように見えます。しかし、当人たちにとっては、一目ではわかり得ない問題が存在していることがあるようです。
やがて当人たちの問題は複雑化し、密接に関わる人の中には、問題や悩みを抱えすぎ、孤立してしまうことも少なくありません。
カサンドラ症候群の治療法
カサンドラ症候群は、医学的に正式な診断名ではありません。そのため、治療法としては、実際に症状としてみられているものへの対処療法が中心に行われます。
例えば、偏頭痛や肩こり、めまいなどといった身体症状がみられた場合に、休息や薬物療法などを実施します。
抑うつ状態や不安障害といった精神症状がみられる場合は、薬物療法にあわせて認知行動療法、カウンセリングなどを中心に行います。
しかし、薬物療法などを実施しても、カサンドラ症候群の根本的な解決には至りません。
カサンドラ症候群を改善へと導くためには、カサンドラ症候群を発症した要因を突き止め、解決策を講じることが大切です。
まとめ:職場のカサンドラ症候群は工夫次第で改善・予防できます
カサンドラ症候群は、医学的に正式な診断名ではなく、一つの状態と考えられています。
もし、職場の環境によってカサンドラ症候群という状態を明らかにできる場合は、労災保険が認められます。精神的・身体的苦痛が増大し、仕事を続けられない、といった結論に至ったときは、このコラムで紹介した方法で労災保険を申請しましょう。
なお、労災認定を受けるためには多方面での準備が必要になるほか、精神的・身体的苦痛を感じている間は自発的に動くことが困難になることも少なくありません。
本来であればこのような状態になる前に、カサンドラ症候群という状態があることを理解し、環境の改善を図ることが大切と考えられます。
このコラムが、少しでもカサンドラ症候群で悩む人、そして実際にカサンドラ症候群を発症している人の助けになれば幸いです。
カサンドラ症候群とはなんですか?
カサンドラ症候群とは、ASDのある人と密接に関わる人が、コミュニケーションにまつわるストレスによって精神症状または身体症状がみられる状態のことです。
詳細については、こちらで解説しています。
カサンドラ症候群の発症を防ぐ方法を知りたいです。
監修キズキ代表 安田祐輔
発達障害(ASD/ADHD)当事者。特性に関連して、大学新卒時の職場環境に馴染めず、うつ病になり退職、引きこもり生活へ。
その後、不登校などの方のための学習塾「キズキ共育塾」を設立。また、「かつての自分と同じように苦しんでいる人たちの助けになりたい」という思いから、発達障害やうつ病などの方々のための「キズキビジネスカレッジ」を開校。一人ひとりの「適職発見」や「ビジネスキャリア構築」のサポートを行う。
【著書ピックアップ】
『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に勉強するための本(2021年12月、翔泳社)』
Amazon
翔泳社公式
【略歴】
2011年 キズキ共育塾開塾(2024年10月現在11校)
2015年 株式会社キズキ設立
2019年 キズキビジネスカレッジ開校(2024年10月現在6校)
【その他著書など(一部)】
『学校に居場所がないと感じる人のための 未来が変わる勉強法(KADOKAWA)』『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に勉強するための本(翔泳社)』『暗闇でも走る(講談社)』
日経新聞インタビュー『働けたのは4カ月 発達障害の僕がやり直せた理由』
現代ビジネス執筆記事一覧
【メディア出演(一部)】
2022年 NHK総合「日曜討論」(テーマ:「子ども・若者の声 社会や政治にどう届ける?」/野田聖子こども政策担当大臣などとともに)
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