就労移行支援 キズキビジネスカレッジ(KBC) ADHDとASDの併発で仕事が苦しい人へ 矛盾する特性のトリセツと適職

こんにちは。就労移行支援事業所・キズキビジネスカレッジ(KBC)です。
- 誰もやったことがない企画を出したいのに、前例がないと不安で動けない
- チームで刺激的な仕事をしたいのに、自分の作業手順を乱されるのは耐えられない
そんな、仕事の進め方において正反対の欲求がケンカしている感覚に悩んでいませんか?
脳内でアクセルとブレーキを同時に踏んでいるような、説明のつかない生きづらさに苦しむ大人は少なくありません。
この感覚は、ADHD(注意欠如・多動性障害)とASD(自閉症スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害)の併発、またはその傾向が原因かもしれません。
異なる2つの脳の仕組みが同時に動いているために、苦しみが発生するのです。
このコラムでは、仕事で起こる脳内コンフリクトを紐解き、あなたの特徴を前提にしたこれからの働き方の選択肢について解説します。
目次
なぜ苦しい?ビジネスの現場で起こる正反対の欲求の具体例
ADHDとASDの併発タイプにおけるよくある困難は、ADHDとASDの特性が同じ脳内で矛盾して現れ、本人の意図とは裏腹に身動きが取りづらくなる点にあります。
この章では、ADHDとASDの併発によるビジネスの現場で起こる正反対の欲求、脳内コンフリクトの具体例について解説します。
具体例①新しい企画や提案をしたいのに、これまでの手順を守りたい
ADHDの特性に関連して、「今の企画はつまらない。斬新なアイデアを形にしたい」という強い欲求が湧きます。
しかし、いざ実行に移す段階になると、ASDの特性に関連して「これまでの手順を守りたいのに、新しいアイデアではそれができない」となります。
新しいことをしたい自分とこれまでの手順を守りたい自分がぶつかり合うため、企画を思いついても形にできず、職場で大きなストレスを抱え込みます。
具体例②チームで大きな目標を成し遂げたいのに、自分のペースや手順を乱されたくない
ADHDの特性に関連して、「面白いメンバーを巻き込んで、刺激的なプロジェクトを動かしたい」という欲求を抱くことがあります。
しかし、実際の共同作業が始まると、ASDの特性に関連して、他人の都合でスケジュールを変更されたり、自分のこだわりの手順を乱されたりすることに激しいストレスを感じます。
人と連動したい自分と自分のルールで動きたい自分が仕事の進め方で衝突するため、プロジェクトの進行に難をきたし、周囲からは急に協調性がなくなる人と誤解されます。
我慢の限界を超えると危険。うつ病・適応障害など二次障害のリスクとサイン
仕事の進め方で行き詰まりを感じながら、周囲に合わせようと過剰適応を続けると、脳の疲弊が限界を迎えます。
自分の欲求に反した行動を無理に繰り返すことでストレスが蓄積し、うつ病や適応障害などの二次障害に繋がることがあります。
例えば、以下のような状態が続いている場合、現在の仕事環境やタスクの量が、ご自身の特性とミスマッチを起こしている可能性があります。
- 朝起き上がることが極めて苦痛である
- これまで楽しめていた職務や趣味に全く興味が湧かない
- 「自分はどこに行っても働けない」と自分を責める思考が止まらない
これらは、心身のエネルギーが消耗しているひとつの目安・サインです。気になるようであれば、必ず医療機関を受診するようにしましょう。
特性による苦手に自分1人で対策しなくていい理由
ADHDとASDの併発タイプの人は、マルチタスクや臨機応変な対応を求められる職場で、自分の苦手に自分1人で対策しようとする必要はありません。
専門家や周囲の人、AIのサポートなどを適切に利用することで、苦手分野をカバーして、得意分野で成果を出すことができます。
目指すべきは、弱点を仕組みで補い自分の強みが活きるバランスを整えること
発達障害の特性に伴って、不向きな業務や職場環境があることは事実かもしれません。
しかし、だからといってこの職種では絶対に活躍できないという制限はありません。
同じ業務内容でも、職場環境が違えば問題なくこなせる可能性は大いにあります。
大切なことは、自分の脳の特徴を仕事でポジティブに働かせる、またはネガティブに働かせないためには、何をどうすればよいかという自己理解です。
自己理解ができれば、これまでの手順では進められない業務にあたるときも、1人で抱え込まずに不確定な状況から手順やスケジュールを視覚化・マニュアル化するのが得意な同僚に協力を仰ぎ、分業体制をつくることもできます。
1人で抱え込まなくていい。AIや専門家を頼って仕組みを作る時代
世の中にはタスク管理アプリがたくさんありますが、 特性によっては管理アプリの管理自体が難しいこともあります。
現代のビジネス現場には、あなたの脳を肩代わりしてくれる強力なツールや外部のサポートが豊富に存在します。
例えば、以下のような方法があります。
このように、自分の外側に仕組みを作れば、パフォーマンスは劇的に安定します。
独学での限界。だからこそ仕組みの使いこなし方を練習する環境が必要
ただし、自分の特性とAIツールやアプリをどのように組み合わせるかという試行錯誤も、やはり自分1人、独学では難しいのが現実です。
なぜなら、自宅で1人でツールを試しているときは、明確な締め切りも想定外の仕様変更も他人の都合も存在しないからです。
プレッシャーのない静かな環境であれば、ツールを使って完璧にタスクを管理できたとしても、いざ実際の仕事現場に入ると、以下のようなノイズによって、一瞬で仕組みが崩壊します。
- 急な割り込みタスクが入って、せっかくAIで作った手順の順番が狂った
- 体調に波がある日に、予定どおりのアラートが鳴ってもアプリを開く気力が湧かない
- 同僚からの相談のタイミングが予測できず、自分のこだわり手順が乱されてパニックになる
道具の機能を知ることと、それを仕事の負荷がかかった状態で使いこなせることは、まったく別物です。
本当の適職を見つけ、それを長く続けるためには、実際のビジネスに近い環境でツールや外部サポートの頼り方を実験する方法が有効です。
それができる場所の1つに、就労移行支援事業所があります。私たちキズキビジネスカレッジ(KBC)もその1つです。
キズキビジネスカレッジ(KBC)では、実際のビジネスの場を模した「模擬環境」を提供しています。
たとえば、発達障害の特性(マルチタスクの苦手さ、突発的な変更へのパニック)から自己流の転職で早期離職を繰り返していた卒業生のAさん。
彼はKBCの模擬環境で、納期や急なタスク変更といった適度な負荷がかかる中、AIツールやタスク管理アプリの相性をテストしていきました。
失敗しても即座に解雇されたり評価が下がったりしない模擬環境だからこそ、彼は急な割り込みで動揺した際に、支援員と一緒に「動揺したのはなぜか」「次からはどうAIに指示を出せば焦らずにタスクを管理できるか」を冷静に振り返り、対策を講じました。
結果として、自分の弱みをAIで補う具体的な方法を言語化した「取扱説明書」を完成させ、現在は一般雇用のIT専門職として安定して活躍しています。
自己流の転職で傷つく前に、まずは「安全に失敗し、自分だけの取扱説明書を作る場所」として、KBCを活用してみませんか?
あなたの専門性を現場で活かすための具体的なサポートが、ここにはあります
福祉とビジネスを両立。キズキビジネスカレッジ(KBC)が併発タイプに選ばれる理由
キズキビジネスカレッジ(KBC)は、ADHD・ASDの矛盾する特性に向き合い、弱点を仕組みで補いながら強みを活かしていく大人のためのビジネススクールとして、以下の4つの強みを持っています。
この章では、キズキビジネスカレッジ(KBC)の強みを紹介します。
自分の得意をじっくり試せる、多様なビジネススキル講座
キズキビジネスカレッジ(KBC)では、WebマーケティングやIT、デザイン、会計など、さまざまなビジネスの分野を基礎から高度まで学べます。
どれが自分の興味・関心・特性・希望のキャリアにフィットするかを確認できる環境を提供しています。
これまで「アイデアはあっても手順がわからない」といった葛藤で手が出せなかった分野でも、ビジネススキルを学び、扱い方を練習していくことで、自分に合う適職の選択肢を主体的に広げていくことができます。
障害を特別扱いしない対等な支援と、特性を熟知したスタッフ陣
私たちキズキビジネスカレッジ(KBC)は、利用者さまを上から目線で指導することはありません。1人のビジネスパーソンとして対等に接し、伴走するスタンスを徹底しています。
ここで目指すのは、特性を消し去ることではなく、特性があるままで成果を出せる自分だけの取扱説明書、トリセツの確立です。
スタッフとともに、どのような状況になると葛藤が生まれ、タスクが止まるのかなどを蓄積して、適職を見つける工夫を形にしていきます。
実際、KBC大阪校のマネージャーを務める杉浦も、ADHDの特性を持ちながら管理職として活躍している当事者の一人です。
彼女は新卒時代に多くのビジネスミスに苦労しましたが、「頑張って直す」のを諦め、「ミスをしない仕組み」と「強みの活かし方」を追求したことでキャリアを切り拓いてきました。
だからこそ、私たちのサポートには一切の精神論がありません。
メンバーが壁にぶつかった時は、「実は、私も同じような悩みを抱えていました。だから、一緒にミスをしない仕組みを考えましょう。」と、同じ目線に立つ伴走者としてサポートします。
スタッフ自身の失敗や苦手もオープンに共有し合うことで、何でも等身大で相談できるフラットな環境を現場につくっています。
「苦手なこと」を無理に直そうとする努力から、一歩進んで「仕組みで解決する」アプローチへシフトしてみませんか。
あなたの特性を強みに変えるためのトリセツを、私たちと一緒に作っていきませんか?
体調に波があっても安心。通所とオンラインのハイブリッド利用
キズキビジネスカレッジ(KBC)は、毎日必ず朝から決まった時間に通わなければならないという場所ではありません。
体調の波などに寄り添うため、通所とオンライン利用を柔軟に組み合わせられるハイブリッドスタイルを導入しています。
体調が優れない日は自宅からオンラインで講義を受け、実践的なワークや個別相談を行う日には事業所へ通所する、といった無理のないペース調整が可能です。
1歩ずつステップを踏みながら、リアルな自己管理の力を養っていけます。
卒業生の58%が一般雇用。就職後も続く定着率95%の実績
自分の特性を活かして再出発するにあたり、障害者雇用枠で手厚い配慮を得ながら働くべきか、一般雇用枠で専門性を活かして働くべきかは大きな悩みどころです。
どちらか一方の働き方を押し付けることは一切ありません。
磨き上げたスキルと特性のグラデーションに合わせて一緒に最適な次の1歩を探すからこそ、一般雇用枠58%・障害者雇用枠42%という、柔軟な就職実績を誇っています。
さらに、就職6か月後の職場定着率は95%に達しており、長く安定して働ける環境へのマッチングを証明しています。
この柔軟なマッチングや高い定着率を実現できるのは、利用者さまがKBCでの活動を通じて「自分だけのトリセツ」を確立しているからです。
たとえば、新卒でIT企業を経験後、出版社で書籍や統合報告書の編集者として働いていた30代の卒業生は、複数の仕事を同時並行でこなすマルチタスクや、口頭での指示の聞き取りに限界を感じて休職・離職を経験しました。
しかしKBCに入所後、これまでのキャリアと「商学部出身」という強みを活かして簿記やITパスポートなど6つの資格を次々と取得。さらにコミュニケーション講座やPowerPointを使った実践的な資料作成を通じ、苦手だった「口頭のやり取り」を補うための地力と自信(トリセツ)を培っていきました。
週5日通い続けて社会人と変わらない生活リズムを維持した結果、現在は大手企業のグループ会社(特例子会社)へ障害者雇用枠で入社。
人事システムを使った入退社手続きやTeamsでの問い合わせ対応など、チーム全体の生産性を意識しながらフルタイムで安定して活躍されています。
まとめ:矛盾する特性は、適切な環境とスキルで武器に変わる
ADHDとASDの併発による仕事での引き裂かれるような苦しさは、適切な環境とスキルの掛け合わせによって解消できます。
あなた1人で悩み続ける必要はありません。キズキビジネスカレッジ(KBC)なら、通所とオンラインを柔軟に組み合わせながら、あなたの体調に合わせたペースでこれからの働き方の選択肢を広げることができます。
まずはWebからの問い合わせや、校舎の見学などで、新しい仕組みづくりの第1歩を踏み出してみませんか。
よくある質問(1)
- 特性による苦手への対策は自分1人で取り組むしかないですか?
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専門家や周囲の人、AIのサポートなどを適切に利用することで、苦手分野をカバーして、得意分野で成果を出すことができます。詳細については、こちらで解説しています。
よくある質問(2)
- DHDとASDの併発によるビジネスの現場で起こる正反対の欲求の具体例を教えてください。
監修キズキ代表 安田祐輔
サイト
運営キズキビジネスカレッジ(KBC)
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