学びの喜びを全ての人へ ー私のキャリアとキズキでの挑戦
2025/4/15


株式会社キズキ学習支援事業部の鹿取牧子と申します。
2024年9月に入社し、不登校や高校中退、発達障害などの経験をお持ちの方々へ学習支援を行うキズキ共育塾の運営と、事業部の採用育成を担当しております。
原体験ー大学時代のボランティア活動での出会いと衝撃
私のキャリアの出発点は、大学生時代の学習支援ボランティアでした。それまで私自身は「勉強は面倒くさいもの」と感じていましたが、学校生活自体は楽しく過ごしていました。しかし、大学で自分の興味がある分野を深く学ぶ機会が増えたことで、「興味のあることや新しいことを知るのは楽しい」と強く感じるようになりました。やがて「学ぶことは楽しい」と実感できるようになり、勉強や学習に対する前向きな気持ちが芽生えたのです。
そんな時、教育学の授業で紹介された学習支援のボランティアに、大学の友人たちと参加することにしました。そこで出会ったのは、不登校になった生徒、家庭の事情で塾に通えない生徒、将来への展望を描けない生徒など、多様な背景を持つ子どもたちでした。学校に行くことが当たり前だと思っていた私にとって、彼らの状況は大きな衝撃でした。
このボランティア経験を通して、「勉強は楽しいものなのに、彼らにその機会がないのは本当にもったいない」と強く感じるようになり、学ぶことの楽しさを伝えたいという思いが芽生えました。
学びの場を創造するーボランティアからベンチャーへ
学生時代のボランティア経験から「学ぶことの楽しさをより多くの子どもたちに伝えることができる場所で働きたい」という想いが強くなりました。
当時の私は「学びといえば教育業界だろう!」と考え、学校や学習塾で働くことも検討したのですが、心から働きたいと思える会社に出会うことはできませんでした。
さらに、その頃の私は「中高生の方が、自由に勉強できる場所を作りたい!」と考えていたのですが、自分で自由に使えるお金を生み出すことが難しい年代を対象としたビジネスを成功させるビジョンが自分の中で描けず、中高生向けの教育事業を展開している会社での就職活動をやめ、「居場所づくり」に関わることができる会社を探し、社会人の方を中心に「学ぶ場所」を提供するコワーキングスペースを運営するベンチャー企業で働き始めました。
それまでの学習支援のボランティアで接してきた生徒たちとは180度異なり、自分への投資目的で勉強をする場所を確保したい社会人の方々と接する中で、ボランティア活動の中では得られなかった刺激をたくさんいただきました。
様々なお客様と出会い、一人ひとりの「将来やりたいこと」や「叶えたい夢について熱い想い」を聞いたり、目標に向かって進んでいる姿勢を見ていく中で、改めて「学ぶことって楽しい!を広めたい」という想いが沸々と自分の中で湧き上がっていくのを感じていました。
また、店舗の運営をしていく中で一緒に働くスタッフの採用から研修、育成にも携わりました。採用では、大学のボランティアの経験などから「多様な人が同じ組織にいることで化学反応が生まれ、組織として強くなれるのではないか」と考えていたので、性別も年齢も異なるスタッフを採用するようにしていました。
育成に関しても、全員が最低限できなければいけないことはできる状態にした上で、その先の部分はそれぞれの興味関心や意欲、能力に応じて振り分け、店舗全体としてのバランスを意識して進めていました。
「ここの店舗はスタッフみんな個性的で素敵だね」とお客様から仰っていただいたり、学生スタッフからも「ここで働けて良かった」という言葉をもらって、人材育成の分野への興味関心も高まっていきました。
10年目の転機:キズキでの新たな挑戦
前職での勤務が10年目を迎えた頃に「やるべきことは一通りやり遂げた」と感じる瞬間が増え、会社の方針転換もあったことから、自分自身の新しいキャリアを見据えるようになりました。10年間働いていた会社を離れるのは、正直かなりの気合が必要でしたが「新しい環境に身を置いてチャレンジしたい!」という想いが募り、転職活動に踏み出しました。
大学院で勉強し直したいと考えていた時期もあったのですが、前職の経験から「人材育成に携わりたい」という想いが強く、転職活動では人事系の職種を中心に様々な会社を調べていました。
その中で出会ったのがキズキでした。
実はキズキの存在自体は、ボランティアをしていた10年ほど前から知っていて「不登校の生徒に特化した塾って尖ったことやってるな!」と思っていました。人材系で仕事を探す中でも、前職でお客様の目標を聞きながら自分の中で沸々と湧き出ていた教育への想いを思い出し、受けてみよう!とキズキの選考を受けることにしました。
キズキの面接を受ける中で感じたのは、お話をする全ての方々から「本気で社会を変える」という強い想いでした。キズキの選考を受けるまで、人材系で仕事をしていきたいと思っていたのですが、キズキでなら教育に関わりつつこれまでベンチャー企業で働いてきた経験を活かして働くことができそうだと思い、入社させていただくことになりました。
キズキで描く未来ー人材育成と組織の成長
キズキで働くようになってから約半年が経ちました。
教育業界で働きたい、これまでよりも規模の大きい会社で人材育成がしたいという想いから、今は学習支援事業部の採用面接や研修の企画・実施にも携わっています。
研修の型があるようでない状態から、自分が現場に出て「これは知らないと困った!」と感じた情報などを組み込み、パズルのように組み立てて研修の型を作っています。
お客様のご要望は千差万別です。そのため、お客様への対応パターンを一つひとつ研修で教えることは難しいですが、どんなお客様にも応用できる知識や心構えを身につけてもらえる研修を実施しています。
また「顧客価値に常にフォーカスする」「安心して挑めるチーム」という事業部理念の共有を含め、不安なく現場で働いてもらえるような研修を作り、進めています。
先述したように、色々と試行錯誤して作りながら進めていくキズキは「ベンチャーらしいな」と思う部分もあれば「思っていた以上に大変だ」と思う部分もたくさんありますが、新しい環境で挑戦しがいのある毎日を過ごしています。
自分から率先して動いていける人や、教育業界から社会を変えたいと考えている人は特にやりがいのある仕事だなと思います。入ってみて実感していることですが、キズキは社歴も年齢も関係なく活躍できる会社なので、同じように情熱を持ってチャレンジしたい方はぜひご応募いただければ幸いです!