ビジネス経験0から事業部長へ。結果を出せば認められる環境がここにある /樺浩美

2021/11/27

キズキ共育塾の教室運営業務(以下、教務)の、樺浩美(かんば・ひろみ)です。

青年海外教育隊を経験したのちにキズキに転職し、約5年が経ちました。キズキに入社するまではビジネスの現場で働いたことがありませんでしたが、現在はキズキ共育塾のマネージャーを務めています。

私が見てきたキズキの5年間には、さまざまな変化や挑戦がありました。今回は、そんなキズキと私のこれまでの成長、そして、変わらずにあるキズキの支援のあり方についてお話いたします。

持続可能な支援の仕組みを学ぶため、キズキへ転職

キズキに転職する前は、青年海外協力隊として発展途上国に派遣され、現地学校の教員をしていました。

活動する中で、「支援を持続可能に行うための現場の作り方を学びたい」と思うようになった私は、青年海外協力隊の任期後は日本に帰国し、就職活動を始めました。

「ビジネスで支援に関わることができて、社会にインパクトを与える仕事がしたい。」

そう思っていた矢先に、ビジネスで困難がある方への支援を行うキズキと出会い、入社しました。

目の前の生徒からチーム全体を見るように

入社した当時、キズキ共育塾は1校舎のみでしたが、新校舎ができるにあたって立ち上げに携わり、教室長も経験しました。

その後も別の新校舎の立ち上げを通して複数の校舎と関わることが増え、マネージャー業務へと変わっていきました。

現在は全国に9校舎あるキズキ共育塾全体のマネージャーを務めています。

立場や業務内容が変化するにつれ、私のなかの「支援やマネジメントへの姿勢」も変化しました。

教務(教室運営)のスタッフの頃は、自らが直接生徒さんや保護者の方と話すことが多く、「1対1の支援の質を高めること」に注力していました。一方で、マネージャーになると、支援における自分個人の行動ではなく、チームとして目指す方向性について考えるようになりました。

教室長として一校舎のマネジメントをする際は、他の教務スタッフの日ごろの様子を見ることができたため、スタッフが悩みや困りごとがあったときは、直接相談を聞くことができました。

ですが、複数の校舎のマネジメントを行うとなると、一人ひとりのスタッフに時間をかけることだけでなく、さまざまなスタッフがそれぞれの強みや個性を活かすことができる環境構築や、どのスタッフも質が担保された最適な支援を届けるための「仕組み化」について考える時間が増えています。

また、モチベーションの種類も増えました。

以前は現場の支援が順調に進むことや、業務の効率化を図ることが楽しかったのですが、現在は、チームメンバーであるスタッフの成長もモチベーションの一つになりました。

例えば、新しいスタッフが仕事に慣れていくことや、スタッフの考え方がブラッシュアップされていくなど、一つ一つのチームの変化が嬉しいです。

スタッフには、所属する校舎の中でリーダーになるために励んでいる人や、その人を支えるために頑張っている人など、さまざまな人がいます。それぞれが自分で決めた目標に向かって毎日働いている様子を見ると、なんだか泣けてきてしまうぐらいに感動してしまうのです(笑)。

キズキで働く方は、キズキが行う支援のかたちに共感して入社し、よりよい支援にするために試行錯誤する方達なので、私はマネージャーとしてメンバーを支え、チーム一丸となって、社会を変えていけるようなサービスを追求していきたいと思います。

未経験からマネージャーへ、キズキの人事評価

次に、キズキの評価方法についてお話しします。

マネージャーを任せられるかどうかの判断基準は職歴や年数ではなく、「その人が現場でどのような仕事をしてきたのか」を見て判断しています。

実際に現在のマネージャーの中にも、福祉分野の経験者ではなく未経験からスタートした人達もいます。

教務のマネージャーにおいては、マネージャーになるための必要なスキルが明確に定められているので、関心がある方は計画的に目標を立てやすいと思います。

評価をする際は、一つ一つの業務の細部まで確認しているので「頑張った分だけ正当に評価される仕組み」が浸透しています。

社会課題の解決に寄与しながらキャリアアップを描きたい方にとって、キズキは働きやすい職場環境にあると感じます。

キズキがなくても自立した人生を歩める支援

キズキで働いていて良かったと感じるのは「価値観や思想が似ている人達と働くことができる」ということです。

キズキの行動規範には、

「ファクトとロジックを用いて、自由闊達に議論をする」

「多様な視点を持って行動します」

「自らの感情をコントロールしながら、コミュニケーションを行います」 などが示されています(一部抜粋)。

社内ではお互いの考えを汲み取り、尊重し合いながら仕事をすることができます。

「感情論によって議論を進めるのが難しい」、「相談しづらい雰囲気がある」などの人間関係やコミュニケーションで悩む時間はほとんど無いといっても過言ではありません。

スタッフの時間や思考の多くを「より効果的な支援」に向けて使うことができるのは、キズキの強みだと感じます。

もともとの私はファクトやロジックに基づいて意見を主張することに苦手意識がありましたが、マネージャーとして社内外問わず議論する場が増えたことで、ロジカルに分かりやすく相手に伝えるスキルを向上することができています。

キズキで働く人達は「その人にとって本当に必要な支援なのかどうか」を合理的に考えていて、入社前と入社後でのイメージは全くといっていいほど変わっていません。

支援者を目の前にしたその時の感情や思いだけで決めるのではなく、ファクトとロジックを用いて生徒さんや保護者の方の未来にとって最適な支援について議論をする。教務や講師といった立場は関係なく、全員がこうした考えを持って働いています。

「目の前のことだけを感情的に考えた支援ではなく、先を見据えて生徒さんがキズキを卒業した後も、自立して人生を歩んでいけるようにサポートする」という考え方もとても共感しています。

相手と時代に合わせて変化していくキズキの支援

私は、キズキを「さまざまな困難がある人のプラットフォーム」にしたいと考えています。

入社当初のキズキ共育塾は1校舎のみでしたが、現在は全国で9校舎展開しています。

私自身が地方出身ということもあり、地元で暮らしていた学生時代は今以上に、住んでいる場所によって生じる情報格差や受けられる支援が異なることには課題を感じていました。

だからこそ、キズキ共育塾が増えることが、キズキの支援をより幅広いエリアで、より多くの人に届けることができる手段の一つだと考えています。

また、キズキ共育塾以外の事業はそこまで展開されておらず、支援の場所が塾の中で限られているともどかしさを感じることもありました。

現在は、キズキビジネスカレッジや公民連携事業も行われ、支援の場所や方法も増えてきています。

ですが、より一層医療や心理などの専門的な知識を持ち、場合によっては他の支援現場と連携することも必要だと考えています。

新型コロナウイルスの影響により、オンラインによる支援が必要な一方で、キズキ共育塾にいたっては、「直接会う」ことに大きな意味を持つ生徒さんもいます。

「人との接触は良くない」といった風潮がありますが、世の中の流れと反対をいく方法でしか支えることができない人たちがいるのもまた、事実です。

そんな葛藤に向き合いながら、かたちを変えすぎずに、一方で柔軟に幅をもたせた支援を広げていきたいです。

求める人物像は「より良い支援とは何か」常に進化し続ける人

教務に向いている人は、

「どんな些細なことも自分ごととして捉えることができる、責任感の強い方」

「さまざまな支援を探し求め、楽しむことができる方」

だと思います。

キズキでの支援のかたちは多岐に渡り、生徒さんや保護者の方によってそれぞれ異なっているからこそ、「どういった支援が合うのだろう?」と常に考え続けることが必要不可欠です。

そして支援のかたちというのは、正解かどうかは誰にも分からないですし、決めつけるものではなく、相手の状況に伴い変わっていくものだと思います。

より多くの必要とする人へ支援を届けるためには、キズキの支援が誰にどのように必要とされているのかを知り、現場をアップデートし続けなければいけません。

ぜひ、一緒に考え、よりよく変化させていける人が増えると嬉しいです。

また、キズキにはさまざまな志を持つ人達が働いています。

私は「持続可能な支援の現場作り・仕組みづくりを学びたい」という思いで入社しましたが、他にも、「支援の現場に専念したい」、「現場だけでなくチームマネジメントに興味がある」という思いで入社する方もいます。

キズキはそういった違いも楽しむことができる職場です。

未経験からでもマネージャーへのキャリアアップを目指せるのも魅力の一つです。

少しでも気になるようでしたら、ぜひご応募、または社員採用説明会にご参加ください。

具体的に気になることがある場合はお問い合わせフォームもご利用ください。

ご応募、お待ちしています。

※2021年11月27日時点の情報です。

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