就労移行支援 キズキビジネスカレッジ(KBC) 適応障害・短期離職を乗り越えて「支援される側」から「支援する側」へ 繊細気質な私が手に入れた、私らしい働き方

医療・介護・福祉職 適応障害 一般雇用 30代

他人の感情に過敏に反応し、環境の変化に適応しようとしては心身を壊す。そんな「繊細気質」に振り回され、短期離職を繰り返した過去。自分に合った働き方を求めてキズキビジネスカレッジ(KBC)の利用を始めた彼女は、徹底した自己理解を経て、驚くべき飛躍を遂げました。それは「支援される側」から「支援する側」への転身。大きく業界・職種を変えて一般雇用に至った、その軌跡をご紹介します。

終わりの見えない「短期離職」のループ 繊細な自分を持て余した日々

昔から、人の感情に敏感でした。

少しの環境の変化や他人の些細な言動を過剰に受け取ってしまい、普通なら受け流せるようなことでも深く悩み、気分が沈んでしまう。そんな「繊細気質」は、小学生の頃から私の背中にピタリと張り付いていました。小学生から大学生にかけて、いじめや不登校、自律神経失調症、ひきこもりなどを経験してきました。

大学卒業後は、教育業界に飛び込みました。個別指導塾の非常勤講師から始まり、英会話スクールへ転職。ただ、体育会系のような組織の空気に馴染めず、1年未満で退職することになりました。その後、英会話研修事業の運営会社に入社。そこでは現場責任者として3年半、経営の立て直しにも奔走しましたが、コロナ禍の打撃を受けて会社はあえなく廃業に。

次は「単に商品を売るだけでなく、顧客の課題に伴走して解決する仕組みをつくりたい」。その思いから、2024年に大手資格スクールのカウンセリング営業へ転職しました。

しかし、そこで待っていたのは、見込みのないリストにひたすら電話をかけ続ける新規のテレアポ業務でした。自分のやりたいことと現実の激しいギャップ。すり減っていく心と体。入社からわずか数ヶ月で突発性難聴を発症し、適応障害との診断を受けて退職を余儀なくされました。

短期離職。自信喪失。「どうして私は、みんなと同じように働き続けられないのだろう」。焦りと孤独感の中で、Webデザインとプログラミングを学ぶために職業訓練校へ通い始めましたが、そこでも高圧的な指導によりストレスを抱え、授業の速いペースについていけず、中途退校を余儀なくされました。まさに心身の限界でした。

「がっつり支援しますよ」。他の事業所とは違う熱量

職業訓練をドロップアウトした後、ネットで「就労移行支援 IT」と検索しました。

メンタルを整えながら、自分に合った働き方を見つけたい。そして、これからの時代に必要なITスキルも身につけたい。そう思い、大手の支援機関から順に4〜5箇所ほど見学に足を運びました。

その中で、最後に訪れたのがキズキビジネスカレッジ(KBC)でした。

他の事業所が「よかったらご検討ください」と事務的な対応だったのに対し、キズキビジネスカレッジ(KBC)梅田校の面談担当スタッフの方は違いました。

「うちなら、がっつり支援しますよ」。初対面から伝わってくる、その圧倒的な熱量。どこよりも親身になってくれたのです。ここでなら、心の奥底に隠していた自分の気質をさらけ出し、真っ直ぐに向き合えるかもしれない。そう直感しました。

決め手は熱量だけではありません。キズキビジネスカレッジ(KBC)のプログラムは、IT(Webデザインやプログラミング)、会計、英語、AIなど時代の流れに合った今のビジネスパーソンに必須のスキルを網羅していました。

さらに、通所と在宅(オンライン)を柔軟に選べる環境も、大きな安心材料でした。体調に波がある私でも「これなら自分のペースで続けられる」と思えたのです。

着実に積み重なる目に見える成果 思いがけない声掛けで得た新しい視点

キズキビジネスカレッジ(KBC)での日々は、まさに自分自身の思考の癖を解きほぐす時間でした。

特に役に立ったのは「自己理解講座」と「キャリア面談」です。認知行動療法を通じて、私を長年苦しめていた「白黒思考」や「ネガティブ思考」を客観的に見つめ直すことができるようになりました。落ち込む時間が、明らかに短くなったのです。

そして、資格取得という目に見える成果。

事務職も視野に入れ、スキルアップのためにExcel上級講座を受講しました。スタッフの方が丁寧に教えてくださったおかげで、MOS一般レベルに合格。さらに、TOEICでも665点をキープできました。「私にもできる」。その小さな成功体験が、失いかけていた自信を少しずつ回復させてくれました。

また、他の利用者さんとの交流も印象的でした。皆さんも色々悩んでいたことを知れたのは、大きな心の支えになりました。自分自身の短期離職の多さをネガティブに捉えていたのですが、他の方に「たくさんチャレンジできてすごいですね」「行動力がすごいですよ」と言ってもらえた時は、新たな視点を獲得できた感覚を覚えましたね。

キズキビジネスカレッジ(KBC)に通って驚いたのは、スタッフの皆さんの優秀さです。

外資系企業で活躍されていた方、元看護師の方など、多彩なバックグラウンドを持つプロフェッショナルばかり。「福祉業界=体力勝負」という私の勝手なステレオタイプは見事に打ち砕かれました。質の高いビジネススキルを持ったスタッフの方々からのフィードバックは、非常に刺激的で説得力がありました。

100社の不採用通知を経て見つけた「大事な居場所」

入所から1ヶ月後、私は就職活動をスタートさせました。

障害者手帳を取得してオープン就労をする選択肢は、私の中にはありませんでした。「自分の力で改善できるところは改善し、クローズドの一般就労で勝負したい」という意地があったからです。

エージェントを活用しながら、常に5〜6社の選考を進める日々。キズキビジネスカレッジ(KBC)では、転職回数の多さを「他責思考」と受け取られないための退職理由の整理から、志望動機の添削、模擬面接まで、徹底的にサポートしていただきました。

しかし、現実は甘くありませんでした。

応募総数、100社超。釣り求人や高圧的な面接官との遭遇。続く不採用通知。どれほどサポートを受けても納得のいく結果を出せない自分に対する、激しい自己嫌悪。

「もう、ここを辞めようか」。私は限界を迎え、「もう自力でやります」と退所を切り出しました。

その時、当時の担当のスタッフの方が私を否定せず、全ての話を受け止めた上でこう提案してくれました。「もしよかったら、うちのスタッフとして働きませんか?」。

それは全く想定していなかった提案でした。しかし、思い返せばキズキビジネスカレッジ(KBC)は、いつの間にか私にとって一番安心できる「大事な居場所」になっていました。自分が利用者として学んだ経験を活かし、同じように苦しむ誰かのキャリア支援ができる。これこそが、私が本当にやりたかったことではないか。そう気づいた瞬間でした。

今の目標は「まずは今の仕事を続けること」

現在、私はキズキビジネスカレッジ(KBC)天王寺校で、支援スタッフとして働いています。

来客応対やシステム入力といった運営事務に加え、コミュニケーション講座の担当や、利用者さんへの日々の声掛けなどを任されています。

以前の職場では、サービス残業や突然のシフト変更が当たり前で、プライベートを犠牲にしていました。しかし今は違います。私の特性や経歴をすべて理解してくれた上で、無理のない配慮をいただいております。信頼関係ができている人たちのもとで働ける「心理的安全性」。これが、私が今も穏やかに働き続けられている最大の理由です。

キズキビジネスカレッジ(KBC)で学んだことは、実務に直結しています。

日々の業務ではMOS資格で得たExcelの知識を活用し、メンタル面では自己理解講座で学んだ「行動記録表」をつけて1日を振り返る習慣を続けています。感情に流されるのではなく、客観的な事実に基づいて自分をコントロールできるようになったのです。

今の目標は「まずは今の仕事を続けること」です。

短期離職を繰り返してきた私にとって、それは何より大切なマイルストーンです。そしてゆくゆくは、キャリアコンサルタントの資格を取得し、利用者さんをより専門的にサポートできるようになりたいと考えています。

一歩踏み出すのを迷っているあなたへ

もし今、仕事や人間関係で行き詰まり、1人で悩んでいるなら、どうか、専門機関を活用してみてください。

「この先どうなりたいか」という理想があるのなら、1人で抱え込まずに、客観的なアドバイスをくれるプロの力を借りるほうが有効なはず。悩んで立ち止まっている時間を少しでも減らすことが、心を救う第一歩になります。

これまでの人生がどれほど苦しく、短期離職や挫折の連続だったとしても、これから先の人生が充実していれば、過去の傷は必ず癒せます。むしろ、その痛みが誰かを理解するための力に変わる日が来ます。私自身がそうであったように。

焦らなくて大丈夫です。空回りして心をすり減らす必要はありません。あなたのペースで、あなたらしい一歩を踏み出してみてください。その先にはきっと、あなただけが輝ける場所が待っています。

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