休職は人生の終わりではない メンタル不調から再スタートを切る方法を解説 | キズキビジネスカレッジ  

休職は人生の終わりではない メンタル不調から再スタートを切る方法を解説

こんにちは。就労移行支援事業所・キズキビジネスカレッジ(KBC)です。

あなたは、休職について以下のような不安を抱えていませんか?

  • このままキャリアが途絶えるのではと焦る気持ちがある
  • 復職できたとしても、また同じことを繰り返すかもしれない

休職は、決して人生の終わりではありません。

むしろ、長期的なキャリアを築くために必要な準備期間であり、自分自身を見つめ直す大切な時期です。

このコラムでは、なぜ「休職=人生終わり」と感じるのかや、休職を前向きに捉えるための根拠、そして休職中の過ごし方について解説します。

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「休職=人生終わり」といわれるのはなぜ?

休職を人生の終わりと捉える人がいることも事実です。

この章では、休職がなぜ人生の終わりといわれるのか、その理由について解説します。

理由①休職がキャリアの中断と見なされるから

多くの人にとって、仕事は生活の中心であり、キャリアを積み重ねることは人生の重要な要素といえます。

そのため、休職はキャリアの中断と捉えられることが多いかもしれません。

特に、昇進や実績を重視する職場環境では、休職がマイナスに映るのではないかという心配が強くなることもあるでしょう。

同期や同僚が働き続けている中で、自分だけが立ち止まることに対し、キャリア上で遅れを取っているという焦りを感じやすいことも一因です。

しかし、キャリアは一本道ではありません。休職を経験したからこそ得られる気づきや、自分に合った働き方を見つけるきっかけになることもあります。

理由②経済的な基盤が不安定になるから

休職中は収入が減少したり、場合によっては無収入になったりすることもあります。

生活費や将来への備えに対する不安が大きくなり、「このまま経済的に立ち行かなくなるのでは」という恐怖を感じることがあるかもしれません。

傷病手当金などの制度を利用できる場合もありますが、それでも通常の給与と比べると収入は減ることが多いでしょう。

金銭面での心配が、心理的な負担を増幅させることもあります。

経済的な不安は現実的な問題ですが、過度に心配する必要はありません。利用できる制度や支援を知ることで、安心材料を増やせるでしょう。

理由③休職が心理的な喪失感を伴うから

休職は、働いている自分というアイデンティティの喪失にもつながります。

仕事を通じて得ていた達成感、社会とのつながり、自己肯定感などが一時的に失われるためです。

特に、仕事を通じて自分の価値を感じていた人にとって、この喪失感は大きいかもしれません。周囲からの目や罪悪感から、心理的な負担が大きくなる場合もあるでしょう。

メンタル不調で休むことに対して自分を責めると、自己肯定感が大きく低下します。

これをきっかけに「人生が終わった」という極端な思考に結びつくのです。

休職を人生の終わりと思わなくてもいい3つの根拠

休職に対して不安や焦りを感じるのは自然なことです。しかし、人生を悲観する必要はありません。

この章では、休職を人生の終わりと思わなくてもいい3つの根拠について解説します。

根拠①休職期間は長期的なキャリアを築くために必要

仕事やキャリアはマラソンと同じで、休みなく走り続けることはできません。

休職はメンタルと身体のエネルギーを充電し、長期的に安定して働くための必須のメンテナンス期間です。

適切なタイミングで休職して心身を整えることで、その後長く安定して働き続けられる土台作りにつながります。

無理を続けて心身を損なうと、その後の回復に何年もかかる可能性もあるでしょう。

早期に休むことは、キャリアを継続させるための賢明な投資といえます。

根拠②休職は人生を豊かにする機会になる

休職期間は、日常の忙しさの中では気づけなかった自分自身と向き合う時間になります。

趣味に触れたり、家族との時間を持ったり、自分のペースで過ごしたりする中で、働くこと以外の自分の側面を再発見できるかもしれません。

会社という枠組みから離れることで、より多様な価値観や経験を持つことにつながり、復帰後の人生を豊かにしてくれる可能性があります。

根拠③復帰後はさまざまなキャリアの形を選べる

休職後の選択肢は、必ずしも元の職場に復帰するだけではありません。

休職を経て、自分の特性や価値観を理解し、より自分に合った働き方を選ぶことも可能です。例えば、以下のような選択肢があります。

  • 元の職場に復帰して働き方を調整する
  • 転職して新しい環境で再スタートを切る
  • フリーランスや起業などの柔軟な働き方を選ぶ
  • 就労移行支援などを利用してキャリアチェンジする
  • 障害者雇用などの自分に合った雇用形態を選ぶ

大切なのは、今の自分に合った生き方や働き方を見つけることです。休職は、そのための選択肢を広げてくれる機会になります。

休職中の過ごし方のポイント

この章では、休職中の過ごし方のポイントについて解説します。

ポイント①自分を責めずに無理のないペースで過ごす

休職中に、自分を責める人も少なくありません。しかし、休職は休むための期間です。まずは、焦らずに休むことを意識しましょう。

最初は、何もできない状態が当たり前です。焦って活動量を増やそうとせず、体と心の声を聞き、散歩や日光浴など、無理なくできることから始めましょう。

無理に予定を詰め込まず、体調や気持ちに合わせて過ごすことを大切にしてください。

休職中の過ごし方については、以下のコラムで解説しています。ぜひご覧ください。

ポイント②心の声を聴く「自己理解」の時間を取る

休職中は、忙しい日常では向き合えなかった自分の内側に目を向ける貴重な機会です。

回復期に入ったら、仕事のストレス要因や自分の行動、思考パターンを振り返り、なぜ休職に至ったのかをゆっくりと整理してみましょう。

日記を書いたり、カウンセリングを利用したりすることも、気持ちの整理に役立つ可能性があります。

自己理解が深まることで、復帰後の働き方や生き方の指針が見えてくるでしょう。

ポイント③再スタートに向けた小さな行動目標を設定する

回復が進んできたら、無理のない範囲で小さな目標を設定してみましょう。以下のような、達成しやすい小さな目標から始めるのがポイントです。

  • 毎朝決まった時間に起きる
  • 週に一度は外出する
  • 興味のある本を読む

小さな成功体験を積み重ねることで、少しずつ自信や気力を取り戻すきっかけになります。

ただし、できない日があっても、自分を責める必要はありません。回復状況に合わせて、無理なく段階的なステップを踏むことを心がけましょう。

ポイント④回復を支えるサポーターとのつながりを維持する

調子が良くなってくると、通院をやめたくなることがあるかもしれません。

しかし、休職中は、主治医やカウンセラーとの定期的なつながりを保つことが大切です。

回復の過程を専門家と共有することは、再発のリスクを減らすことにつながります。

復職のタイミングや働き方についても、医療の専門家からアドバイスをもらうことが可能です。1人で判断せず、周囲のサポートを頼りながら回復を進めていきましょう。(参考:厚生労働省 「心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き」

まとめ:休職は再スタートを切るために必要な期間

休職に対して、ネガティブな感情を抱くのは自然なことです。

しかし、休職は決して人生の終わりではなく、新たな可能性を開く機会ともいえます。

もし、復職や今後のキャリアについて不安がある場合は、専門的な支援機関に相談してみるのも1つの選択肢です。

1人で抱え込まず、周りのサポートを活用しながら、あなたのペースで再スタートを切っていきましょう。

よくある質問(1)

休職を人生の終わりと思わなくてもいい根拠は何ですか?

以下が考えられます。

  • 休職期間は長期的なキャリアを築くために必要
  • 休職は人生を豊かにする機会になる
  • 復帰後はさまざまなキャリアの形を選べる

詳細については、こちらで解説しています。

よくある質問(2)

休職中の過ごし方のポイントについて教えてください。

以下が考えられます。

  • 自分を責めずに無理のないペースで過ごす
  • 心の声を聴く「自己理解」の時間を取る
  • 再スタートに向けた小さな行動目標を設定する
  • 回復を支えるサポーターとのつながりを維持する

詳細については、こちらで解説しています。

監修キズキ代表 安田祐輔

発達障害(ASD/ADHD)当事者。特性に関連して、大学新卒時の職場環境に馴染めず、うつ病になり退職、引きこもり生活へ。
その後、不登校などの方のための学習塾「キズキ共育塾」を設立。また、「かつての自分と同じように苦しんでいる人たちの助けになりたい」という思いから、発達障害やうつ病などの方々のための「キズキビジネスカレッジ」を開校。一人ひとりの「適職発見」や「ビジネスキャリア構築」のサポートを行う。

【著書ピックアップ】
ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に勉強するための本『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に勉強するための本(2021年12月、翔泳社)』

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翔泳社公式 【略歴】
2011年 キズキ共育塾開塾(2025年6月現在17校+オンライン校)
2015年 株式会社キズキ設立
2019年 キズキビジネスカレッジ開校(2025年9月現在9校)

【その他著書など(一部)】
学校に居場所がないと感じる人のための 未来が変わる勉強法(KADOKAWA)』『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に勉強するための本(翔泳社)』『暗闇でも走る(講談社)』

日経新聞インタビュー『働けたのは4カ月 発達障害の僕がやり直せた理由』
現代ビジネス執筆記事一覧

【メディア出演(一部)】
2022年 NHK総合「日曜討論」(テーマ:「子ども・若者の声 社会や政治にどう届ける?」/野田聖子こども政策担当大臣などとともに)

サイト運営キズキビジネスカレッジ(KBC)

うつ・発達障害などの方のための、就労移行支援事業所。就労継続をゴールに、あなたに本当に合っているスキルと仕事を一緒に探し、ビジネスキャリアを築く就労移行支援サービスを提供します。2025年9月現在、首都圏・関西に9校舎を展開しています。トップページはこちら→

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