株式会社キズキ、「休眠預金活用事業」資金分配団体として「不登校・長期欠席の子どもたち」支援モデル形成事業を開始〜創業理念を基に、全国で急増する不登校生に「多様な進路の選択」を支援するモデルを構築〜

2025/12/12

株式会社キズキ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:安田祐輔)は、この度、「民間公益活動を推進するための休眠預金等に係る資金の活用に関する法律」(休眠預金活用法)に基づく2024年度通常枠[第2回]の資金分配団体として採択され、2025年9月から「急増する『不登校・長期欠席の子どもたち』支援モデル形成事業(以下、「本事業」)」を開始したことをお知らせします。

事業実施の背景と弊社の意義

2025年10月29日、文部科学省が発表した「令和6年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」によると、2024年度に不登校となった小中学生の数は過去最多の35万3970人。12年連続で増加しており、学校に在籍しながら不登校・長期欠席となっている子どもたちは過去最大で急増しており、特に進路選択を控える中学生・高校生年代への具体的な支援は、最優先で取り組むべき課題と考えられます。本事業が目指すのは、休眠預金活用事業が優先的に解決すべき社会の諸課題である「不登校・長期欠席のため進路の選択に課題を抱える子どもの支援」です。

弊社は、代表取締役社長の安田が、自らの苦難を乗り越えた経験を原点とし「何度でもやり直せる社会をつくる」という理念のもと設立しました。不登校・中退経験者のための個別指導塾「キズキ共育塾」を運営するなど、長きにわたり、様々な理由で困難を経験した若者の学び直しと社会復帰を支援してまいりました。この理念と実績に基づき、弊社は本事業の資金分配団体として、休眠預金等に係る資金の適切な活用と、不登校生に対する「多様な進路の選択」を支援する持続可能なモデルの形成を担います。

事業の概要

本事業は、中学生・高校生年代を対象とした不登校・長期欠席の生徒へ、個別の適性や特性に合った「多様な進路の選択」を支援する取組みを推進します。

項目内容
事業名急増する「不登校・長期欠席の子どもたち」 支援モデル形成事業
資金源休眠預金等交付金に係る資金
事業期間2025年9月1日〜2028年2月29日(最長3年間)
総事業費263,618,263 円
事業の目的多様な進路実現に対する支援と、対象者の適性・特性のアセスメントに基づく支援の仕組化・標準化を図ること。
キズキの役割資金分配団体として、実行団体への資金助成と、事業の効果検証や基盤強化に向けた伴走支援を実施します。

本事業を通じて、助成期間終了時までに、「生活困窮など様々な理由で不登校・長期欠席になっている子どもが、進路に対する不安が減り、モチベーションを持って進路に向けた準備を開始できている状態」の実現を目指します。

実行団体公募の結果と今後の予定

本事業の実行団体公募は、2025年5月14日(水)から6月9日(月)にかけて実施されました。厳正な審査の結果、実行団体決定は8月上旬に行われ、採択された実行団体と共に、2025年9月1日から事業を開始しています。

今後は、採択された実行団体と共に、2028年2月の事業終了に向けて、不登校支援のモデル構築と、その効果の可視化(社会的インパクト評価)、さらには事業の継続化に向けた伴走支援を精力的に進めてまいります。

実行団体公募の結果と今後の予定

本事業の実行団体公募は、2025年5月14日(水)から6月9日(月)にかけて実施されました。厳正な審査の結果、実行団体は8月上旬に決定され、2025年9月1日から事業を開始しています。

今後は、採択された実行団体と共に、2028年2月の事業終了に向けて、以下の取り組みを精力的に進めてまいります。

採択された実行団体

本事業では、以下の5団体が実行団体として採択され、各地域で不登校支援事業を実施しています。

団体名称対象地域申請事業名
一般社団法人学校地域協働センターラポールくしろ釧路管内、根室管内地域まるごと子ども応援事業
特定非営利活動法人キッズドア東京都豊島区、宮城県仙台市、および全国ミチシルベ・プロジェクト
特定非営利活動法人よのなか塾京都府北部、福井県嶺南地区つながる進路、ひろがる未来 ―学校外から支える不登校支援事業
一般社団法人もも香川県高松市不登校・長期欠席の子どもたちへの進路形成を支える伴走支援
認定NPO法人NEXTEP熊本県合志市等を中心とした熊本県全域子どもの居場所事業

本件に関するお問い合わせ先

株式会社キズキ
TEL:03-6273-0796
E-mail:service@kizuki.or.jp
Website:https://kizuki-corp.com/
(本件に関するお問い合わせは、キズキにて一括して承ります。)

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