不登校・中退経験者向けの塾(キズキ共育塾)で睡眠改善プログラム開始~睡眠の質から生徒の通塾率・出席率向上へ~

2020/1/23

2019年6月、キズキ共育塾(株式会社キズキ)は、株式会社こどもみらいと共同で、睡眠改善指導による継続通塾率・出席率の向上を図る取り組みを開始しました。前年の試験的な睡眠改善指導では、睡眠指導グループは非実施グループと比べて42%継続通塾率が高くなりました。この結果を受け、キズキ共育塾では、新規オプションサービスとして睡眠改善プログラムを正式に導入することを決定しました。

「不登校から大学受験に」その前に立ちはだかる生活習慣悪化の壁

不登校やひきこもりを経験した生徒が通うキズキ共育塾では、昼夜逆転や生活リズムの乱れに悩む生徒が数多く通塾しています。生徒は、不登校・ひきこもりの状態から大学進学したいという気持ちを持ち、通塾を開始します。

しかし、学習に取り組み始めるものの、昼夜逆転・生活リズムの乱れから思うように勉強が進められず困っている生徒を数多く見てきました。生活習慣の改善は独力では困難であり、生徒たちはやり直したいという思いはあってもなかなか勉強に取り組めず前に進めないことに苦慮してきました。

この課題を解決するために、キズキ共育塾では、株式会社こどもみらいが提供する睡眠改善プログラム「eSLEEP academic」を試験的に導入。睡眠から生活リズムの安定を図り、学習に取り組める土台づくりができないかと考えました。

睡眠改善プログラム eSLEEP academic とは

睡眠改善プログラム eSLEEP academic は、睡眠を専門に研究する精神科医師である志村哲祥氏監修のもと、株式会社こどもみらいが独自開発したプログラムです。アンケートに回答すると、その人の睡眠の状況と改善に向けて取り組むべき生活習慣をシステムが判定し、個人レポートとして出力します。その内容をもとに、専門の研修を受けた睡眠指導員が、生徒の生活習慣改善に向けた相談支援を実施するという内容です。

試験導入において出席率が向上。本格導入へ。

2018年8月から2019年3月に試験的に導入したプログラムの調査結果では、平均の出席率については、実施グループと非実施グループで以下のような差が出ました。
実施グループ 81% ⇒85% (+4%)
観察グループ 78% ⇒71% (-7%)
※途中休塾・退塾した生徒は除外
また継続通塾率は92%。非実施グループと比べて大きく差が出る結果となりました。

1~2か月で効果を実感。簡単なことから取り組めてやりやすかった

睡眠改善プログラムを受けた生徒からは以下のような感想をいただいています。


睡眠改善プログラムで、自分の何が原因で眠れなかったのかがわかった。それまではスマホを際限なく見たり、基本布団の上でゴロゴロしていたので、そもそもそれがダメだったと気づき、習慣を変えることができた。細かいところでいうと、寝る前にパジャマに着替えるとか風呂のタイミングをずらすとか、すぐできるようなことから取り組むことができ、やりやすかった。


一番効果を感じたのは、PCにブルーライトカットフィルムを貼ったことと、寝室の電気を暖色系に変えたことだと思う。アドバイスとして「早寝早起きをしよう」なんて言われたら全然やる気がおきなかったけど、 自分でもできそう、というところから取り組めたのが本当によかったと思う。


一時は全然眠れなくて困っていたが、改善プログラムを受けた1~2か月後には普通の生活リズムになることができ、今も持続できている。プログラムを受けてよかったと思う。


この結果を受け、キズキ共育塾では、2019年6月から、有料オプションとして睡眠改善プログラムを本格的に導入開始しました。

株式会社こどもみらいについて

株式会社こどもみらいは、科学的根拠に基づいた健康経営を推進するプロフェッショナルチームです。睡眠と健康に関する研究「Sleep & Health Research」、睡眠改善プログラム「eSLEEP」、生活習慣や睡眠も含めたストレスマネジメントの要となるストレスチェック「STRESCOPE」などを提供しています。
→株式会社こどもみらい公式サイトへ

キズキ共育塾について

キズキ共育塾は、不登校・中退・ひきこもりの経験者や、社会人からの再受験を目指す方など、もう一度勉強したい人の個別指導塾です。小学生の内容から難関大学受験レベルまで対応。一対一の完全個別指導で、メンタル面と学習面の両方から、生徒一人ひとりを徹底サポートしています。
→キズキ共育塾公式サイトへ

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