ライティング技術を高めるために、抜群の環境でサポートを受けられるKBCに通う
Mさん(インタビュー時35歳。画像はイメージです)。就労移行支援事業所・キズキビジネスカレッジ(KBC)大阪校を利用中。
執筆や校正の仕事をフリーランスで請け負ってきたMさん。自身の発達障害と向き合いながら仕事を続けてきました。35歳の2度目の検診でADHDと診断されたことで、さらなるライティングスキルやビジネススキルを得るために、KBCへの通所を始めました。
目次
留学時の不調とアルバイトのとん挫を経て、うつ病・アスペルガーと診断される
小さな頃からしゃべるのが遅く運動ができない一方で、企業や電車の駅名を覚えるのが得意で、記憶力には自信がありました。
高校生のときは、建築土木関係の大学への進学に向けて奮闘していました。ですが数学が苦手で、「やりたいこと」と「苦手なこと」が同じというジレンマで悩んでいました。
そうした状態で第1志望の大学受験にチャレンジするも、不合格となり、浪人生活を開始。予備校にも通い始めましたが、毎日のように「そもそも私は日本の大学の環境になじめるだろうか」と心配する日々でした。
そんな中、アメリカ・テキサス州の大学への留学の案内を大阪・梅田の留学機関で見つけました。そこで将来の夢を「建築土木関係の研究者になること」に変更し、留学を始めました。
しかし留学中は精神的な不調に見舞われることが多くありました。心身に違和感が生じて現地の医療機関を受診したところ、「うつ病」の診断を受けます。さらに経済不況が追い打ちをかけ、年間200万円ほどの学費を払うのが難しくなり、2年で帰国しました。
帰国後はクリーニング工場のアルバイトを始めたのですが、作業が遅く、10日で辞めることになりました。
こうした留学時の不調やアルバイトのとん挫によって、私は自らの発達障害を疑い、病院で検査を受けました。そして、「アスペルガー症候群」という診断を受けました。
フリーライターなどの仕事を開始するも、特性に伴って苦労した長い年月
当時、同じ年齢の方たちがちょうど就職活動の時期で、「私も長続きさせられる仕事を見つけないといけない」という思いが強くなりました。
過去を思い返すと、私は書くことが得意でした。小学校のころには日記を書いており、留学時には雑学を扱う辞書サイトも編集していました。
そこで「よし。フリーライターになろう」と決心。大阪でのライター勉強会に参加したのをきっかけに、経済を扱うWebサイトでの仕事を獲得し、取り扱う記事の幅も広がっていきました。
しかしフリーライターでは収入面で厳しく、やっていけませんでした。そこで、就労継続支援A型事業所(※)への通所や、アルバイトも行うようになります。(※就労継続支援(A型)事業所…通常の事務所や企業で雇用されることが困難な障害者に向けて、就労の機会の提供および生産活動の機会を提供する施設や事業体のこと。参考:厚生労働省※PDF「障害者総合支援法における就労系障害福祉サービス」)
就労継続支援A型事業所では製麺、ネットオークションへの出品、シール貼りなどを、アルバイトは食品製造、クリーニング工場での作業、大学のキャンパスの清掃などを経験。ですが、工程の見落としや作業を覚える遅さからどれも長続きせず、つらかったです。
なんとかライティングに関わる仕事だけは続けたいと思い、編集会社を経由しての校正の仕事も始めました。
しかし発達障害の特性に伴って、コミュニケーションのトラブルや間違いの見落としが多く、仕事が減り続ける悲しい思いをしてきました。
2度目の診断でADHDもあると判明。KBCとつながって、ライティングのスキルが向上
これらのことが積み重なったことに加えて、発達障害の概念や検診の内容が(初めて診断を受けた)10年前よりも進歩してきたため、私は、34歳で2度目の診断を受けることにしました。
すると、ASD(旧・アスペルガー症候群)とともに、ADHDの診断も受けたのです。
自分の仕事のやり方が行き詰まる中、こうした診断を受けたことで、発達障害者が支援を受けられる就労移行事業所を検索して、KBCを見つけました。
現在は、これまで仕事で培ってきたライティングスキルを一層高めるための「Webライティング(SEO・Google検索で上位になりやすい記事の書き方)」の講座などを受講しています。
記事に必要な要素を短時間でリサーチ・構成し執筆する技法は、スキルの向上につながっています。
「自分が変わっていくこと」を実感できるコミュニケーション講座
KBCには、コミュニケーション関係の講座がたくさんあります。
特に就職に向けて自分のメンタルの整え方を学ぶ「自己理解」の講座では、自分の意識が変わっていきました。
これまで取り組んできた校正の仕事では、時間に追われて脱字を見逃しクライアントさんから注意されても、「絶対に失敗してはいけない」という気持ちを持つだけで、具体的にどうすればいいのかがわからないままでした。
講座を受けてからは、「他人にだけでなく自分にも優しくする」という意識を持ち、そこから「落ち着いて確認すれば、成功する」という方法(考え方)を見つけました。
「コミュニケーションGame&Tips」の講座でも、自分が徐々に変わっていくことを実感しました。
私は発達検査で知覚の数値が低く、パズルがなかなか完成しないなど「頭が固いこと」がコンプレックスでした。しかしカードゲームを通して、何度もコミュニケーションの実践していくことで頭が柔軟になってくることに気づいたのです。
今後も、大阪校の利用者の皆さんと実践を積み上げていきたいです。
↓Mさんの受講例↓
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
---|---|---|---|---|---|
午前 | 自己理解(心理) | 就職先研究ゼミ | ビジネスシーン 失敗回避術 |
自習 | 自習 |
午後 | コミュニケーション Game&Tips |
自習 | 自習 | Webライティング | デジタル マーケティング |
今後の目標は、「KBCでの学び」と「被災経験」を活かした文章の執筆
今後は、「Webライティング」の講座で学んだことを活かして、防災をテーマにした文章を書いてみたいです。
私は兵庫県西宮市の生まれで、27年前(1995年)の阪神淡路大震災で被災しました。当時はライフラインが使えずにつらい思いをしたので、「災害への備え」が一番伝えたいテーマです。
KBCは働き続けるためのサポートを受けられる抜群の環境
KBCのように、ビジネススキルだけでなく、コミュニケーション講座や面談を通じて個人の精神面のサポートもある事業所は、なかなかないと思います。
遠方にお住まいの方や精神面が心配な方はZoom(オンライン)で講座に参加できますし、働き続けるためのサポートを受けられる抜群の環境が整っています。
この記事を読んでいるあなたも、「病気や障害と就職」について少しでも気になることがあれば、ぜひ一度KBC大阪校まで体験に来てみてください。