私もADHDの当事者です。あなたと一緒に、「苦手・不得意を無理なくカバーできる仕組み」を考えます
私自身もADHDの当事者です。そんな私は今、KBCで管理職を務めています。特性があっても、得意を活かし、苦手をカバーする仕組みを整えることで、仕事でも成果が挙げられるようになり、私生活でもトラブルを軽減することができます。
- 氏名
- 杉浦安季(すぎうら・あき)
- 校舎
- 関西エリア責任者
- プロフィールまとめ
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- ADHD当事者
- HRTech業界・Webマーケティング業界にて7年間の法人営業経験あり
- TOEIC985点(990点満点)
- 英検1級
- ロンドン大学への留学経験あり
- ITパスポート試験合格
目次
私もADHDの当事者です。あなたと一緒に、「苦手・不得意を無理なくカバーできる仕組み」を考えます
私もADHDの当事者で、特性の中では不注意の傾向が強いです。これまでの人生で、うっかりミスを繰り返してきました。
私と同じような特性の人は、うっかりミスに対して「がんばろう」と思うことも多いようです。
「がんばろうと思う気持ち」や「実際にがんばること」が大切な場面はもちろんあります。
ですが、発達障害によるミスは「頑張る」だけでは回避できない場合が多いです。
また、「がんばろうという気持ちはあるのに、ミスを繰り返して、疲れがたまり、自己肯定感がどんどん下がる」というパターンも珍しくありません。
失敗を繰り返してきた私は、今は「がんばらなくてもミスをしなくなるためにはどうすればいいんだろう」という仕組みを考えるようにしています。
仕組みの例としては、次のようなものがあります。
- 業務の締め切りが近いときにアラートが上がるようにする
- やるべきことを頭の中で覚えようとせず、必ずメモをとる
- 「チームで行う業務」は、メンバー全員の得意・不得意などを考えて分担する
このような工夫を行うことで、苦手・不得意をカバーすることができるようになります。
今、あなたが悩んでいる苦手・不得意についても、どうしたら無理なくカバーできるか一緒に考えたいと思っています。
就職先研究ゼミ:安心して就職活動に取り組み、就職後のイメージを掴むことができるようになります
多くの利用者さまからご好評をいただいている「就職先研究ゼミ」という講座を紹介します。この講座の主な利用者層は、就業経験が(あまり)ない人、働くイメージがあまりついていない人です。
この講座を利用することで、安心して就職活動に取り組み、就職後のイメージを掴むことができるようになります。
講座では、次のようなことを伝えています。
- 会社とはどういう組織なのか
- 各業界・職種に、どういう特徴があるのか
- 社会人として求められることは何か
例えばあなたは、「営業」という職種のことをどれくらいご存知ですか?一口に営業と言っても、新規営業、既存営業、営業事務などの種類があり、それぞれで業務=必要な能力が異なります。
- 新規営業に大切なことは、突破力、勢い、スピードです
- 既存営業に必要なのは、長い期間を通じて取引先と信頼を蓄積する力、安心してもらえる力です
- 営業事務で求められるものは、取引先に提出する資料や見積の正確性や早さです
「自分はコミュニケーションが苦手だから、営業は向かない」と思っている人がいます。
ですが、コミュニケーションにも種類があります。初対面の人との会話に緊張するため新規営業が向かない人でも、既存営業や営業事務なら働ける可能性があるのです。
こういうことを知り、別の講座で「自分のこと」も知ることで、安心して就職活動に取り組み、自分に向いた仕事に就くことができるようになります。
実際に、利用者さまからは「この講座で働くことのイメージを具体的に掴めた」「働くことへの抵抗感を減らせた」というコメントをいただいています。
法人営業・採用関係業務の経験を活かして、あなたの特性・希望と、各業界の文化・雰囲気の両方から、適職を一緒に見つけます
KBC以前には、HRTech業界・webマーケティング業界にて7年間の法人営業に従事していました。
クライアント企業は多業界にわたっていたため、当時の経験から、いろんな業界の傾向が分かるつもりです。そしてもちろん、KBCでも各業界の研究を続けています。
そのため、各業界の一般的な特徴をお伝えした上で、利用者さまの応募業界や職種を一緒に考えることができます。
例えば、世の中には「企画職」と言われる職種があります。この職種は、文字通り「新しく何かを企画すること」が仕事ですが、業界や業務領域によって求められる能力が異なります。
例えば、銀行やメーカーで社内で業務フローを企画する際には、「正確に、ミスなく運用できる業務フロー」を企画することが大切です。
一方で、新サービスの開発にあたっての企画は、ニーズのあるサービスができるまで、ある程度のトライ&エラーが前提となっていることが珍しくありません。
また、年功序列で若手に発言権が少ない業界・会社もあります。ただしこれは、若手のうちは重責を担わなくて済むという考え方もできます。
年功序列の社会には合わないと感じている方にとっては、年齢・キャリア関係なく比較的フラットに発言できる業界もあります。
このように、就職活動の際には、利用者さまの特性・ご希望と、各業界・会社の文化・雰囲気に応じて、どのようなところが向いているのかを一緒に考えていくことができます。
クライアントは人事部が大半でしたので、採用担当者が日頃何を考えて業務をしているか、どういう観点で応募者を見ているのかを学んできました。
ですので、応募書類の作成や面接対策の際に、内定獲得の確率を最大化するためのサポートができると考えています。
KBCは、意見の押し付けは絶対に行いません。お気持ちをぜひお話しください
KBCでは、ご相談者さま・利用者さまから「役所の障害福祉課や他の就労移行支援事業所などで、自分の意見・希望を聞いてもらえなかった」という、つらい経験のお話をたくさんお聞きします。
そのようなご経験をされていると、「KBCに問い合わせるとき」にも、大きな不安を感じられるかと思います。
ですがKBCでは、こちらの意見の強要や押し付けを絶対に行いません。
また、ご相談者さまや利用者さまがどんな状態でも、「そんなこともできないの?」「もう少し頑張れるはず」などとは絶対に思いません。
私自身、大学を卒業して働き始めた1年目のときに、発達障害が関係して仕事が全然うまくいかない時期がありました。出社途中で涙が止まらないこともありました。
だからこそ、精神障害や発達障害に悩みながらも「働くこと」をあきらめず、就労移行支援について調べられているあなたが「十分悩んで、努力されている」ことが分かります。
少しでも相談してみたいと思っていただいたら、あなたのお気持ちを話していただければと思います。