キズキ創業8周年、主要3事業が急拡大し「事業を通じた社会的包摂」の更なる加速へ
2019/8/7
キズキは2019年8月12日に創業8周年を迎えます。私たちは、ミッションに掲げる「事業を通じた社会的包摂」を目指すスタートアップとして、2011年の創業以降、これまで様々な事業をつくってきました。
不登校や中退の方向けの学習教室「キズキ共育塾」、うつや発達障害の方向けの「キズキビジネスカレッジ」、貧困家庭の子ども・若者支援などを行う「公民連携事業」など、すべての事業が「何度でもやり直せる社会」をつくるというビジョンのためにあります。
近年、各事業の成長が急加速しており、これまでにない規模感で、より多くの当事者の方をサポートできる体制が整ってきました。
これは、単に私たちの事業が成長したということだけでなく、社会の中で生きづらさを抱える人たちが数多くいるということの証明だと思っています。私たちが支援できている方は氷山の一角であり、今も社会の中で孤独や挫折などの生きづらさを抱えている人たちのごく一部でしかありません。これからもより多くの方へ支援を届けられるようにさらなる事業成長に取り組んでいきます。
この記事では、8周年の節目を記念して、キズキの各事業の状況について簡単にお知らせします。また、ホームページのリニューアルや新しいロゴについてもお知らせします。キズキが向き合っている社会課題やキズキで働くことに関心のある方はぜひお読みください。
①キズキ共育塾(学習教室事業)
2011年にスタートしたキズキ共育塾の累積生徒数がついに1,500名を超えました。特にここ数年の伸びが著しい状況です。
これに合わせて、キズキ共育塾の校舎展開も順調に進んでいます。様々な地域にお住まいの方のニーズに対応できるよう、今後も体制の整備を行っていきます。
キズキ共育塾は、とても多様な背景を持った方々に利用いただいています。その中でも不登校やひきこもりの方が多く、全体の半数以上を占めています。
ここ数年は不登校の生徒数が毎年約1万人ずつ増加する傾向が続いています。キズキ共育塾では、引き続き良質な授業を様々な地域で展開できる体制の整備を着実に進めていきます。
②キズキビジネスカレッジ(ビジネスカレッジ事業)
今年の4月に新宿校を開校して始まったキズキビジネスカレッジ(KBC)ですが、すでに定員充足が近づき、今年度中に新たに2校舎の開校を目指している状況です。発達障害やうつ病による離職者が利用者の多くを占めており、20代の利用者が全体の半数以上です。
キズキビジネスカレッジは、事業開始当初より様々なメディアからご注目をいただいており、取材・掲載いただいた記事への反響も大きい状況となっています。
○心の問題で「生きづらさ」を感じる若者が「何度でもやり直せる社会を」。若者の「もう一度働きたい」に応えるサービス、開始へ(ハフポスト)
○鬱病や発達障害の就労支援 大人の引きこもり対策にも(産経新聞)
○生きづらさ知る私だから…発達障害の26歳女性が、若者の就労支援に取り組むまで(オトナンサー)
今後も発達障害やうつ病など、様々な生きづらさや障害を抱える方がキャリアを構築できるよう、専門的なスキルを身につける機会を提供していきます。
③公民連携事業
2014年度に新宿区で開始した公民連携事業ですが、特に今年度から急拡大しており、現在7つの自治体と連携し、生活困窮者世帯の子どもたちを対象としたアウトリーチ型の学習支援や無料塾、ひきこもり等の若者向けの就労支援などを展開しています。
また、各地の少年院と特別な連携関係を構築し、院内で学習支援を行うというプロジェクトを2017年度に開始しています。少年院入院者のうち中卒は3割弱、高校中退は3割強と言われており、現在では4つの少年院でプロジェクトを展開しています。
2017年度には公益財団法人チャンス・フォー・チルドレン(CFC)と連携して貧困家庭の子ども向けにスタディクーポンを届けるスタディクーポン・イニシアティブも開始しました。渋谷区では2019年度からの政策化も実現し、キズキもアウトリーチ型の支援に携わっています。
ホームページの刷新と新しいロゴについて
8周年を機にキズキのホームページを刷新し、ロゴもリニューアルしました。キズキの目指す社会像や事業展開について、今後より一層情報発信を強化していきます。
■ホームページ:
■ロゴ
■ビジョン:
何度でもやり直せる社会
■ミッション:
事業を通じた社会的包摂
私たちキズキは9年目も「何度でもやり直せる社会」を目指してこれまで以上に事業の発展を進めていきます。様々な事業や職種で新しい仲間を募集していますので、キズキのチャレンジに参画したい方からのご応募を心よりお待ちしています。
https://kizuki-corp.com/recruit/
キズキについて
キズキは「何度でもやり直せる社会」をビジョンに、社会的包摂を目指すスタートアップとして、不登校・中退向けの学習教室「キズキ共育塾」、うつや発達障害の方向けの「キズキビジネスカレッジ」、貧困家庭の子ども支援などを行う「公民連携事業」など様々な事業を展開しています。2011年8月に創業し、現在株式会社キズキとNPO法人キズキの二法人体制で運営しています。