キズキビジネスカレッジはそこに携わる全ての「人」が魅力的。「自分にも得意なこと、通用することがあるのだ」という気づかせてくれる人に出会える場所。
キズキビジネスカレッジに通所していたOさん。高校入学後に、特性によるコンプレックスで、約7年にわたる引きこもりを経験。その後に、適応障害の診断を受ける。引きこもり期間を終えると、アルバイトなどを通じて徐々に復帰を果たし、本格的に就業することを目指すために、キズキビジネスカレッジへ通所。通所している間に、様々なスキルと自信を身に付け、希望する事務職への就労を実現した。
特性によるコンプレックスから、約7年にわたる引きこもりへ
中学生のときから、伝えたいことがなかなかうまく伝わらず、コミュニケーションが苦手なことにコンプレックスを感じていました。
自身の感情や思いをうまく表現できないことで、相手に誤解を与えることも多かったのです。
その頃から「自分は少し周囲とは違うのかな」とも思っていました。
そして、高校入学後は特性によるコンプレックスで、人と話すことが怖くなり、学校に行くだけでも緊張するようになりました。
それでも何とか通学していたのですが、ある日突然学校に行けなくなり、そこから約7年にわたって、引きこもりを経験しています。
そして、私自身が「適応障害」であると知ったのは、その後のことです。
様々なアルバイトに取り組んだ後に、本格的な就業を目指してキズキビジネスカレッジへ
引きこもりからの社会復帰を目指す上で、様々なアルバイトに取り組みました。
はじめのうちは、引きこもり期間の影響で生活リズムが乱れていたこともあって、週1回から働いて、体力面や業務への慣れを見ながら徐々にシフトを増やしていきました。
それを繰り返すうちに、自分にあったバイトで経験を積み、少しずつ無理のない形で復帰を目指しました。
そんな中で、就労移行支援事業所の存在を知ったのです。
自身の年齢を考慮すると、「そろそろしっかりと就業したい」という気持ちはあったのですが、就労経験もなく、引きこもり期間も長かったため、自分に自信が持てませんでした。
そして何よりも、「自分は周りとは違う」という気持ちもあって、なかなか次の一歩を踏み出すことができなかったのを覚えています。
しかし、就労移行支援事業所を利用すれば、「就労に必要なスキルなどを習得することができるかもしれない」「適切な支援が受けられるかもしれない」と思い、通所することを決断しました。
中でも、キズキビジネスカレッジは、スタッフの方の印象がよく、「障害によりネガティブになりやすい期間をポジティブに変える」という言葉にも信頼を感じられたことが、通所の決め手になりました。
キズキビジネスカレッジは、お互いを高め合える仲間と、プレッシャーのない形で刺激し合える環境だった
私は当初、就労移行支援事業所に対して、「堅い場所」という印象を持っていました。
具体的には、「就労のためにひたすら勉強する場所」「通所している人とのコミュニケーションもあまりない」というイメージです。
しかし、キズキビジネスカレッジは、そのイメージとは大きく異なりました。
例えば、講座のグループワークでは、課題解決のためのコミュニケーションやチームプレイが求められますし、講座後の休憩時間には、通所している人同士での雑談も多くありました。
キズキビジネスカレッジは、こうしたコミュニケーションを通して、お互いを高め合える仲間と、プレッシャーのない形で刺激し合えるような環境だったのです。
実践的な講座や有意義な面談を通して、スキルとメンタルの両面で自信をつける
キズキビジネスカレッジのプログラムは、すぐに実践に移せて、自信を得るきっかけにつながるものが多かったです。
例えば、そのひとつに「Microsoft Office基礎講座」があります。
特にエクセルを利用するスキルについては、大きく成長できた実感があります。
初めは簡単な表作成や計算のみができる状態でしたが、関数を覚えて応用が利くようになると、できることの幅が大きくなり、自信を得るきっかけにもつながりました。
この講座で得たエクセルのスキルは、就労先での事務仕事でも役立っています。
そして「睡眠講座」は、自身の生活習慣を変える大きな機会になりました。
もともと生活リズムの乱れから、毎日の睡眠時間もバラバラで、立て直しが必要な状態でしたが、適切な知識とアドバイスが得られることで、徐々に改善の傾向が見られました。
講座の他には、スタッフの方との「月1回の面談」も自分にとっては有意義でした。
積極的に相談をすることが苦手な私にとっては、とても貴重な機会でしたし、面談の度に新たな「気づき」を得ることもできました。
こうして、様々な講座や面談を通して、スキルとメンタルの両面から自信をつけることができたのです。
気づきが得られるサポートで自信を積み上げ、希望する事務職への就労を実現
就労面での支援も非常に手厚いものでした。
スタッフの安田裕利さん、米倉さんは、就労に関する面談の中で、面接や履歴書の志望動機を客観的に見てくださり、自分では気づけなかった視点を得ることができました。
例えば、私は事務職を志望していたので、「矢面に立つ方を支える仕事がメインになるので、自分にどういったサポートができるかといった支援面をアピールしましょう」など、志望する業種や職種に合わせて、具体的なアドバイスが得られました。
その他にも、「この企業での面接では、今までの経験や企業を志望する理由などを明確にしておきましょう」といった、きめ細やかなアドバイスがあったのも助かりました。
また、私の場合は、企業の選考でグループワークがありました。
しかし、日頃の講座の中でグループワークを頻繁に行なっていたこともあり、自分のその場での役割をしっかりと把握し、積極的に参加することができたことも、自分にとっては大きな経験でした。
こうした就労面での支援は、私に表立ったスキルだけでなく、これから長く仕事を続けていく上での自信をもたらしてくれたのです。
こうして自信を積み上げていくことで、最終的には希望する事務職への就労を決めることができました。
キズキビジネスカレッジの魅力は「人」。まずは相談してスタッフの方の人柄に触れてみてほしい
キズキビジネスカレッジの魅力は、そこに携わる全ての「人」だと思います。
それは、スタッフの方だけでなく、通所している人も含めて、キズキビジネスカレッジに関わる全ての人のことです。
スタッフの方は、「一人ひとりの悩みに寄り添う手厚いサポートを実現する」「それぞれのニーズに適切に応える」ための高い質を備えています。
そして、通所している人とは、みんなが同じ「就労」という目標へ向かって、お互いを自然と高め合っていける、よい関係性を築くことができます。
キズキビジネスカレッジは、こういった「人」に囲まれることで、ほどよい刺激を得ながら、「自分にも得意なこと、通用することがあるのだ」という気づきを少しずつ積み重ねて、自分に自信をつけることができる場所でした。
障害によって、次の一歩をなかなか踏み出すことができない方には、ぜひキズキビジネスカレッジに一度相談してみることをオススメします。
まずはスタッフの方と話をしてみて、「人」の部分に触れてみてはいかがでしょうか。