不登校の子どもの心が回復するために必要な3つの対応

 子どもが家に居ても、じゅうぶん休めていなければ、心の回復にはつながらず、再び動き始めることも難しいです。子どもが心から休めるためにはどうすればいいのでしょうか。「それには3つの対応が必要です」と自らも不登校経験者で、現在は支援員の古豊慶彦さんが教えてくれました(連載「元当事者からの不登校対応マニュアル」第15回)。※画像はイメージです

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 「学校へ行けない」ということをさまざまな言動で表現する子どもは、その時点で心も体もボロボロで、疲れきっています。「学校へ行き続けると自分自身がおかしくなる」「もう耐えられない」など、思いはさまざまですが、ギリギリのところで「助けて」というメッセージを発した点では同じです。そういった子どもたちにとって大切なのは、まず休むこと、回復することです。では、子どもたちが回復しやすい環境とは、どういうものなのでしょうか。

 まず理解していただきたいのが、子どもたちは休みたいから休んでいるのではなく、休まざるを得ないということです。

【連載】元当事者からの不登校対応マニュアル
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