不登校からの進学が不安な方に知ってほしいこと

連載「すまいる式 子どものわかり方」vol.34

 今回のテーマは「不登校からの高校進学」についてです。

 「不登校傾向だった子どもが、コロナ明けから不登校になってしまいました。今は学校にも行けず、勉強にもまったく手をつけていません。現在、中3なので高校受験に間に合わないだけではなく、入学できる高校すらなくなってしまうのでは、と心配しています」という保護者の方からの相談です。

 これについての典型的な回答は、「(不登校でも)高校に進学はできる」です。

 文部科学省の「不登校に関する実態調査」(2014年)によれば、中学での不登校経験者のうち約85%の人が高校に進学しています。

 また、さまざまなスタイルの通信制・定時制高校も多くなり、「高卒認定試験」を目指す方もいます。こうした現状を知れば保護者としての心配はいくらか緩和されるのではないでしょうか。

 ただし進学の相談は、それこそ古くから存在し、廃れることがありません。なぜ残っているのかというと、2つの要素が絡み合っているからだと私は考えています。

【連載】すまいる式 子どものわかり方
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