いつまで待てばいいの?不登校の子を持つ親が回避すべき落し穴

 「不登校の子を支えるために親がすべきことは、信じて待つこと」。とてもよく聞かれる言葉です。ですが、親としては子どもが心配で、「いったいいつまで待てばいいの?」と思ってしまいます。「子どもを待つ」とはどういうことなのか。自らも不登校経験者で、現在は支援員の古豊慶彦さんが「待つ」ことの本当の意味を教えてくれました(連載「元当事者からの不登校対応マニュアル」第11回)。※写真はイメージです

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 不登校やひきこもりの子どもと関わるとき、大切なのは「待つこと」だと耳にした方は多くいらっしゃると思います。「信じて、まかせて、待つ」とあわせて聞いた方もいるのではないでしょうか。待つというのは本当に重要で、不登校やひきこもりの子どもと関わるとき、その根幹となり得るものだと考えています。

 しかし、この「待つ」、非常に難しいと思います。ここでは私なりの解釈をお伝えしたいと思います。待つことがなぜ難しいのか。

【連載】元当事者からの不登校対応マニュアル
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