高認について知っておきたい6つのポイント

連載「不登校からの勉強のススメ」第4回

 「高等学校卒業程度認定試験」(以下、高認)という制度があるのをご存じでしょうか。8月と11月に年2回実施されている試験で、受験科目は6教科14科目からなります。その「高認」について、親御さんとして知っておいていただきたいことがいくつかあります。「キズキ共育塾」で学びなおしの支援に携わっておられる半村進さんが「高認で知っておくべき6カ条」について解説します。(冒頭の写真はイメージ写真です)

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不登校のお子さんを持つ親御さんのなかには「高等学校卒業程度認定試験」(以下、高認)が気になっている方も多いと思います。とても便利な試験なのですが、注意すべき点や意外な点も多いので、今回は「高認」についてお話したいと思います。

 1つめは「出願時期に気をつけよう」ということ。高認は8月と11月の年2回受験できるのですが、8月の試験を受ける場合は5月上旬までに、11月の試験を受ける場合は、例年8月前半(今年は9月前半まで申し込み可)までに申し込みをすませておかなければいけませんので注意が必要です。

 2つめは「高校に在籍していても高認は受験できる」ということ。意外にこの点を知らない方が多いです。じつは高校に籍を置いているお子さんでも、「ひょっとしたら高校を卒業できないかも」と思ったら、とりあえず高認に出願をしておくという手も使えます。

選択科目で迷ったら「A」

 3つめは「どの科目を選ぶか」ということ。
 高認は6教科14科目からなり、必修科目と選択科目があります。とくに選択科目は幅が広く、社会や理科で何を選べばいいのか迷ってしまう方も多いことでしょう。

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