なぜ不登校の子は朝がつらいのか。元当事者が語る理由と具体的対応

 新連載「元当事者からの不登校対応マニュアル」を掲載します。元不登校であり、現在はひきこもり支援員である執筆者が語る不登校対応のしかた、初回は「昼夜逆転」についてです(画像はイメージです)。

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 初めまして。長崎市を中心に不登校やひきこもりなどに関わる活動をしている古豊慶彦と申します。私自身は中・高で不登校の経験があり、高校は退学しています。

 不登校に関わる活動をするなかで、昼夜逆転についてのお話をよく耳にします。学校から「まずは生活習慣から直そう」とか、「朝起きられるようになりましょう」と言われたという話や、「学校は行けなくてもいいけど、朝はちゃんと起きてほしい」という親御さんの声も聞いたことあります。

 私自身不登校していたとき、昼夜逆転していました。そのとき親からは「学校へ行かなくても、朝ご飯は家族いっしょに食べよう」と言われ、一時期はちょっとしたルールのようになっていましたが、私にとって不登校中の家族との朝食の時間は居心地の悪い時間でした。

【連載】元当事者からの不登校対応マニュアル
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