「身内だからこそ許せない」 最悪の兄弟関係に終止符を打った兄の一言

 不登校・ひきこもりをしている次男を責める長男。兄弟の仲はずっと悪いままでした。しかしあるとき、2人の関係性が変わる瞬間が訪れます。母親・後藤誠子さんの体験をつづるエッセイです。(連載「不登校は幸せへの道」第29回)※写真は後藤誠子さん

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 この物語もそろそろ終わりに近づいてきた。最悪だった長男と次男の関係がその後どうなったのか、物語を閉じる前に伝えておきたい。長男の次男への暴言はすくなくなっていったが、2人の仲は何年も冷たいままだった。話はすこし戻る。次男が実家に戻ってきて3年ほどたったころ、就職して実家から離れた地で暮らしていた長男が、正月休みで帰ってきた。その長男が突然、大きな声で宣言した。

【連載】不登校は幸せへの道
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