現在の「不登校」対策にひそむ3つの問題点

連載「今『不登校』を問うために」は今回で最終回となります。現在、「早期発見」や「チーム学校」での対応など、さまざまな「不登校」対策が唱えられています。しかし、現在の不登校対策には大きな問題が3つある、と中島浩籌(ひろかず)さんは言います。(連載「今『不登校』を問うために」第10回)※写真は中島浩籌さん

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 最終回となる今回は、現在の「不登校」対策と新しいあり方への模索について考えます。現在、休養の大切さや自分を見直すことの大切さが唱えられています。またコロナ禍でデジタル化が進み、通学への圧力が緩んできているようにも感じられます。しかし逆に、デジタル端末を利用した早期発見やデータ管理、そしてスクールカウンセラー、ソーシャルワーカー、教員などがチームを組んで組織的に対応する傾向も見られます。この動向には大きく3つ問題があります。

【連載】今「不登校」を問うために
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