「15年前の自分よ驚け」30歳の不登校経験者が語る「私にとっての不登校」

筆者である、今日からみやもとさんは約15年前に不登校を経験しました。今日からみやもとさんは、「不登校は贅沢な時間だった」といいます。どんな豊かな時間だったのか、想いを執筆いただきました。(連載「私にとっての不登校」第2回)。※写真は今日からみやもとさん

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 約15年前の不登校経験は僕にとって「贅沢な時間」だったと思っている。どうにも学校の雰囲気になじめず、僕は高校入学から約2カ月で不登校になった。家から歩いていける範囲にコンビニもなく、岡山県の田舎の実家ですごす日々。「学校へ行かず、近所の映画館や本屋に入り浸っていた」とテレビで語る不登校経験者の有名人が心底羨ましかった。「何もない田舎ではなく、せめて行ける場所がある都会に生まれて不登校になりたかったな」と思いながら、一日一日がすぎていったのをわりと鮮明に今でも思い出せる。

 ただ、そんな都会に憧れながら入り浸る場所も見つけられず悶々としてた日々を今ではとても贅沢だったと思っている。そう思う理由は3つ。

【連載】私にとっての不登校
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