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「キャラを演じてがんばっていたのに」不登校経験者が語る不登校のきっかけとなった担任の一言

 若いときは、自分にとって不登校がどんな意味を持つのかわからなかったという、さゆりさん。同じ経験をした人とのふれあいなどを通じ、自分の不登校がどんな意味を持っていたのか、すこし見えてきたと言います。さゆりさんが見出した不登校経験の意味とは。(連載「私にとっての不登校」第4回)※画像はイメージです

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 私は、中学3年生で不登校を経験した。私にとって不登校は、どういうものだったのか? 当時は言葉にできなかったが不登校を経験した仲間たちと交流したり、「不登校生動画選手権」にスタッフとして参加させてもらったり、いろんな経験を積んできたことで「私にとっての不登校」がすこし思い描けるようになった。

 私は小学校5年生のときにいじめを受けた。ときが経って、中学へ進学するときも、小学校時代のいじめの傷は残ったまま。でも、当時は、いじめの加害者がいない新しい環境へ行って、「いじめられない私」になってやり直したいという気持ちが強かった。だから、家からすこし遠い、小学校時代の同級生が10人ほどしか進学しない公立中学を進学先として選び、私は通うことにした。

 中学では、「学校のルール」に逆らわない、口数のすくない子どもを演じた。

【連載】私にとっての不登校
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