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中1で不登校になり絶望していた私が、進学・就職と自分の道を歩めるようになった2つのきっかけ

 「思い描いた中学校生活じゃない」。未来さんは、中学1年生の夏、部活動が原因で不登校になりました。当時はつらさのあまり自分が生きている意味すらわからなくなっていた、という未来さん。今自分の不登校経験をふり返って思うことや、不登校で苦しむ子どもたちへのメッセージを書いていただきました。(連載「私にとっての不登校」最終回)※画像はイメージです

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 中学1年生の夏、私の不登校は始まった。中学入学を機に、私は好きだったバスケ部への入部を決めた。しかし、当時の顧問は部員にパワハラに近い態度をとる人だった。「1人のミスは連帯責任」というシビアな空気感や、毎日ヒステリックに飛び交う怒号。そんな部活の環境下で私の心と身体にはズレが生じ始めた。夏休みに入るころには体調を崩すようになり、夏休みが明けた9月1日、ついに学校へ行くことができなかった。その後、起立性調節障害と診断されてからは、ほぼ寝たきりのような生活が続いた。

 「怠けているだけだ」とまわりから理解されず、家族と衝突することも多々あった。好きで始めたバスケなのに、今やバスケどころか、学校へも行けない。思い描いていた中学校生活とはまったく異なる自分の状況に、生きている意味すら分からなくなっていた。

 そんな私がすこしずつ、自分を取り戻せるようになったきっかけは2つある。

【連載】私にとっての不登校
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