子ども2人が不登校 宿題を無理強いさせたこと、後悔しています

 2人のわが子が不登校したことについて、「後悔することばかり」と話す渡邊美樹さん。悩み、学ぶなかで「親として揺らがない軸」を見つけたと話す渡邊さん。親としての葛藤のほか、今年始めた「国分寺の不登校を考える会」や今後の活動の展望についてもお話をうかがいました。

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――お子さんの不登校のいきさつからお聞かせください。

 現在、小学6年生の娘が、小学3年生の4月から不登校になりました。じつは上の息子も中学2年生の9月から卒業するまで不登校でした。息子は今、通信制高校に通っているのですが、きょうだいそろって不登校になったことに悩んだ時期もありましたね。

 最初に不登校になったのは娘でした。小学2年生の3学期ごろからお腹が痛いと学校へ行きしぶるようになったのです。当時、娘にとって、学校での生活がいろいろとうまくいかなくなっていた時期でもありました。給食で口のなかがかゆくなったり、成長痛のせいで体育の授業を見学しなければいけなくなったり、と。

 しかし、私の頭のなかは「学校へ行くのがあたりまえ」という価値観でいっぱいでしたから、お腹が痛いなら病院で診てもらおう、口のなかがかゆくなるなら食物アレルゲン検査をして給食で対応してもらおうなど、なんとかして学校での生活がうまくいくように、と必死でした。今となっては後悔することばかりです。

――後悔とは具体的に?

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