子どもの悩み相談に弁護士が対応 無料のLINE窓口を知ってる?

 いじめられている、学校へ行きたくない、両親がケンカばかり――。子どもたちの悩みに弁護士がLINEで相談に応じる取り組みが始まっています。相談料は無料で週3日の19時から2時間、全国どこからでも相談を受けつけています。いま、しんどいあなたの味方になってくれる弁護士がいます。「弁護士子どもSNS」について、弁護士の黒松百亜弁護士にお話をかがいました(※画像はイメージです)。

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「弁護士子どもSNS相談」は第二東京弁護士会の有志からなる「子どもの権利委員会」が主催する取り組み。週3日、19時~21時にかけて、子どもたちからの相談に弁護士が対応する。相談を受けるのは、「子どもの権利委員会」のほか、法教育の推進や障害者支援などの委員会に所属する弁護士。相談料は無料で、全国どこからでも相談が可能だ。相談の対象者はおもに子ども。学校生活、友人関係、家族関係などといった身近な悩みから、虐待、学校事故、SNS上のトラブルといった悩みに関する相談内容にも応じる。

 20代以上の成人からの相談も内容によっては受けつける予定だという。現在、想定している20代以上の相談は、①生きづらさを抱える20代の若者自身からの相談、②福祉関係者や保護者などの子どもの支援に関わる大人からの相談など。

子どものSOS 迅速な対応を

 「子どもの権利委員会」委員長を務める黒松百亜弁護士は「2020年の緊急事態宣言を受け、今この瞬間に相談先を探している子どもたちがたくさんいる。子どもたちのSOSを迅速にキャッチし、権利擁護につなげるための相談窓口の設置が急務と判断した」と、「弁護士子どもSNS相談」を立ち上げた経緯についてふりかえる。

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