小2から不登校だった私。「失敗」を重ねたら生きやすくなった

 小学生から不登校だった喜久井ヤシンさんは、「失敗を体験したこと」によって生きやすくなったと言う。喜久井さんにとって「失敗体験」とはどんなものなのだろうか。執筆いただいた。

 「不登校でも成功できる。だから大丈夫」というメッセージをよく目にする。でも、私はむしろ、「不登校でも失敗できる。だから大丈夫」と伝えたい。

 成功体験の大切さはよく言われるが、失敗体験の大切さはあまり言われない。私は小学2年生から不登校なのだが、自分に欠けていると思うものがいくつかある。学歴や基礎学力、それと「失敗の体験」だ。

 学校へ行けなかった私は学校で得られたかもしれない「失敗体験」にあこがれがある。

 友だちとの関係がうまくいかなかったり、テストで思った点数が取れなかったり、授業で大事な場面にかぎってミスをしたり。

 「失敗」というとネガティブなイメージを抱きがちだが、失敗には大きな意味があると私は思う。

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