ひきこもり経験は人それぞれ、16人の語りをまとめた1冊【書籍紹介】

 内閣府によると、ひきこもりとされる人は全国でおよそ100万人いるとされています。2019年には東京と神奈川で凄惨な事件が相次ぎ、「女性のひきこもり」や「8050問題」など、ひきこもりに関する注目が近年、高まりつつあります。最近でも、テレビドラマを始めとする特集をNHKが組んでいます。

 本書は「いまこそ語ろう、それぞれのひきこもり」と題し、ひきこもり経験者ら16名が各々の立場から実体験などをもとにした語りを集約しています。

 本書の特徴は、30代から50代までと幅広い執筆者をそろえたことにあります。不登校経験がある人もいれば、ない人もいます。ひきこもった期間も数カ月間という人もいれば、数年間という人もいます。10代でひきこもった人から離職後に30歳前後でひきこもった人もいます。

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