不登校の専門家会議委員が監修 豊富な情報量で不登校を解説する1冊

 不登校児童生徒数が過去最多を更新するなか、文部科学省および「不登校に関する調査研究協力者会議」において、総合的な不登校対策の議論がすすめられています。そうしたなか、豊富な情報量をもとに、不登校を解説する書籍が出版されました。本書の監修をされたのは、奈良女子大学教授の伊藤美奈子さん。伊藤さんは現在、上述の専門家会議の委員も務めています。学校とは何かを問うことを通じ、不登校について考える、親や教員必読の1冊をご紹介します。

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 まず本書で目をひくのが、マンガやイラストのみならず、グラフなどの図を多く用いて、学校や不登校について解説している点です。また、不登校経験者、現役の校長先生、臨床心理士などのインタビューのほか、文科省が発出した通知や調査研究、子どもの相談先一覧や不登校に関する書籍・映画を掲載するなど、情報量が非常に豊富です。

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