ひきこもり経験者が語る「母にしてほしかったこと」

 今年6月、自民党のひきこもり支援推進議員連盟は、加藤勝信厚生労働大臣に対し、ひきこもりの定義の見直しを提言しました。現行の定義の「原則的に6カ月以上、家庭にとどまり続けている状態」について、早期支援の観点から期間の短縮を訴えています。厚労省では、2024年度中に新たなマニュアルを策定するとしています。そうしたなか、ひきこもり経験者らがつくる『ひきポス』という雑誌があるのをご存じでしょうか。最新号の特集のテーマは「ひきこもりと母」。ひきこもり経験者が語る「母親にしてほしかったこと」とは(※写真は『ひきポス』13号 HIKIPOS編集部編 500円税込)。

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 ひきこもりについて、今回は、ひきこもり当事者などがつくる雑誌『ひきポス』をご紹介します。特集が毎号組まれる『ひきポス』の今回のテーマは「ひきこもりと母」。価値観のちがいや距離感、子どもと母のあいだの具体的なやり取り、死別、ひきこもり当事者自身が母になったことで気づいたことなど、ひきこもりと母子関係をめぐり、ひきこもり当事者たちの語りが詰まった1冊になっています。

本書では、不登校・ひきこもりを経験し、現在は一般社団法人ひきこもりUX会議の代表として活動する林恭子さんが、自身の母親と公開討論を行なった際の内容も掲載されています。

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